最終更新日:2025/4/18

(株)CURIOUS PRODUCTIONS

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 放送
  • 広告制作・Web制作
  • 芸能・映画・音楽

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

広く世の中に届く番組を制作する。責任とやりがいの大きな仕事

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キャリアの異なる先輩たちの仕事に迫る!

NHKを中心とする番組制作で実績を残すCURIOUS PRODUCTIONS。その最前線に立ち続けるプロデューサー、ディレクター、ADの3人の先輩たちに、番組制作の面白みなどについて語ってもらった。

牧野さん
執行役員 プログラムプロダクション1部 部長
工学部情報工学科卒
1998年キャリア入社

小幡さん
プログラムプロダクション2部 ディレクター
文学部新聞学科卒
2018年入社

河原さん
クリエイティブプロダクション部 アシスタントディレクター
理工学部情報工学科卒
2023年入社

先輩から一言

「働く環境が良くなったとはいえ多忙な仕事です。ハングリー精神や根気強さのある人材を求めたいですね。大志ある人材はがっちり支えていきます。」(牧野さん)
「社内には同世代が多いのでおのずと話が弾んでいます。仲のいいメンバーとは休日に山登りに行ったり先輩の家に集まったりしてオフタイムでも繋がっています」(小幡さん)
「フレックス制なので早朝に出社して仕事を終わらせ、フロアでもっとも早く帰宅するのを意識しています。好き勝手に働いていると自負しています(笑)」(河原さん)

【牧野さん】多くの人の意見をまとめ、番組の骨組みを作り上げる

前身の企業から数えて25年以上にわたり、私はNHKを中心とするテレビ番組の制作に携わってきました。最初はADやディレクターとして現場の最前線にいましたが、この四半世紀の間に会社が発展を遂げ、手掛ける番組数や社員数も増えていくと、いつしか人を管理する立場に変わっていき、約10年前からはプロデューサー業務に専念することになりました。

プロデューサーは番組制作における責任者であり、クオリティ、予算、要員の手配など、番組を作る上での全体的な管理を手掛けていきます。NHKから委託されての番組制作が主体ですので、同社側のプロデューサーとの折衝も重要な役割の一つ。私の場合はNHKのPR番組、ドラマの総集編といったところを任されてきました。

多くの人が力を合わせて番組を作るのですから、その中心に立つプロデューサーは人のマネジメントに気を使わなくてはなりません。メンバーたちの働きやすさ、仕事に向き合う楽しさを第一に考え、一人ひとりの意見を尊重することは、特に心がけてきたつもりです。メンバーがやりたいことを突き詰めるのは大事ですが、スケジュールがある仕事ですから納期も守らなくてはなりません。何を優先するべきかには毎回、悩まされていますが、決まった答えがないからこそ、状況に応じて柔軟に考えることを意識してきました。

思い出深いのは昨年、人気ドラマシリーズのファンミーティングがNHKホールで開催されるにあたり、イベント収録と番組放送を請け負った経験です。演者やイベント会社、番組スタッフ、そして来場されるお客さまなど、非常に多くの人間がかかわるだけに調整事がかなり難しかったのですが、なんとかイベントも成功し、無事に放送できたときの達成感は格別でした。

番組は、プロデューサーとディレクターが二人三脚で作っていきますが、大きな枠組みや方向性は、プロデューサーが決めることが多いです。自分の意見をもとに番組制作を進め、新しい番組や映像を形作る喜びをたっぷり味わえるのは、何よりのやりがいだと感じています。

執行役員という立場上、会社のこと全体を見渡すのも私の務め。より良く働ける環境を作るべく、いっそう部署の垣根を超えたコミュニケーションができる機会を設け、チームで一体となって成長できる会社にしていきたいと思っています。

【小幡さん】新しい経験を重ね、視野を広げられるのがディレクターの醍醐味

大学ではメディア学を専攻していたこともあり、就職活動では映像や出版、舞台などに関わる企業を志望していました。当社に関しては就活サイトで偶然、存在を知ったのですが、子どもの頃から教育テレビが好きで、NHKの番組には馴染みがあったため、興味を深めていきました。テレビのみならず、ラジオやWeb動画の制作も幅広く手掛けている点に共感したのも当社に入社する決め手の一つとなりました。

入社後、最初はADとしてWeb動画の撮影補助のほか、相撲の特番、ビジネス基礎などの番組を担当し、ディレクターの考えの一歩先を見据えて、段取りよく行動する力を磨きました。3年目からは本格的にディレクターとなり、まずは週末に放送するドラマの総集編に携わることになりました。視聴者数が非常に多いドラマシリーズだけに、プレッシャーはありましたが、構成を判断するのは基本的にはディレクターの役割。曖昧な状態でいると周囲も迷ってしまうので、自分自身が“どうしたいのか”を明確に決めるように心がけました。

その後、教育番組の担当になり、ドイツ語や高校物理などさまざまな番組制作に携わっていきました。中でも小学校の社会科の番組では、初めて一人でロケを任された経験が転機となりました。今思うと準備不足も甚だしく、現場で慌ててしまうことばかりでしたが、失敗を教訓に次につながるスキルが磨かれていったのだと思います。

映像制作をしていると、普通では行けない場所に行けることや、会えない人に会えることがモチベーションにつながっています。社会科の番組ではお米農家やコンビニ本社、唯一無二のスキルを持つ職人など、好奇心が刺激される場所に何度も訪れることができました。ミーハーなことを言えば、好きな演劇の演出家にインタビューできたのは嬉しい経験でしたね。

現在は子ども向けの工作番組のディレクターを担当しています。まだ担当して日も浅いですが、NHKならではの教育番組は子どもたちの心に残っていくだけに、非常に作り甲斐があると改めて実感しています。これからもさまざまな番組制作に挑戦してみたいですし、後輩も多くなってきたので下の世代を育てられるように自分を高めたいですね。

【河原さん】早い段階でコーナー制作に挑戦。つかみ取れるチャンスが無数に存在する

大学ではCGやAIといったデジタル技術を学んでいた私は、当初は地元・愛知県のIT企業への就職を考えていました。しかし、動画コンテンツ作りを趣味にしていたこともあり、映像に携わってみたいとの思いが次第に強くなってきて、就活の途中で映像制作会社希望にシフトしました。当社に関しては選考中、何度も社長と話をする機会に恵まれ、会社の雰囲気の良さ、映像への基本姿勢が伝わってきたのが入社の決め手となりました。

1か月の新人研修ではビジネスマナーや同業他社との合同研修、現場での実習などを通して映像制作の基礎や流れを学習。その後、5月にはADとして配属され、まずは先輩ディレクターの指示を受けながらリサーチや資料集めといった仕事から始めていきました。ある回では絵画作品を紹介することになったのですが、その権利元がどこにあるかわからず悪戦苦闘するも、原題から検索してドイツに管理会社があるのを発見。翻訳ソフトを活用してメールをやり取りした結果、なんとか期日通りに許可が取れたのは一つの自信となりました。

業務の中で意識してきたのは「できない」とは言わないこと。若手だからといって甘えていられませんし、新しいことにも積極果敢に挑戦してきました。おかげで入社して2年足らずの間に、非常に多くの経験を積み上げることができました。実際、既にディレクターとして子ども向け番組のゲーム企画コーナーの制作を任されるようになっています。毎回、計12本分を形にするので、企画から完成までは2か月もの時間を要するなど、苦労も多いですが、視聴者の皆さんに楽しんでもらうために試行錯誤を繰り返しています。

映像制作に興味があって入社しただけに、プロの現場での撮影方法を一つひとつ間近に見ることができるのは大きな刺激になっています。視聴者としては何気なく見ている番組ですが、下準備して現場をまわし、編集、納品を経て無事に放映される一連の流れには非常に多くの人がかかわっていることが肌で感じられるのも、仕事をしていて面白いと感じる要素です。

なんとかディレクター業務をこなしてはいるとはいえ、未だ先輩の力なしには完成させることはできません。まずはしっかりと独り立ちを果たし、納品までのすべてを自分で行えるようになりたいですね。そのためにも現場独特の緊張感の中で多くの経験を重ねていくつもりです。

学生の方へメッセージ

社会人はどうしても時間的な制限を受けてしまうもの。それだけに学生時代は豊富な経験を積んで、自身の幅を広げていってください。ただし、まずは目の前の学業を形にするのが大前提です。仕事に直結する内容の学問ではなくとも、新しい物事を学び、考え抜いた経験は、その後の人生に大いに生きてくるはずです。ましてやコンテンツ制作という世界では多様なベースが役に立つだけに、学んでおいて損をすることはないでしょう。

就職活動においては、どうしても名前が知れている会社、BtoCの会社に着目しがちですが、BtoBにも中小にも優れた会社がそろっています。視野を広げて企業を見つめ、その中で自分に合った企業に出会ってください。その上で放送業界や番組制作、引いては当社に興味を持っていただければ幸いです。

私もかつてはディレクターとして、さまざまな番組制作に携わっていました。自分が面白いと思って形にした番組が、世の中の人々にいい意味での影響を与えるというのは何よりも嬉しい瞬間です。私の時代はアンケート等でしか反応が返ってきませんでしたが、今はSNSで声が直接、届くだけにやりがいもことさら大きくなっています。ぜひ番組作りの喜びを私たちと共に分かち合いましょう。
<代表取締役・黒川 幸太郎>

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黒川代表(写真左)と取材対応してくれた3人の先輩たち。人数が少ない会社だけに経営層と社員の距離も近く、思ったことをストレートに打ち明けやすいという。

マイナビ編集部から

会社を率いる黒川代表が話してくれたように、CURIOUS PRODUCTIONSは知的好奇心を刺激する映像制作で名を馳せている。実際、番組ラインナップを見ていると、教育や趣味、教養を深めるタイトルがズラリと連なっており、説明を見ているだけで “知ってみたい”との思いが掻き立てられる番組も数なくない。

取材に応じてくれた先輩たちは、必ずしも映像を学んできたわけではないという。それでも問題なく、NHKという影響力の大きな放送局の番組作りに励んでいる姿は頼もしい限りだ。多くの人に届くコンテンツを作る喜びをモチベーションに、社員たちは真っすぐに突き進んでいる。

経験ゼロからでもスタートダッシュが切れるように、新卒に関しては手厚くサポートしている。入社後はいきなり現場に配属されるのではなく、1か月半の新人研修を通して番組制作の基礎を身につけることができる。その後はOJTを通して学びながら、ADから段階的にディレクターへ成長していく。近年は番宣用で用いる短時間のWebコンテンツも多く、若い人が制作を任されるチャンスも多いという。映像制作の醍醐味をたっぷりと楽しめるチャンスが、同社には確かに存在する。

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本社のある渋谷区神山町はNHKからも近く、きめ細かな対応もしやすい。継続して新卒を採用しているだけに若い世代の姿も数多く見受けられる。
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