日本赤十字社　愛知県支部

私の日本赤十字社との出会いは、大学3年生のときに学内で行われた就職説明会が初めてでした。それまでの日本赤十字社のイメージは、災害救護、募金活動、赤十字病院、献血といったざっくりとした印象でしたが、そのとき9つもの事業を行っており、様々な事業を通じて人の役に立っているということがわかりました。当時の「苦しんでいる人を救いたい」というキャッチフレーズを聞いて、徐々に興味が沸いたことを今でも覚えています。

現在は病院の人事課に所属しています。一見、一般的な民間企業等には必ず存在する部署で業務内容もイメージしやすいですが、共通する採用・選考活動、労務管理・給与計算、育成・教育プログラム等の業務がある一方、病院独自の代務医師の手続き、多職種が勤務しているがゆえの職員数の管理（医師、看護師、メディカルスタッフ、事務職等）、資格の管理等人事課の仕事は多岐に渡ります。これら「ヒト」に関する役割を担当することで、組織の労働力を最大限に引き出し、効率的かつ円滑な業務遂行をサポートする役割を果たしています。

期日をしっかり守ることです。大学説明会等の質疑応答の場で、「学生と社会人との違いは？」と聞かれることが多々あります。私は、いくつかある中で期日を守ることと回答しています。もちろん学生のころも宿題や課題等の期日はあったかと思いますが、外部との関わりが増えると同時に院内においても期日を自ら設定し、円滑に業務が遂行する必要があるため意識して仕事に取り組んでいます。

ある程度年数を重ね、病院の事務職員にも慣れてきた今、より時代に合った仕事の進め方が求められると思っています。具体的には、医療ＤＸやＩＣＴ等効率的な業務にしていくうえでのアイディアやその遂行力を発揮していけるような柔軟な発想を持っていきたいと考えています。また、多くの人と関わる仕事であるため、相手の立場にたって最善の選択を提供できるような仕事をしていきたいと思います。