最終更新日:2025/4/24

(株)ジェイ・エス・エス

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東京都

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事業について伝えたい

ハイジャックや航空機爆破などを未然に防ぐ空港保安検査業務とは?

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保安検査隊として活躍する先輩社員の仕事

東京国際空港・成田国際空港・関西国際空港・那覇空港・仙台空港・新千歳空港・福岡空港で、航空保安事業や危機管理コンサルティング事業を展開する同社。空港保安検査業務を担当している社員に話を伺った。

瑞慶覧 千聖さん(写真右)
沖縄保安検査隊・リーダー補佐/2018年入社

宮國 杏花さん(写真左)
沖縄保安検査隊/2020年入社

玉城 達略さん(写真中)
沖縄保安検査隊/2021年入社

社員から一言

「夏休みやゴールデンウィークなどの繁忙期には、お客さまのご理解を仰ぐことも増えますが、安心・安全を実現するためにも丁寧に保安検査を行います」(瑞慶覧さん)
「この業務では人と関わることが多く、対応力という面で本当にいろいろな学びがあります。経験を通じてどんどん対応力が身に付いていくのを実感しています」(宮國さん)
「まだまだ学ぶべきことがたくさんあるのを実感します。早く一人前になって周囲からも頼られる存在になりたいです。ゆくゆくはリーダーを目指しています」(玉城さん)

【瑞慶覧さん】いついかなる時も「確実・迅速・丁寧に」がモットーです。将来はリーダーを目指しています

保安検査では、ハイジャックやテロを防止するために、機内持ち込み手荷物やお預け荷物のX線検査、搭乗されるお客さまのボディチェックと身の回りの検査を行うのが具体的な業務となっています。

私は学校で紹介されたのをきっかけに当社に興味を持ち、会社見学に参加しました。空港の安全・安心を守る保安検査の仕事は堅いイメージがありましたが、どの検査員もお客さまと笑顔で和やかに接しているのを見て、ちょっとした驚きがありました。入社した現在は、お客さまに安心して保安検査を受けていただくことが大切だと理解したので、私も笑顔を欠かさずに業務に取り組んでいます。

保安検査では、いついかなる時も、確実・迅速・丁寧に業務を進めていきます。心掛けているのは、お客さまが快適で楽しいご旅行が楽しめるよう、真摯に対応すること。それだけにお客さまから「ありがとう」という言葉をかけられると、とてもうれしい気持ちになります。またお客さまの保安検査が無事終了し、飛行機に搭乗し終えた際には達成感も得られます。

保安検査は個人ではなくチームで取り組んでいきます。周囲には先輩たちがいますのでコミュニケーションがとりやすく、わからないことがあればすぐに相談できます。入社以来、私が大切にしているのは、上司や先輩の良いところを学びながら自分も実践し、後輩たちの模範となるように努めること。私はリーダー補佐でもあるので、リーダーと一緒に部下の話を聞いたり、相談に乗ったりといったマネジメント業務も担当しています。リーダーからマネジメントのノウハウを学び、ゆくゆくはリーダーのポジションを目指しています。

当社では子育てをしながら働いている社員もいます。産休・育休、時短勤務といった制度も整備されていますし、有給休暇も取得しやすく、誰もが働きやすい環境だと思います。

【宮國さん】若手が業務で戸惑うことがあっても、先輩が速やかにフォローしてくれます

大学時代に経験したアルバイトでは、人と接することにやりがいを感じていました。空港の業務であれば、空港を利用されるお客さまと関わりながら働くことができます。また保安検査については、空港の利用者として検査を受けた経験もありますし、人生において得られるものが多そうだという思いもあり、当社への入社を決めました。

会社見学で当社を訪れた際には、皆さん忙しそうに勤務していたのですが、私に気さくに声をかけてくれたり、優しくあいさつをしてくれるなど、とても働きやすそうな印象を持ちました。周囲に気配りができる先輩が多いので、入社してからもこの印象は変わっていません。

臨機応変に対応しなければいけない状況で私が戸惑っていると、先輩が速やかにフォローしてくれます。保安検査に携わりはじめた頃は、慣れない業務で緊張もしていたのですが、それなりに経験を積んだ現在は、必要以上に力まずに取り組めています。周囲に気を配りながら皆と連携を取りつつ、スムーズな保安検査ができるようになり成長も感じています。

保安検査では、お身体の不自由な方や保安検査に不安をお持ちの方もいらっしゃるため、常にお客さまに安心していただけるように心掛けています。混雑時には予想外のことが起こるケースもありますが、どんな状況においても臨機応変に行動し、お客さま一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションをとることが大切です。保安検査が終わり、お客さまから感謝の言葉をいただいたときは、とてもうれしく、やりがいを感じます。

私は入社してから国家資格である空港保安警備業務検定2級を取得しました。現在は1級の取得を目指して勉強に励んでいます。資格取得を通じて知識を向上させていくだけでなく、保安検査における対応力もさらに磨いていき、どんな状況にも対応できる検査員を目指しています。後輩が何か困ったことがあった際には頼られる先輩になるべく、日々の業務に取り組んでいます。

【玉城さん】会社の支援のもと、空港保安警備業務検定2級を取得。当社は人材育成にも力を入れています

当社の存在は先輩を通じて知りました。空港で働くことに憧れがあり、ホームページを見てみると人材育成に力を入れていることを知り、保安検査という業務にも興味を持ち入社に至りました。

入社から約2年経った今では業務理解が深まり、最近、空港保安警備業務検定2級を取得したこともあって、基本的な知識が身に付いてきたのを実感しています。一方で、例えば警察官とのやり取りなど、イレギュラーな状況が発生した際に機敏に対応していくには、まだまだ力不足だと感じています。応用力を磨いていくためにも、わからないことがあれば積極的にリーダーに質問しながら、今後の成長につなげるよう意識しています。

保安検査隊員は皆そうだと思うのですが、やはりお客さまから「ありがとう」と言われることがうれしく、やりがいにつながっています。また何事もなくご搭乗いただき、飛行機が滞りなく運航されているのを見ると、一山越えたような達成感もあります。

保安検査では、安全・安心を実現するために荷物検査やボディチェックなどを実施しますが、特殊な業務なので研修でしっかり知識を身に付けていきます。荷物検査やボディチェックは、いきなりお客さまに対して実施するわけではなく、先輩にサポートしてもらいながら、模擬的に行う保安検査を通して学んでいきます。試行錯誤を重ねて、自信をつけてから実際の業務に取り組めるので、とてもありがたかったですね。

私は最近、空港保安警備業務検定2級を取得したのですが、資格の勉強については、勤務時間内で先輩にフォローしてもらいながら学ぶことができました。当社がこうして社員の育成に時間をかけているのは、ぜひ知っておいてほしいところです。

入社してまもなく2年。保安検査スキルが高まっていくにつれ、この業務は滞りのない空港の運営や飛行機の運航に欠かせないものだと深く理解するようになりました。ちょっとしたミスが何かしらの重大な危険につながることがあるかもしれませんので、保安検査の際には気を引き締めて、真摯に取り組んでいます。

学生の方へメッセージ

コロナ禍による、航空業界が受けた大きな影響について、メディアでも報じられていました。学生の皆さんにとっては、給与面などに不安をお持ちの方もおられるかもしれませんが、当社では給与・賞与ともにコロナ禍以降も満額が支払われています。また大きく遠のいていた利用客もここ最近は回復しておりますので、安心して働くことができる点をまずはお伝えしたいです。

飛行機や空港を利用したことのない方にとっては、保安検査はなじみのない業務だと思いますが、空港内には保安検査所というスペースがあり、飛行機に搭乗するお客さまの荷物の中身を調べたり、金属探知機で検査する専門的な業務を担当します。興味をお持ちの方は、業務理解を深めるためにも、ぜひ会社見学の機会を利用してください。

当社では人材育成にも力を入れています。国家資格である空港保安警備業務検定については社内で教育を行っており、勤務時間内での学習の機会を設けています。また費用面も会社がサポートします。資格を取得することによって、保安検査業務の専門家となるキャリアパスを実現できます。

(人事担当/與那嶺 厚さん)

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「コロナ禍の影響が気になる方もいると思いますが、利用客は回復基調にあります。給与面はコロナ禍から現在まで満額で支給されていますのでご安心ください」(與那嶺さん)

マイナビ編集部から

空港の安心・安全を守る業務から、保安検査の仕事に対して堅いイメージを持つ方もいるかもしれない。確かに搭乗客の荷物検査やボディチェックなどを担当するため、それなりに緊張感を持って業務にあたる必要があるだろう。しかしながら、社員の皆さんに話を聞いてみると、お客さまにリラックスして快適な空の旅を楽しんでもらえるよう和やかな笑顔で対応することが重要なのだと理解できた。

空港の混在状況や搭乗客の事情などに応じて、保安検査にも臨機応変な対応が求められる。保安検査隊として安心・安全を守るために決められた業務をこなすだけでなく、危険を未然に察知し、搭乗客の不安をくみ取るなど、各自の力量を問われるプロフェッショナルな業務であることも、今回の取材を通じて見えてきた。

今回取材をさせていただいた3名は、空港を利用される搭乗客に安心・安全を提供することがやりがいだと話していた。空港や飛行機が当たり前に利用されている、その当たり前を下支えするのが保安検査の業務。日常においては保安検査隊の方々に目を向ける機会は少ないかもしれないが、空港の運営には欠かせない存在である。

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JALグループとして国内の各空港で事業を展開している同社。快適な空の旅を支えている縁の下の力持ち的な存在でもあり、空港の安全を最前線で守っている。

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