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最終更新日:2025/3/4
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部署名九州事業所 材料技術部 NDI技術室
仕事内容製鉄所での非破壊試験による設備の保全・教育活動
非破壊検査業務に携わっています。非破壊試験とは、物を壊さずに表面や内部のきずを見つけ、きずの状況や進行具合を調べる技術の事を言います。その中でも製鉄所内における非破壊試験技術者資格の認定業務に携わっています。この仕事は、非破壊検査業務に従事する方に向けて第三者の資格認定組織とは別に、製鉄所内で独自の資格を設けており、その認定のための講習会や試験の実施を行っています。この仕事を担当するに当たり、多様な資格を必要とする為、私個人も資格取得のため日々講習会や実技訓練に参加し勉強しています。また、製鉄所の様々な設備で実際の非破壊検査の探傷を行っています。工場設備は長期に渡り稼働しており、定期的に劣化状況を調べる必要があります。普通であれば、気になる箇所の設備を分解し、きずの有無を確認する必要がありますが、非破壊検査は検査対象を解体することなく検査をできるため、コストやスクラップを減らすことができ、環境にも優しい有用な技術です。
非破壊検査技術が向上した時に最もやりがいを感じます。所持している資格数が少ないので補助という形で現場に入ることが多いですが、その分得られるものも大きいです。資格試験の講習会や紙の上での勉強で分かった気になりがちですが、実際の現場では、設備が置かれている環境や長年の使用による経年劣化、きずの調べる位置等、その他多くの要素に影響されます。そのため、一般的な手法に様々な工夫を加えてきずの探傷が行われます。そうした状況できずを見つけ正しく評価できたときには自らの成長を感じ、設備の保全を担うので大きな達成感も得られます。また非破壊試験の資格認定講習会の補助業務の際は受講者に的確にアドバイスできているか、質問に分かりやすく返答できているかを意識していますが、初めて探傷器を触る受講者が数日のうちに実力を身に着けてる様子は非常に教え甲斐がある上、自身の理解も深まります。
私は大学で電磁気による鋼板の欠陥探傷を行う非破壊検査技術の研究を専攻していたので、将来は非破壊試験技術の探傷や開発を通して社会インフラにおける設備品質の保全に携わりたいと考えていました。非破壊試験に関わる検査会社は多くありましたが、当社は日本製鉄の試験・分析会社であり、鉄は世の中を形作る上で最も大事な基盤となる素材です。非破壊検査という分野で考えると、この素材の設備等の保全を担うことは最も社会を基礎から支える仕事ではないかと思い入社を決めました。
非破壊試験は様々な設備に合わせて、どの検査方法が適しているか、又、検査対象物の使用状況から、どの様なきずが検出されるのかを考慮し、時としていくつかの試験方法を組み合わせてより正確にきずの位置や大きさ、種類を測定しなければなりません。そして、正しくきずを評価するには、製鉄所の各設備から、厚板や鋼管等の製造技術まで様々な事柄への理解を深める必要があり、非常に専門的な知識と技術が必要になります。私は現在2年目で、所持している非破壊検査の資格もまだまだ少ないので、なるべく早く資格を取得することが当面の目標です。。その後は、非破壊試験技術者資格認定のために、現在行われている技術講習会や実技訓練の内容を見直し、よりわかりやすく、効率的に受講者に提供できたらと考えています。そして将来的には、数値解析を用いて検査時における正確な応力測定の計算をしたり、新しい非破壊検査技術の開発に携わりたいと考えています。
当社は若手からチャンスが与えられ、指導も丁寧なので自分の深めたい専門性を安心して磨くことの出来る会社だと思います。試験・分析の仕事に携わりたい方に非常に適した環境です。また、就活中は数多くの企業や人々に出会い、その中で自分の将来に対する考え方や目標が変わるかもしれません。そんな時は一旦頭の中を整理して、本当に自分がやりたいこと、将来の自分の姿を想像して悔いのない就職活動にして下さい。