日本赤十字社　愛知県支部

中学生の時、「将来なりたい職業・したい仕事」について調べるという内容の授業で、たまたま中学校の近所にあった日本赤十字社愛知県支部の存在を知りました。将来は人の役に立つような仕事がしたいと思っていたため、「自分もこんな会社で働けたらなあ」と漠然と思った記憶があります。時が経ち、就職活動の際に改めて人の役に立つような公共性の高い組織で仕事がしたいと考えている最中、学内説明会で日赤に再会し、「苦しんでいる人を救いたい」という日赤の理念に他企業にはない魅力を感じるようになりました。

私の所属する青少年赤十字課では、青少年赤十字の理念である子どもたちの「優しさや思いやりの心」を育むためのイベントや学校教員向けの研修を運営しています。
具体的には、子ども達のリーダーシップを育む「リーダーシップ・トレーニング・センター」という研修や、モンゴル赤十字社との国際交流事業、子ども達に記者となってもらい防災に取り組む施設や企業を取材して実際に新聞を発行する「子ども新聞プロジェクト」(新聞社との共催)、などの様々な事業を運営しています。
愛知県の青少年赤十字事業の事務局である当課では、事業を推進するための調整や手続きを行い、青少年赤十字の活動を陰で支える業務を行っています。裏方の仕事だけでなく、自分自身が実際に学校現場に赴き、防災に関する出張授業を行うこともあります。

青少年赤十字の活動に参加した子どもたちの成長を間近で見ることが出来ることに大きなやりがいを感じています。
実際に指導するのは教員ですが、事務局である自分も子ども達の成長の一助になっていることを実感できることが、業務の大きなモチベーションになっています。
子どもたちにとっても自分自身にとっても、青少年赤十字事業を通してとても貴重な経験が出来ていると感じています。

日赤は「苦しんでいる人を救いたい」という理念に共感する職員が集まっていることもあ り、職員は思いやりのある方々が多くいます。私自身、これまで職場の方々にたくさん助けていただきながら仕事をしてきました。今度は私がこれまでいただいた思いやりを周りの方に返せるよう、日々成長していきたいです。日赤の事業や理念に少しでも興味を持たれている皆さんといつか一緒に働けることを楽しみにしています