最終更新日:2025/3/26

日本毛織(株)(ニッケ)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 繊維
  • 化学
  • 機械
  • 不動産
  • 福祉サービス

基本情報

本社
大阪府
PHOTO
  • 10年目以内
  • 農学系
  • 技術・研究系

自分の「やりたい」を仕事にできる会社で働く

  • K.K
  • 2019年入社
  • 東京農工大学
  • 農学府 環境資源物質科学専攻 卒業
  • 研究開発センター 素材・技術開発室
  • 環境対応素材の開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 研究をメインにする仕事
  • 形の残る仕事
現在の仕事
  • 部署名研究開発センター 素材・技術開発室

  • 仕事内容環境対応素材の開発

現在の仕事内容

私は入社以来、研究開発センターという部署に所属しており、日々研究開発の業務に取り組んでいます。研究開発センターでは、メンバーそれぞれが複数の研究テーマを担当し、3人前後のチームでそのテーマに取り組みます。
近年、世界中でSDGsへの関心が高まり、企業もSDGsへの対応が求められています。研究開発センターにおいても、持続可能な社会の実現に貢献する開発を行うという方針のもと、研究開発を行っています。私は数あるテーマの中で、環境対応素材の開発に携わっており、具体的には、「羊毛の樹脂化技術を応用した製品開発」「バイオマス・生分解性プラスチックの繊維化」に取り組んでいます。
「羊毛の樹脂化技術を応用した製品開発」では、羊毛を高圧で熱プレスすると、べっこう調の樹脂「ウール樹脂」になる技術を応用し、眼鏡メーカーと共同で、ウール樹脂を加工した眼鏡フレームの製品化を目指して開発を行っています。
「バイオマス・生分解性プラスチックの繊維化」では、プラスチックの成形方法の一つである溶融紡糸法を用いて、グループ会社や大学と共同で産業用繊維の開発を行っています。


現在の仕事のやりがい

私が現在取り組んでいるテーマの一つに、「海中生分解性繊維の開発」があります。このテーマでは、昨今問題となっている海洋プラスチックごみや、廃棄された漁具が海洋生物に危害を与える「ゴーストフィッシング」などの海洋汚染問題の解決に貢献することを目的に、海中でも分解する繊維の開発を行っています。しかし、開発に使用する生分解性プラスチックは、一般的なプラスチックと比べて強度が低く、要求特性を満たす繊維を作製することが難しいという課題があります。
この課題をクリアするために、私は繊維の作製条件を細かく調整し、チームメンバーと協力しながら何度もトライ&エラーをくり返すことで、繊維の強度向上を目指して開発を進めています。難易度が高いテーマではありますが、環境にやさしい製品を世に出すことは、学生時代からの夢であり、社会貢献にもなると思うので、とてもやりがいを感じながら製品化を目指して日々取り組んでいます。


ニッケに入社を決めた理由

私がニッケに入社を決めた理由は2点あります。
1点目は、ニッケグループが多角的な事業展開を行っている点です。会社説明会で話を聞くまでは、ニッケは衣料繊維事業のみを行っているものと思っていましたが、実際にはたくさんのグループ会社と連携しながら様々な事業分野に挑戦し、事業展開に成功していることを知りました。多角的な事業展開によって、ニッケグループは安定的な経営を実現できていることや、新たな分野に挑戦し続けていることが魅力に感じました。
2点目は、ニッケの研究開発センターは、自分がやりたいと思ったことを研究開発のテーマにしやすい、つまり、やりたいことを仕事につなげやすい環境である点です。会社説明会で研究開発センターの先輩社員の話を聞く機会があり、「市場調査を行い、事業性があると判断できれば研究開発テーマとして取組むことができる」と聞き、モチベーションを保ちながら仕事ができる職場環境であると感じました。


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