最終更新日:2025/5/14

日本飛行機(株)【川崎重工グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 精密機器
  • 重電・産業用電気機器

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO
  • 10年目以内
  • 機械系
  • 技術・研究系

作る、試す

  • I.Y
  • 2014年入社
  • 31歳
  • 工学研究科 航空宇宙工学専攻
  • 技術部 システム設計課 防衛研試設計係
  • 防衛装備品の設計開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 形の残る仕事
  • 資格・専門能力が身につく仕事
  • 社会インフラを支える仕事
現在の仕事
  • 部署名技術部 システム設計課 防衛研試設計係

  • 仕事内容防衛装備品の設計開発

現在の仕事内容

構造等解析とシステム設計を兼務し、主として自社製品としての防衛装備品の研究・設計・開発に携わっています。
 解析では主に構造・機構解析を担当しています。構造解析では大まかな形状からどのような破壊が起こるかを見極め、様々な解析ツールを駆使して製品の強度を評価し、その結果を設計担当者と議論して製品の形状を決めていきます。機構解析では様々な部品の運動を計算し、製品の動作検討を行います。また、試作品の強度・作動試験方法を検討したり、試験に立ち会うこともあります。そして、解析結果や試験結果を報告書にまとめます。
 システム設計では無人航空機の飛行制御システムを担当しています。設計は機体形状やミッションに合わせて搭載機器を選定し、配線や搭載方法を決め、シミュレーションを駆使して機能・性能を検討します。必要に応じてソフトウェアを作ることもあります。また試験計画を立てデータを取得し、何が良かった・悪かったのかを評価して設計にフィードバックして行きます。飛行試験の際は、ラジコンが操縦できるという理由でパイロットも担当しています。


仕事をする上で心がけていること

構造解析は特に正確さと、破壊モードを見逃さない観察眼が大切です。間違いや見落としは構造の破壊という重大な事態につながるため、集中力に加え慎重さと実直さが求められます。また形状や荷重からどこを荷重が流れるのか?どのように壊れるのか?を常々考え、観察眼を養うようにしています。
 無人機のシステム設計では特にスペースや重量の制限が厳しい中で安全なシステムを成立させるため、しつこいくらい何度もポンチ絵を書きながら、ここが壊れたら何が起きるか?を考えて設計を練り上げます。また無人機は発展途上の分野でもあり、様々な構成品や法規に関する最新情報をいつも収集するようにしています。
 複数のプロジェクトを掛け持ちしていることもあり、時間配分には特に気を使います。また研究開発に携わる者として、眼前の目標だけでなく長期スパンでどのような製品を作っていくか、自分なりに考えるように努めています。


関わった仕事で一番印象に残っていること

・強度試験と動作試験
 入社後初めて構造・機構解析作業に携わった製品の強度・動作試験は、壊れてしまわないか本当にハラハラ・ドキドキでした。すべての試験が無事に終わり、機能することが確認された瞬間の肩の力が抜けるような感覚は、鮮明に覚えています。

・飛行試験
 現場にトラブルはつきもので、限られた時間と道具でいかに問題を解決するかエンジニアの腕の見せ所ですが、トラブルを乗り越えてシステム設計を担当した無人機の飛行が成功し、無事に滑走路に帰ってきたときの感動は特に印象に残っています。


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