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最終更新日:2025/4/2
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部署名ファイン製造部ファイン第一グループ
仕事内容シリカゾルの製造に関する業務
私は入社以来、ファイン製造部でコロイド材料の製造業務に携わっています。入社3年目までは導電性塗料を、現在はシリカゾルの製造を担当しています。製造部の仕事はお客様への納期や品質、コストを考えながら生産計画を立案し、モノを作るだけではなく、工程が滞りなく進むよう機械や設備の管理や品質の管理、また、現場で起こる様々なトラブルへの対処も必要になります。 また、当社の競争力のひとつとしては研究開発力が挙げられますが、研究所で開発したサンプルを上市する為にはスケールアップ・実機試作が必要になります。既存の設備で作れるものだけではなく、中には新しいラインや設備の導入が必要になるものもあり、そのようなケースでは研究部門や技術部門、営業部門と協力し検討を進めます。私も新製品の立ち上げプロジェクトに参加していました。残念ながら途中で検討が終わったものもありますが、そこで培ったノウハウが今でも役に立つことがありますので、今後も機会があれば積極的に参加したいと思っています。
大学時代は化学を専攻しており、テーマは高分子化学、特に有機-無機ハイブリッド材料に関する研究を行っていました。テーマの1つとして、分散材や表面修飾などの手法を用いて、シリカ粒子をプラスチックフィルムに分散させる研究を行っていたのですが、その時に使用していたものが、実は弊社のシリカナノ粒子でした。独自の高い技術を持っている点、若いうちから様々な事にチャレンジ出来る環境がある点に魅力を感じ、縁あって入社することとなりました。幸いなことに在学中から当社の先輩方とは交流を持たせて頂いていたので、就職活動や入社を決めるうえで不安を感じることはなかったと記憶しています。
製造部門においてお客様の要求するQ(品質)C(コスト)D(納期)を満たす製品を提供する事は大事なことです。よく「研究開発は100回のうち1回成功すればいいが、製造は100回成功しても誰も褒めない」と言われますが、それはモノは出来て当たり前という意味です。しかし、それを安定的に達成するためには、設備保全やや5S等、日々の地道な活動が必要になります。当社には50年以上稼働している機械もあり、そういった設備は特に気を使います。プレッシャーに感じることもありますが、モノを作って利益を確保する柱であるという自負が、やりがいのひとつになっていると思います。 もう一つの製造部門の使命はコストダウンやキャパアップによる利益の伸長だと考えます。製造条件の見直しや収率向上、省力化等様々な視点から課題の解決に取り組みます。トライ&エラーで物事を進めて行く点では、ある意味研究開発に似た側面がありますし、製造現場では結果を出せばすぐに利益に直結するので、そういった面でのモノづくりのおもしろさも味わえると思います。
日本全体で見ても製造業の人手不足は問題になっています。当社においても例外ではなく、またそういった状況の中でも市場を拡大し、企業として成長を遂げて行くために、製造現場における自働化・省力化並び補助部門における作業の効率化等の生産性向上活動が必要となります。工場における生産管理は、紙で作られた記録用紙を基にすることがほとんどです。膨大な数の記録から、必要なデータを抜き出し、整理して、統計的手法を用いて加工し、品質やプロセスのの管理に努めています。この過程にはたくさんの人手と時間が費やされています。また、設備の運転ログなど社内で埋没されているデータを利活用し、生産性の向上を図ることも求められています。当グループではこれらの問題を解決すべく、製造部門でのモデル職場として、システム部門と連携して、よりスリムかつスマートな管理体制を構築すべく、検討を進めています。ようやく第一歩を踏み出したところですが、製造現場の安全操業・安定生産・安心品質を達成するためにも早く成果を上げたいと考えています。