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最終更新日:2025/3/25
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部署名研究部
勤務地和歌山県
仕事内容受託製品をスケールアップしたり、自社の新製品を開発する仕事
後輩3名と一緒に、3つの開発テーマと受託テーマに取り組んでいます。毎朝、営業とミーティングを行い、専門紙に載っている話題について話し合い、次のビジネスにつながりそうなテーマを探すといった開発営業にも関わっています。そのほか、環境委員会のメンバーとして、SDGs活動を推進。当社は中小企業なので、皆が複数の業務を担当しています。
博士課程を卒業した私は、最初はゴリゴリの研究者だったんです(笑)。それが入社して「お客様は何を求めているのだろう?」と考えるようになりました。その要求に応える研究をしないといけない、と。ラボでは気にならなかった製造コストも、スケールアップでは問題になってきます。コストの試算もして上司に報告したりして意識が高まってくると、“ビジネスとしてのケミストリー”が見えてきて、学生時代にはなかったおもしろさを感じるようになりました。売れるかどうかなんて、アカデミックの世界では関係ありませんが、企業ではそれがすべて。3年目の頃に自分のなかでこのパラダイムシフトが起こり、ワクワクしたのを覚えています。
入社5年目から6年目にかけて、1年間だけ開発営業を担当させていただきました。「営業と研究をシームレスな状態にしていこう」というのが社長の考えで、ときどき、こうした配置転換があるのです。これがものすごく勉強になりました。社長に同行して東京出張もよく行きました。大手企業の重役の方と食事をご一緒したときは、緊張で味もわかりませんでしたが(笑)、貴重な経験でした。私たちとはちがった視点を持ち、広い視野で業界の動きを捉えている方々と話すだけでも学ぶことがたくさんあり、大いに刺激を受けました。
私もそうですが「いろいろなことをやってみたい」という方に向いていますね。ちなみに私は展示会の実行委員長を務め、『化学戦隊コニレンジャー』の制作にも携わりました。当社の営業には文系出身者もいます。文系の方は、理系では思いつかない視点を持っているので強みにもなりますよ。商談相手も研究職ばかりではなく、購買部門の方が窓口になることもある。その場合は、専門知識以前に相手の立場で考える力やコミュニケーション能力が必要なんです。化学の知識を生かし、スペシャリストとして純ケミストリーをやってみたい方、深い知識はないがゼネラリスト的に活躍したい方。多様な人材が会社を活性化させると思っています。
当社にはPSQ(ポリシルセスキオキサン)、S-PES(スルホン化ポリエーテルスルホン)という2つの自社開発製品があります。いずれも収益を上げていますが、さらに成長させて事業を拡大したいと思っています。S-PESは世界の水問題やエネルギー問題の解決にも貢献できる可能性があり、SDGsの観点からも大いに期待しています。そして将来、これらに続く新製品を開発するのが私の夢。どんなに優秀な製品にも寿命はありますから、次々に生み出していかなければ。研究と営業で身につけた知識をフル活用して種を撒き、花を咲かせ、ビジネスとして成功させたいです。