日本飛行機(株)【川崎重工グループ】

私の所属する生産技術課は品質・コスト・納期の面で最適な生産ラインの構築を担っている職場です。その中で私が主に担当している仕事は以下の２つです。
（1）特殊工程管理
特殊工程とは、その作業によってつくられた製品の品質を、検査だけでは容易に検証出来ないプロセスのことで、予め認定された人・設備・工程をもって品質を保証しています。私の担当する溶接もこの特殊工程にあたり、認定取得のための試験計画、作業者への教育が主な業務です。溶接とひとくくりに言っても部品によって要求は様々。これらを間違いの無い様、要領書に落とし込み作業者に伝えます。外見から見えない工程だからこそ、指示に間違いがないか一層の注意を払い業務に取り組んでいます。
（2）研究開発
より低コストで高品質な製品を製造するため、新たな加工技術を確立し、生産ラインへ導入することが生産技術課の研究開発です。当社では現在生産ラインの自動化を推進しており、私もその一部を担当しています。アイデアが浮かばず辛い時間も多いですが、会社の将来を担う仕事をしているとやりがいを感じながら日々研究に励んでいます。

私の思う当社の魅力について以下の３点を紹介します。
（１）航空宇宙専業メーカー
１番の魅力といえばやはり社名の通り、国内でも数少ない航空宇宙産業に特化した会社であることではないでしょうか。私も就職活動の際、せっかくならスケールの大きいものが作りたいと日本飛行機を志望しました。航空宇宙産業に関われているということは今も変わらず私の自慢です。
（２）若いうちから第一線で活躍できる
若いうちから担当を持ち主体的に仕事に関われる環境にあります。手さぐりの状態での仕事となる為、大変なことも多いですが、自ら積極的に動きどんどん仕事を覚えたい人には向いている環境かと思います。私も１年目でいきなり研究開発の進捗を役員の方もいる前で報告することになったときはとても緊張したことを覚えていますが、こういった経験を重ねたことで人前での発表にも慣れることができました。
（３）業務外での交流
クラブ活動が奨励されており、昼休みには多くの人が社内のグラウンドでサッカーやソフトボールをしています。私も定時後バスケ同好会に参加し、仕事のリフレッシュや他部署の方と交流できる有意義な時間を過ごしています。

【短期目標】
まず現在担当している溶接分野においてはさらに知識を深め、日本飛行機の第一人者と言われることが目標です。そのために現場の知識と経験、世間の最新情報を常に吸収していきたいと思っています。また、今いる職場は私が溶接を担当しているように、各分野の担当が集まっています。こういった環境を生かし、他の分野にも積極的にかかわり、総合的な生産技術力を身につけたいと思います。
【中長期目標】
短期目標を達成した暁には、新規機種の立ち上げに携わることが目標です。生産ライン全体を見渡せる目を持ち、常に効率的な生産方法を追求するエンジニアでありたいと思います。
また、この頃にはリーダーとして決断を求められる立場にもあると思うので、今のうちから素早く判断することを意識して業務に取り組むことが大事だと考えています。