最終更新日:2024/9/17

日鉄パイプライン&エンジニアリング(株)

業種

  • 建設
  • プラント・エンジニアリング
  • 設備工事・設備設計
  • 鉄鋼
  • ガス・エネルギー

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

プラント土木設計の世界へ!入社2年目の若手技術者の挑戦と成長の軌跡

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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充実の研修制度、上司・先輩社員の指導を通して着実に成長

エネルギー・水道パイプライン、プラントの設計や施工、メンテナンスを手掛ける「日鉄パイプライン&エンジニアリング」。入社2年目の社員に入社理由やこれまでの経験、成長実感、今後の目標などについて伺った。

資源・エネルギー事業部 Y.Tさん(2023年入社/環境社会基盤工学分野修了)

若手は語る!

「学生時代は文化祭の実行委員や、バーでのアルバイトにも力を入れていました。先輩社員とのコミュニケーションでは、こうした土木の勉強以外の部分も役立ちます」
「新入社員研修で最も印象に残っているのは、製鉄所の見学です。普通の生活をしていたら絶対に立ち入ることのできない施設をみられるのも当社ならではの魅力です」
「土木を専攻していたとはいえ、コンクリートなどの材料力学は苦手分野でした。ただ、上司や先輩社員がフォローしてくれるので、“学ぶ姿勢”があれば大丈夫です」

入社のきっかけは企業理念「資源と人をつなぐ」。充実の福利厚生も魅力!

子どもの頃から「人や社会のために役立ちたい」という思いを持っていた私は、将来的にはインフラに関わる仕事に携わりたいと考え、中学卒業後、高等専門学校(高専)の土木分野に進学。高専・大学院を通して約9年間、土木や環境工学の勉強に取り組みました。土木については土質力学や構造力学、河川工学、港湾工学など。環境工学については、水処理や環境アセスメントなど、幅広い分野について学習しました。高専の研究室では嫌気性微生物を使った下水処理法。大学院の研究室では、土壌水分の測定方法に関する基礎的な研究に取り組みました。

当社の存在を知ったのは、高専4年生の時。企業研究を進めるなかで偶然知りました。当時は下水処理に関する研究に取り組んでいたこともあり、浄水場など水処理関係の仕事を中心に会社選びを進めていたのですが、当社の「資源と人をつなぐ」という企業理念を目にして“ハッ”としたんです。「これまでは綺麗な水をつくることしか考えていなかったが、それを必要としている人々に届けなくては何の意味もないのではないか」と。そして、「水だけではなく、ガスや水素などのエネルギーを人々につなぐ仕事に携わりたい」という思いが高まりました。当時は「もう少し研究を続けたい」という気持ちもあったので、企業研究は一旦中止し、大学院に進むことになりましたが、当社が私の“第一志望”であることに変わりはありませんでしたね。

こうした背景のもと、修士1年の夏頃には、当社の「5daysインターンシップ」に参加。インターンシップは、会社の概要や事業内容の説明のほか、直径2mはあろうかという大型水道管の埋設現場の見学、構造設計の演習、そして、先輩社員による座談会など、盛り沢山の内容でした。当社の仕事の面白さ、先輩社員のリアルな働き方やオフィスの雰囲気を自分の肌で知り、「やはりこの会社しかない」と入社を決意しました。

福利厚生の充実ぶりも入社の決め手の一つでした。特に魅力を感じたのは借上社宅制度です。当社には独身者は35歳まで、複身者は45歳まで借上社宅制度を活用することができ、家賃の約8割を会社が負担する仕組みが整っています。私は入社1年目の冬に結婚したのですが、借上社宅制度は、マイホームの購入資金を貯蓄する上でも大いに役立っています。

新入社員研修、現場研修、設計演習を通して着実にレベルアップ!

2023年に入社すると、まずは約5カ月間の新入社員研修です。具体的な研修メニューとしては、会社の概要や事業内容・業務内容の説明からはじまり、外部講師によるビジネスマナー研修、自動車運転講習や小型移動式クレーンの運転技能講習、CADによる設計や溶接の実習、さらには製鉄所の見学など実に多彩。技術系総合職として入社した社員はもちろん、事務系総合職として入社した社員も含め、同期全員が同じ研修を受けるのが大きな特徴です。幅広い分野の基礎を学ぶことができ、さらに同期17人との仲を深めることができたのも嬉しかったですね。

新入社員研修終了後の9月には、資源・エネルギー事業部のプラント土建技術室に配属。約1カ月間、同技術室の基本的な仕事を学んだ上で、10月からは約3カ月間の現場研修となりました。私が派遣されたのは、LNG(液化天然ガス)気化装置の配管を建設するための基礎をつくる現場。現場研修では、施工管理の担当者や協力会社の職人さんの動き方をみて学ぶだけではなく、簡単な事務作業や朝礼での講和を経験する機会もありました。また、協力会社の職人さんとも積極的にコミュニケーションを取ることで、現場の職人さんが読みやすい図面の書き方を学ぶことができました。正直な話、現場研修に出る前は、プラント土建技術室の先輩社員が何を話しているのかわからないということが少なくなかったのですが、現場研修を終えてからは、話の内容を概ね把握できるようになっていました。こうした点でも自らの成長を実感することができましたね。

現場研修が終わった後も、研修期間はまだまだ続きます。2024年1月から約5カ月間、入社年次の近い先輩社員(コーチャー)のもとで、マンツーマンでの設計演習がありました。演習用のデータをもとに、直接基礎と杭基礎で設計した場合の構造計算を行い、基礎の大きさや強度や費用面を比較して、適切な設計方法を決める練習を繰り返し行なったのですが、高専・大学院で学んだ知識、スキルを総動員してもわからないことが少なくありませんでした。ただ、困ったことがあればコーチャーが丁寧に教えてくれましたし、上司には根本的な設計思想に遡ってのアドバイスをいただくことができました。機械的に設計することを良しとせず、常に原理原則に立ち戻り、自分の意思で設計できるようにフォローしてくださったのは本当に勉強になりましたね。

技術者としてのスタート地点へ。目指すはプラント全体を理解できる技術者!

このインタビューを受けているのは入社2年目の5月中旬。設計演習が終盤に差し掛かっているところです。もうしばらくして設計演習が終わったら、プラント増設工事の応札に向けた基礎設計・見積業務に取り組む予定なのですが、その準備段階として、つい先日、土木担当者として現場説明会に参加してきました。初めての実務が会社の利益を左右しかねないチャレンジングな仕事ということで緊張感もありますが、技術者としてスタート地点に立てるかと思うとワクワクします。上司や先輩方に教わった、物事の本質を理解する姿勢を大切にしながら、仕事に取り組んでいきたいと思います。

私自身の今後の目標は、土木構造物のみならず、プラント全体を理解できる技術者になることです。道路や橋梁、ダム、トンネルといった一般的な土木構造物の設計に携わる技術者であれば、構造物のことさえ熟知していれば完璧な仕事ができると思いますが、プラント土木設計はそうはいきません。基礎の上に乗る建築物はもちろん、配管や各種機器、電気・計装設備とのつながりについて総合的に理解していなければ、完璧な設計は実現できないんですね。これこそまさしくプラント土木設計の難しさであると同時に、いちばんの面白さだと思っています。

最後に働きやすさについても触れておきたいと思います。当社では入社1年目から有給休暇が20日付与される上に、気兼ねなく申請を出すことができます。また、フレックス出勤も可能。自己管理をしっかりと行い、業務を調整することができれば、仕事とプライベートを両立しやすい会社だと思います。ちなみにプライベートでは、同期と一緒にドライブに出掛けたり、海に行ったりして遊んでいることが多いですね。配属先はバラバラですが、研修や遊びなどで集まったときには、どんなことでも腹を割って話せる間柄です。仕事の関係を超えた仲間と出会うことができるのも、当社の大きな魅力。本当にありがたいですね。

企業研究のポイント

企業研究をスタートする際、いきなりやりたいことを見つけるのはそう簡単ではありません。ですからまずは、視野を大きく広げて自分が興味を持てそうな業界や職種を探してみましょう。選んだ「業界×職種」から、なぜその分野に興味を抱いたのかをより深掘りして考えることで、自分でも気付いていなかった適性が見えてくると思います。

目指すべき方向性が見えてきたら、次は会社を絞り込んでいくフェーズへ。HPや情報サイトに目を通す際は、待遇・福利厚生だけで判断するのではなくどのような「企業理念×ビジョン×行動指針」を掲げ、事業展開をしているのか。そこで自身がどのような事に携われ成長出来るのかをしっかりと考えてみてください。

当社の企業研究をする際は、まず日本製鉄グループに注目してもらいたいですね。そこから、日鉄パイプライン&エンジニアリングの位置付けや役割を理解してください。また、当社と同じようにパイプラインを手掛ける会社がどれだけあるのかも、チェックしてみてもらいたいポイントです。

当社は大手グループの一員としての安定基盤のもと、日々の生活の”あたりまえ”を支えている事業を展開しています。安心して長く活躍できる会社であることが、よく理解していただけると思います。〈人事担当/I・Aさん〉

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「社員に会ったら積極的に質問してみましょう。例えば仕事以外の事で同期や先輩後輩との関りや、交流などを聞いてみると会社の雰囲気が分かると思います」(I・Aさん)

マイナビ編集部から

エネルギーパイプラインや水道パイプライン、プラントの設計や施工、メンテナンスなどを担う日鉄パイプライン&エンジニアリング。今回、同社で活躍中の若手社員Y.Tさんにお話を伺って感銘を受けたのは、入社から1年余りに及ぶ教育・研修体制や福利厚生の充実ぶり。そして、Y.Tさんのコミュニケーション力の高さだった。

どのような質問に対しても、ときおりユーモアを交えながら、明快かつ的確な回答を返してくれる。こうしたコミュニケーション力があるからこそ、上司や先輩社員のアドバイスを積極的に仰ぎ、そして、同期の仲間と支え合いながら直面する課題を一つひとつ解決し、仕事に必要な知識やスキルを身に付けていけるのだろう。こうした社員が活躍している点に、全国各地の社会インフラ、プラントを支える同社の強さを垣間見たのである。

社会インフラをつくる仕事に興味関心をお持ちの方はもちろん、充実した教育・研修制度の整った会社で着実に成長していきたいという方、「資源と人をつなぐ」仕事を通して人々の豊かな生活を支えていきたいという方へ企業研究の一社におすすめしたい会社である。

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企業理念「資源と人をつなぐ」のもと、エネルギー・水道パイプライン、プラントの建設、更生・更新を通じ、カーボンニュートラル並びに強靭な社会の実現を目指している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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