最終更新日:2024/10/24

東光工栄(株)

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

電気工事の知識・経験“ゼロ”からでも安心して成長し、活躍できる会社へ!

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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先輩社員の挑戦と成長の軌跡

北海道・札幌市の電力ライフラインを守る電気工事の施工会社として活躍する東光工栄(株)。優秀な3名の先輩社員に入社理由や研修・仕事内容、やりがい、今後の目標等について伺った。

■中村太祐さん(配電線工事班/私立クラーク記念国際高等学校/2018年入社/写真中央)

■世戸直輝さん(配電線工事班/北翔大学生涯スポーツ学部スポーツ教育学科/2023年入社/写真右)

■金井大輔さん(配電線工事班/札幌科学技術専門学校電気技術学科/2024年入社/写真左)

先輩社員は語る

「難しくてできなかったことを克服できたときなど、技術力の向上を実感しながら仕事に取り組めることもやりがいにつながっています」(中村さん)
「指示されて動くだけでなく、高所作業車で仕事をしている先輩が必要とするであろうことを先読みし、前もって準備をするように心掛けています」(世戸さん)
「電気工事の知識や技術力を高めるためには、仕組みの理解もさることながら、道具や材料を見たり、触ったりと、自分の身体で覚えることが大切だと思います」(金井さん)

電気工事に関する知識もスキルも“ゼロ”からのスタート。着実に成長し、高所作業車の仕事へ(中村さん)

私は高校卒業後、電気工事に関する専門的な知識もスキルも“ゼロ”の状態で当社に入社しました。当社を選んだ理由としては、ライフラインに関わる仕事を通して、人々の生活を支えられること。給与や休暇などの待遇・条件面の良さ。人事担当者の雰囲気の良さに魅力を感じたことが大きかったですね。この会社なら上司や先輩社員とコミュニケーションを取りながら、元気に働いていけると思いました。

2018年に入社し、研修やOJTを通して、電気工事の基本を学んでいきました。当社では5人1班で現場作業を進めて、2年目までは高所作業車でクレーンを伸ばして作業を行う先輩社員に、電線を繋ぐための材料や、地上で組み立てた変台(変圧器を載せる台)を渡したりする“下回り”の作業に取り組みました。最初のうちはわからないことばかりでしたが、心掛けていたのは、とにかく元気に挨拶をすること、理解した上でしっかりとした返事をすることです。先輩社員と積極的にコミュニケーションを取り、経験を積み重ねていくことで、知識や技術が自然と身につきました。

入社3、4年目からは高所作業車に乗っての作業を担当。高所作業車のクレーン先端の作業スペースに乗り込み、新しい配電線を張ったり、古い配電線を張り替えたりする作業や、電柱上部に設置された変圧器等の機器の取付・取替作業、ご家庭に電気をつなぐための引込線工事を行いました。不備なく施行するのはもちろん、手際よく、見栄えよくなど創意工夫を発揮する余地がたくさんあります。安全かつ正確、スピーディな施行ができるよう、班長や副班長と綿密なミーティングを行い、段取りよく進めるように心掛けています。現場経験の豊富さと引き出しの多さによって、作業のスピード感、仕上がりの質に大きな差が出るので、毎日が勉強の連続です。緊急工事で停電の復旧に携わった際など、お客様に感謝の言葉を掛けていただけたときには、大きなやりがいを感じられますね。

最近は下回りを担当している後輩社員を指導することも増えてきました。少しのミスや不注意が命に関わる仕事なので、締めるところは締めますが、危険な行動が見つかった場合には、その理由を理解してもらえるまで丁寧に説明するように心掛けています。今後の目標は高所作業の中でもメインパートを担当できるようになること。中長期的には副班長や班長へのキャリアアップを実現したいと思っています。

入社1年目は班長・先輩のサポート役に従事。資格取得支援制度や働きやすい環境も魅力(世戸さん)

学生時代はスポーツ系の大学で教員免許の取得に向けた勉強に励む傍ら、サッカー部の活動に注力。企業研究に当たっては「体を動かす仕事」を軸に据え、さまざまな業界を見て回っていました。当社への入社を決めたのは、現場見学に参加したのがきっかけです。電気工事に関する知識もスキルも文字通り“ゼロ“でしたが、架空配電線工事や建柱工事の現場を回ってみて、自分の“軸“にぴったりのやりがいある仕事だということがわかりました。また、疑問に思ったことがあれば、班長に気軽に質問できましたし、どのようなことを聞いても丁寧に教えてくれました。「この会社なら安心して学んでいける」と思い、入社を決めました。

2023年4月に入社し、新入社員研修を経て、架空配電線工事の現場へ。1年目は中村さんと同様に高所作業車で作業にあたる先輩社員をサポートする、“下回り“の仕事に取り組みました。班長や先輩社員のアドバイスを仰ぎながら、課題や疑問を一つ一つ潰していくことで、入社半年後には仕事の流れを一通り覚えることができました。

最近は下回りの仕事に加えて、直接電柱に昇って先輩社員をサポートする機会も増えてきています。先輩社員の作業を間近で見ることができるので非常に勉強になりますし、自らの成長を実感しながら、やりがいを持って現場に臨むことができています。また、入社1年目には中型免許を取得しましたが、教習費用を会社にサポートしてもらったり、教習を受けるためにスケジュールを調整してもらったり、さまざまな形でサポートしてもらいました。このように資格取得支援制度が整っていることも、仕事へのモチベーションにつながっています。

働きやすい環境が整っているのも大きな魅力です。残業はほとんどありませんし、ゴールデンウィークや年末年始には長期休暇を取ることができます。有給休暇に関しても、入社1年目から気兼ねすることなく取得できるので、仕事とプライベートを両立することができています。今後の目標は、高所作業車での仕事に携わることです。臨機応変に作業ができるよう、今のうちから先輩の仕事を見て、勉強を重ねていきたいと思っています。

充実の新入社員研修、実地研修を通して、電気工事の基礎を習得!(金井さん)

学生時代は専門学校の電気技術学科で、第二種電気工事士の資格取得に向けた勉強に注力。在学中に取得することができました。企業研究に当たっては、電気工事業界を中心に会社選びを展開。企業研究を進めていくうちに当社を知り、「施工管理ではなく、現場で働きたい!」「ライフラインに関わる仕事に携わりたい」という私の希望とまさにピッタリの会社だということがわかりました。人事担当者や先輩社員のコミュニケーション力の高さ、どのような質問をしても笑顔で的確な回答を返してくれるところに魅力を感じ、入社を決めました。

2024年4月に入社すると、最初に自社の導入研修として「社会人としての心構え」「ビジネスマナー」「電気知識」「基本技術」などを座学や実技研修で学びました。その後実地研修として、3つの班に1週間ずつローテーションで同行し、下回りの仕事を実際に体験しながら学んでいます。専門学校で電柱の構造や仕組みなど、電気工事の基本的な知識を学んでいたので、仕事の流れは比較的スムーズに理解できましたが、工具や材料の呼び方が違うために一から覚える必要がありましたし、現場で実際に触ってみると「こんなにも重いものだったのか」と驚かされることも少なくありませんでした。ただ、疑問に思ったことがあれば、指導役の先輩社員に気軽に質問できましたし、とても丁寧に教えてもらえたので本当に助かりましたね。

5月に入ると元請け主催の新入社員研修があります。約3週間かけて、工具の使い方や電柱の昇り方など、より実践的な知識やスキルを本格的に学んでいきます。その後はいよいよ本格的な現場作業となりますが、下回りの仕事をしっかり覚え、できるだけ早い段階で高所作業車の仕事へとステップアップできるよう、努力を積み重ねていきたい。これが現時点での私の目標です。

企業研究のポイント

企業研究に当たっては、志望企業の事業内容や社会的な意義、そして、その会社で描くことのできるキャリアビジョンをしっかりと理解することが大切だと思います。この点、電気工事に取り組む当社は、ライフラインを支える使命を持ち公共性が高いため、安定的に受注を確保できるという大きな強みがあります。電気工事に関する知識、技術を身に付けて、生涯安定して仕事を続けていきたい方にはぴったりの業界といっていいでしょう。

また、最初から一つの業種・業界に絞って会社選びを行うのではなく、できるだけ広い視野をもって企業研究を進めることも大切です。興味のない業種・業界の情報も積極的に収集いただきたいと思います。また、実際に足を運び、現場を見たりして、職場の雰囲気を自分の肌で感じていただきたいですね。

ちなみに、当社の電気工事スタッフは専門性の高い職種ではあるものの、必ずしも電気系専攻出身者が優位というわけではありません。このように、入社してからの技術・知識の習得次第で十分キャッチアップできる環境かどうかも見極めながら企業研究を進めてみてください。

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企業理念の「安定したライフラインを提供し いつも安心と笑顔を」をモットーに電気工事を通じて街の“ひかり”を守るやりがいや責任感を常に感じて日々施行しています。

マイナビ編集部から

スイッチを入れたら明るい部屋に。あたたかいご飯を食べ、お風呂に入る。そんな「当たり前の日常」を陰で支えているのが、東光工栄(株)の社員たちだ。特に自然災害が多発する近年、その存在はより注目されている。今回インタビューに応じてくれた先輩方も数年前に起きた地震による停電を経験し、地域貢献度の高さや、やりがいを実感しているように取材を通して感じられた。

インフラを支える仕事は、景気に左右されないとよく言われる。特に電気は、生活に欠かせないもの。安全にお届けするために電柱や電線の工事はもちろん、古くなった設備のリニューアル(更新工事)、新しく建つ建物へ電気を通す工事(引込線工事)など、その仕事がなくなることはない。そして、2024年10月に創業58年目を迎える同社の仕事の多くは、北海道電力からの発注によるもの。ここにも、企業の安定性をうかがい知ることができ、再開発が続く「新さっぽろ」に拠点を置き、これからも「当たり前の日常」を変える一役を担っていくだろう。

電気工事に興味関心をお持ちの方はもちろん、専門的な知識、技術を身に着けて、自律的なキャリアを築いていきたい方や、人のために役立ちたいという志をお持ちの方にも企業研究をお勧めしたい会社である。

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本社オフィスは札幌市厚別区。架空配電線工事、建柱工事を通して、1967年の創業以来、半世紀以上にわたって、札幌市及び周辺エリアの電力ライフラインを守り続けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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