日本赤十字社　愛知県支部

　赤十字との出会いは大学に通い始めたときです。大学に通うときは八事日赤駅を利用していたため毎日赤十字を見ながら通学していました。意識し始めたのは、就職活動を始めた時です。自分のやりたい仕事とは何か、見つめ直した結果「人のためになる仕事」がしたいと思い、名古屋第二病院で医療従事者を支える役割を担うことで、間接的に患者さんの助けになることを志し、日本赤十字社に辿り着きました。赤十字社は「苦しんでいる人を救う」ことを使命として掲げており、まさに「人のためになる仕事」の理想でした。

　名古屋第二病院からジョブローテーションで日本赤十字豊田看護大学へ異動し、現在は入試・広報業務を主に行っています。日本赤十字豊田看護大学は、日本赤十字社の９つの事業のうち看護師等養成事業に基づき看護師養成を行っている大学です。入試業務では、学部・大学院ともに出願受付から入学試験の準備、入学試験当日の運営までを一貫して行っています。広報業務は、受験者を集めることを目的に大学・赤十字の認知度向上に向けて広報誌の作成やホームページ・SNSの運用、進学説明会やオープンキャンパスといったイベントの参加・運営をしています。自身の学生時代を振り返ると、身近に赤十字があったにもかかわらず、赤十字の活動に対する理解が乏しかったと思うため、もっと赤十字の活動と使命を知っていただき、共感を得られるよう広報に力を入れていきたいと思います。

　赤十字の一員であることを意識して誠実に取り組むことを大切にしています。業務の中では、進学説明会やオープンキャンパスといったイベントだったり、業者とのやり取りだったりと外部の方々と関わる場面が多くあります。「苦しんでいる人を救う」ことを使命とする赤十字を身に付けている以上は、間違っても相手に悪い印象を与えてはいけないと思い、誠実に取り組むことを大切にしています。

　私が就職活動の中で一番してよかったと感じたことは、自分を見つめ直すことです。自分がどんな人間なのか、どんな仕事がしたいのか、自己理解を深めれば進むべき道が見えてきますし、面接でも迷いなく答えることができます。人生のターニングポイントになり得る今、しっかりと自分を見つめ直す時間を作ることをおすすめします。その中で赤十字の理念と交わる部分があれば、ぜひ日本赤十字社を目指してください。