最終更新日:2025/4/10

トーセイ(株)【東証プライム市場上場】

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業種

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基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

多様な経験を積みながら、不動産プロへ!駆け足で成長を遂げていく、若手社員たち

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大きな商品を扱う、大きな舞台で変貌を遂げていく先輩

6事業による、ポートフォリオ経営を実践するトーセイ。同社に入った社員は、どのように不動産のプロとなっていくのか?さまざまな場で活躍する先輩から、それぞれの成長過程をイメージしてみよう。

■逸見 悠人(2018年入社/商学部卒)
 アセットソリューション第1本部 第2事業部

■松本 涼花(2021年入社/観光学部卒)
 アセットソリューション第2本部 第2事業部

■森 雄介(2024年入社/法学部卒)
 アセットソリューション第6本部 第1事業部

先輩たちの横顔

【逸見さん】学生時代は、商店街の町おこしを行うNPOに参加し、理事を務めていた。みんなで何かを進めることが好きで、今も時々、その商店街を訪れることがある。
【松本さん】学生時代は、三段跳び、短距離など陸上競技に没頭する日々。オフは旅行に出かけることが多く、直近では家族、愛犬と一緒に箱根旅行へ。
【森さん】大学まではバドミントンに打ち込み、今でも時々、仲間とともにプレーすることがある。また音楽が好きで、好きなバンドのライブに駆けつけ楽しむことも。

【逸見さん】多様な業務を通じて、会社事業を俯瞰。ビッグビジネスに取り組むセクションで活躍中

私の場合、就活は最初から不動産業界に絞って、会社訪問を重ねていました。衣食住のなかでも最も費用がかかるのが「住」の部分で、「住」に関わる不動産を深く理解すれば、自分が生きていく上でも、大きな力になると考えたからです。なかでも、トーセイという会社に惹かれたのは、ポートフォリオ経営という多角的な事業展開を行っているところ。さらに、街づくりといった大きなフィールドではなく、自分たちにより身近な不動産を手がけているところにも着目しました。中古物件により強みがあり、その管理や賃貸業務まで手がけているため、不動産ビジネスについて深く学ぶことができると思いました。

入社後、最初は財務に関わり、不動産購入・建築費等の資金調達や、会社全体としての資金調達を行っていました。資金的な面から会社の基盤を支える業務であり、やりがいもありましたね。入社4年目からは、 IRとよばれる投資家に向けた決算開示などを担当、さらには中期経営計画策定にも微力ながら携わりました。

現在は、営業の仕事に携わっています。担当しているのは、再生物件の仕入及び販売事業。トーセイの中核ビジネスで、心臓部と言える業務です。1棟のビル、1棟のマンションといった収益物件の仕入をし、10億円前後もの取引を成立させる仕事。そして、このような物件の買い主を見つけるために、大手不動産仲介会社や地場の不動産会社と情報交換を重ね、しっかりした関係性を築いていかなければなりません。なかなか、購入者が見つからない難しい仕事だからこそ、いざという時、声をかけていただける関係づくりがポイントとなります。現在の部署は配属されてから2年がたちますが、直近で仕入・販売ともに大きな取引が決まり、地道な努力が報われているのを実感します。

昨今の不動産マーケットの全体感としては、依然活況な様相を呈しています。しかし、もし仮に今後この市況が傾くようなことがあったとしても、多角的な視点から会社を支えていける人材になることが、私の目標です。

【松本さん】家づくりは、生活をリアルに考えること。細やかな視点が活きてくる仕事で力を発揮

私の就活中はコロナ禍でした。そこで考えたのは、安定したニーズのある業界・会社に入りたいということ。なかでも自然に目を向けたのが、子どもの頃から興味のあった建物を提供する仕事でした。小学3年の時、実家を新築することになったのですが、住宅展示場などを訪問した体験が、とても楽しかったことを思い出しました。

入社1年目は、賃貸管理の仕事からスタートし、賃借人とのやり取りを中心とした業務を担当。その後、売買業務を手がけるようになり、1棟物件の仕入・販売にも携わった後、現在の開発チームに加わることに。開発の仕事は、土地の仕入から販売にいたる全ての業務に関与します。自分が仕入れた土地に住宅を建てることもありますが、他部署が仕入れてきた土地を扱うこともあります。具体的な建物の計画については、スペシャリストである建築企画本部のスタッフとともに検討を加えていきます。ポイントは、エリア特性を考慮した上で、どういう建物に需要があるかを見極めること。その判断材料を得るために、周辺で売り出されている物件の調査や、賃貸仲介会社を訪問してどんな物件、どんな世帯年収の購入者が多いのかなどを調べます。

開発の仕事に携わって3年がたちましたが、これまで3つのプロジェクトを担当。2024年12月には、販売目標を達成したため、トーセイの理念を体現した人に与えられる「トーセイスピリットアワード」を受賞することもできました。これも、自分たちが狙いを定めた立地に、ニーズに合った建物を作ることができたからだと考えています。普段から温かく接してくださる上司、同僚から「おめでとう」の言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったですね。

リアリティのある間取りプランを考える上では、生活者の目線をなによりも大切に考えています。この物件に住みたい!と思っていただけるように、生活動線を意識することを心掛けています。開発の仕事では、素材や建物の構造などある程度の建築知識も必要となりますが、これについては業務を通して身につけていくことができるでしょう。むしろ大切なのは、細やかな心づかいです。隅々まで目を凝らし、住まう人の快適さを考えていく仕事は、自分に合っていると感じています。

【森さん】充実したサポート制度で、1年目社員を後押し。手応えある仕事に、挑戦心がかき立てられる

就活を始めた当初は、合同説明会などに参加し、様々な企業を知ることに努めました。そのなかで、不動産業界で携わる仕事のスケール感に惹かれ、次第に魅力を感じるようになりました。そして不動産業界に絞って会社を見るようになり、トーセイと巡り合うことに。決め手となったのは、6事業を展開している懐の深さです。なかでも、不動産再生事業に力を注いでいる点に注目しました。中古不動産を見つけ出し、より魅力ある物件に作り変えて再販する。眠っている不動産の価値を、自分で見つけて販売できるというところに、強い興味をかき立てられました。若いうちから主体的に動きながら、不動産の仕入・販売の両方について学べる点にも注目しました。

入社後、半年間はローテーション研修として、5つの部署をそれぞれ1ヵ月ずつ体験。私の場合は、再生物件のバリューアップ案などを考える建築企画本部、不動産ファンドコンサルティングを手掛けるグループ会社のアセットマネジメント部、開発物件の企画を行う不動産開発部、再生物件の仕入・販売営業を行う不動産再生部、営業をサポートする事業推進部でした。例えば、建築企画本部では土地の区割りなど専門的な仕事について学び、お手伝いさせていただきました。

10月から現在の部署に配属。当社の主力である、不動産の再生事業に取り組んでいるセクションです。新人にとって、仕入や販売は単独で進めることが難しい仕事ですが、随時、先輩からのアドバイスをいただきながら進めています。当社には、専任の先輩社員が新人指導にあたる、エルダー制度というものがあります。年齢の近い先輩が近くの席にいてくれるため、いつでも気軽に仕事の基本や細かな作業の進め方について教えてもらうことができています。

再生事業は息の長い取り組みが必要となるため、まだ自身の成果と呼べるものは出ていません。しかし、ローテーション研修のなかで出会った案件の一つについて、今も引き続き追いかけています。この土地の仕入に成功すれば、開発部署のスタッフと協力して、具体的なプランを作っていくことになります。契約を成立させて、次の段階に進んでいくことが当面の目標です。取引額が大きな仕事だけに、契約を成立させることは容易ではありません。しかし、早い段階で初契約を獲得し、部署の戦力に加わりたいと考えています。

学生の方へのメッセージ

【逸見さん】不動産を扱う面白さは、一つとして同じ物件がないところです。通りを挟んだだけで価格が異なり、収益性がガラリと変わってしまうのです。そんな物件一つひとつについて、それぞれの個性を見極めていくところに、醍醐味があると思いますね。そして、私の取り組む売買事業では、若くして億単位の取引を手がけることができます。それが、会社の利益に直結していくところに、この仕事ならではの面白さを感じています。
【松本さん】当社で働く魅力は、若いうちから活躍の場を与えてもらえる環境だと思います。そして、自分なりの考えをもって、主体的に仕事に取り組める点ですね。私が取り組む戸建て住宅の開発では、自分が良いと思った物件がお客さまの心に響き、「こういうのを探していました」と言っていただけると、何とも言えない満ち足りた気持ちになります。さらに、販売契約をいただくことができた時も、大きな達成感が味わえます。
【森さん】当社で取り組むことになる仕事は、不動産会社のなかでも、難易度の高いものになると思います。そのなかで、1年目から主体的にアクションを起こして、今、何をすべきか? を考えて動いています。若いうちから、日々、多くを学びながら難易度の高い仕事に取り組めるのです。いずれにしても、就活は人生を決める大事なターニングポイントです。みなさんには、悔いを残さないよう最善を尽くしていただきたいと思います。

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オフィスのあらゆるところで、フランクに話し合う社員の姿が見られた。多くの人と良い関係を築き、調整を行っていく仕事だけに、意思疎通の上手な人が多いようだ。

マイナビ編集部から

独立系不動産会社として、6事業を展開している同社。なかでも、主力となっているのが再生事業で、売り上げ全体の約6割を占めていると言う。一方、世の中の動きに眼をやれば、同社の事業基盤である首都圏は、未曾有の不動産ブームに沸いている。そのなかでも、同社はここ数年、最高益を更新し続けているということだった。

そんな同社の社風について、3人の若手社員が共通して述べていたのが「チームワークが良く、アットホームな雰囲気がある」ということだ。営業力で伸びてきた不動産の会社ということから、体育会系の堅い雰囲気をイメージしていたと言う先輩もいるが、柔和でバランス感覚の取れた人が多いと言う。また、上下間の隔たりを感じることもなく、部署間のコミュニケーションも取りやすい環境がある。社内の全員が、同じ仕事に取り組む仲間であり、チームでやっていこうという意識が浸透しているのだ。さらに、早い段階から責任ある仕事を与えられるため、自然に挑戦心がかきたてられると言う。また、メリハリをもって仕事もプライベートも、どちらにも一生懸命になれる人が多いと言う。

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企業市民としての、持続可能な社会の実現にも前向きな姿勢を見せる同社。独自にESG方針を定め環境問題、社会課題へのアプローチを続けている点にも注目したい。
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