(株)フレックス【テレビ朝日グループ】

番組からの依頼や、事件・事故・著名人の速報など突発のニュースに備え、映像素材を貸し出す【窓口業務】、技術部が撮影した映像に、場所や時間、映像内容のほか、放送上の注意事項などの基本情報をデータ入力する【記帳業務】を行っています。
どちらも生放送の報道番組に関わる仕事なので、放送時間を意識しながら円滑に業務が遂行できるよう努めています。時にはバタつくこともありますが、そういった時でも冷静に状況を把握し、放送に繋げるため柔軟な対応が求められ、縁の下の力持ちとして重要な役割を担っています。

幼い頃から漠然とテレビ業界に憧れを抱いており、「映像で人に伝える」ことに興味を持っていたので、大学ではマスコミを専門に学び、部活動では映像制作に励んでいました。
就職活動では、憧れを現実にしたいという思いでテレビ業界を中心に様々な企業を見てきました。その中で、フレックスへの入社の決め手となったのは、説明会やインターンシップ、面接などで接した、フレックス人事部のみなさんの、学生との向き合い方でした。
就職活動で不安を抱える学生に寄り添う姿勢や、面談・面接で応募者一人ひとりの人間性をきちんと見てくださり、時にはアドバイスをくださったことがとても印象的で、気が付けば「私にはこの会社しかない！」という気持ちになっていました。
また、若手のうちから活躍できること、企画・取材の段階から最終的な映像の保存までをワンストップで行っているところにも魅力を感じました。

新年早々、2024年1月1日に能登半島地震が発生しました。当時私は出勤していませんでしたが、地震が発生して以来、技術部の同期から１週間ほど現地取材に行った話を聞いたり、被災地の映像をデータ作成することで事の大きさを身近に感じ、報道機関の立場から、災害について考える機会が増えていきました。
業務ではいつも以上に気を引き締め、放送上の注意事項に配慮しながら作業に取り組みました。
現地の被害状況や避難所の様子、ボランティア活動、家を失くし仮設住宅生活の準備をする被災者など、様々な映像を通して震災の現実を知り、多くの人々の思いを背負って発信していくことに責任の重さや、報道の難しさを実感しました。そして、この出来事、人々の記憶を胸に刻み、後世に残していくことが私たちアーカイブ部にとっての重要な任務なのだと改めて感じ、今後の教訓となりました。

世の中の情報をリアルタイムで即座に入手できる環境で働いていること、自分が関わった映像で、人に何かを伝えられた時や、その映像を貴重な資産として後世に残していくことに、やりがいを感じます。
生放送の報道番組に関わっている以上、放送時間を常に意識しなければなりませんし、特に記帳業務では取材先から瞬時に送られる映像を見て、迅速かつ正確に情報入力するなど、放送に向けた円滑な業務遂行が必要な立場にあるため、緊張感が漂います。
ですが、速報性が求められる現場で働いているからこそ、誰かの役に立っているという実感を得られて仕事に誇りが持てますし、「映像で人に何かを伝えたい」という自身の目標に対する達成感を味わうことができます。
また、放送で完結するのではなく、素材情報を整えて重要な映像資料としての後世に繋げること、部署を越えて共に作り上げた映像に新たな価値を生み出すということに喜びを感じます。

私の場合、周りの友人が、どんどん内定が決まっていくことに不安と焦りを感じ、自分が働いている未来が見えず自信をなくしそうになった時期がありました。
しかし、そんな時こそ今まで一番大事にしてきた夢や目標を振り返ることで自分を奮い立たせ、強い意志を持って真っ直ぐ、ありのままの姿で立ち向かうことができました。
就職活動は誰かとの闘いではなく、自分自身と向き合いこれから進んでいく人生の新たな道を見つける大切な時間です。
どんな困難があっても、諦めず行動し続ければきっと納得のいく結果に出会えると思います。自分を信じて自分のペースで就職活動頑張ってください。