最終更新日:2025/4/11

(株)コスモス薬品【薬剤師職】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 薬品
  • 医療機関

基本情報

本社
東京都、福岡県

取材情報

研修・教育について伝えたい

働きやすさもキャリアチャンスも。創設期の今こそ、未来のビジョンも大きく描ける。

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コスモス薬品の新しいチャレンジがスタート!

全国約1,600店舗、売上高約9,649億円という「コスモス薬品」。数年前からスタートしてきた調剤薬局事業を本格化する企業の魅力を探るべく、調剤部のY・Yを訪ねました。

調剤部 マネージャー
Y・Y
2013年入社

コスモス薬品を研究!

調剤部門の本格展開がスタートした同社では、「ディスカウントドラッグストアコスモス」から「ドラッグストアコスモス」へと名称を変更。今後は併設店の面分業に力を注ぐ。
地域に溶け込み、多くの顧客と距離を縮めるコスモス薬品だからこそ、患者様との信頼関係を構築しやすい同社。地域の人から選ばれる調剤薬局づくりをめざす。
社内インストラクターがOTC関連の勉強動画を週2~3本アップ。自分の好きなタイミングで受講し学ぶことができ、知識をアップデートする機会も盛んに用意されている。

手厚い福利厚生完備!「7連休&4連休」と「6連休&5連休」、好きなスタイルを選択!

調剤薬局で働く薬剤師は、日祝日は休み。さらに、月間のシフト制で3日分の休みを自由に選択できるため、土日月と3連休にしたり、平日に休みを入れたり、自分のライフスタイルに合わせて休むことができます。年間休日は120日。長期休暇の取得を推奨している当社では、社員に対して必ず「7連休&4連休」または「6連休&5連休」のいずれかの組み合わせを選んでもらい、最低でも年2回はゆっくりリフレッシュできるようにしています。年末年始は繁忙期になるため、なかなか難しいですが、それ以外のシーズンで比較的自由に取りやすいため、社員からも評判です。いろいろな社員の意見がありますが、全体的に見ると「6連休&5連休」でバランスよく取る人が多いようですね。遠方の実家に家族で帰省したり、旅行を楽しんだり。思い思いに連休を楽しんでいます。ちなみに、年末は12月28日まで営業し、年始は1月4日から営業(2024年実績)。お盆休みは近くの病院に合わせた日程でお休みにしています。
一方、残業時間に関しては、薬剤師職の月平均所定外労働時間は3.1時間(2024年実績)と非常に少なく、ほとんどの店舗でほぼ定時に退社できています。現在、調剤薬局は50店舗あり、処方箋の枚数により忙しさも多少は変わりますが、基本的に残業はしない方針で動いています。今日の仕事はできるだけ定時までに終わらせる、残った業務があれば、翌日の営業時間内に終わらせるよう心掛けています。
また、調剤薬局事業を本格的にスタートしたのが約3年前のこと。他社に比べたらこれから周知していく部門になるため、どの店舗もこれから処方箋が増えていくと考えています。とはいえ、機械設備の導入や処方箋の管理アプリなど、人の手をできるだけ減らす先進的な取り組みをしているため、対物業務より対人業務に時間を費やせる環境を整えているのもコスモス薬品の強みです。

メンター制度で安心の新人時代。その後も周囲と協力しながら成長できる社風が自慢。

新入社員研修を受けた後は、各地域でエリア別研修を実施。社会人としての基本的なことや会社の方針などを学び、5日間の調剤セミナーを受講します。業務する上で必要となる機械やシステムの使い方などを習得した後は、配属先の管理薬剤師や先輩によるOJT研修がスタート。メンター制度を導入しており、仕事のことはもちろん、社会人となり戸惑っていることはないかなど、プライベートまでしっかりサポートしています。いつでも誰にでも聞きやすい環境があるため、早い段階で信頼関係を構築できるのもコスモス薬品の職場環境だからこそ。配属先には、調剤薬局店の規模に応じて2~7名の薬剤師が働いており、調剤事務のスタッフと協力しながら仕事に取り組んでいます。今後も薬剤師の研修をさらに充実しようと業界大手の教育システムの導入を計画するなど、学べる環境をさらに整備していく予定です。
一方、当社では調剤報酬点数を上げることによる個人への評価はなく(薬局全体を評価)、ノルマもありません。患者様に対して適切な医療の提供、健康の不安を取り除き安心の提供を目指しています。そのため、薬局内ではお互いが協力しあって勤務しており、個人へのインセンティブやノルマがない為「雰囲気が良い」と驚かれることも多くあります。

ドラッグストア業界で築いた安定基盤を強みに、他社と差別化を図る調剤薬局事業を展開。

実をいうと、コスモス薬品の歴史は、調剤薬局からスタートしています。宮崎県延岡市で創業した「宇野回天堂薬局」がそのはじまりですが、将来的に調剤薬局では事業が立ち行かなくなるだろう、これから伸びるのはドラッグストア事業だろうと店舗展開を進め、現在のコスモス薬品の成長があります。しかしながら、近年の診療報酬改定では、コンビニエンスストアより多い薬局に対し、国から「医療費を削減すること」が求められており、「薬局に対する報酬を減らす」方向で改定が進んでいます。そこで、新たに増えているのが、病院の近くで営業する門前薬局ではなく、地域の人々の生活圏に立地するドラッグストアに調剤薬局を併設し、複数の病院の処方箋を受け取る面分業の調剤薬局です。
少子高齢化や技術の進歩などの背景から、今後も医療費は高騰し、薬剤師の人件費まで含めるとハイコストとなる調剤薬局は淘汰されていくだろうと考えられています。その中で、ドラッグストアだけでも年間9,649億円を超える売上を持ち、全国約1,600店舗展開という安定基盤を持つ当社には、新しい事業に投資できる企業体力はもちろん、既に調剤薬局併設店を出店しやすい環境が整っています。門前をはじめとした調剤薬局の淘汰が進むと処方箋の受け皿がなくなるため、当社ではその受け皿となれるよう数年前から試験的に店舗づくりを進めてきました。今後も医療費削減は国や人々の大きな課題であることは間違いなく、オンラインで処方箋や最大3回まで繰り返し使用できるリフィル処方箋の登場など、処方箋の扱い方も大きく変化しています。すでに広い駐車場を持つ郊外店を中心に店舗展開しているコスモス薬品なら、後発ながらオンライン処方箋やリフィル処方箋の受け皿となり、面分業を展開できるはず。また、認定薬剤師手当を毎月の資格手当に加えるなど、後発だからこそ薬剤師の待遇や福利厚生にこだわり、働きやすい環境とともに地域に根ざした調剤薬局併設店を育てたいと考えています。

学生の方へメッセージ

企業研究では、数字から企業について知って欲しいと思います。例えばドラッグストア業界の売上高ランキングを見ていく中で、1店舗あたりの売上高を見てみると、また違った気づきが生まれると思います。売上高を店舗数で割ると、コスモス薬品の1店舗あたりの年間売上高は6億円超と大きく、1店舗出店した時の成長率の違いや各店舗が各地域で支持頂けている事が分かります。ランキングなどの目で見える部分だけで企業の強みを判断するのではなく、数字から読み解く力をぜひ養ってください。
当社の企業研究を進める上で知っていて欲しいのは、コスモス薬局の調剤薬局事業は、本格的にはじまったばかりだということです。新卒入社の若手薬剤師のメンバーも、自分たちでコスモス薬局の調剤部門をつくり上げていく面白み、これからどんどん拡大していくやりがいを実感できていると思います。また、地域にしっかりと根ざしてきた店舗が多く、処方箋をお持ちいただいたお客様から名前と顔を覚えていただける、新しいお客様と出会えるなど、普段からお買い物で親しまれているドラッグストアならではの距離感で、お客様と接点を持つことができます。その中で、真のかかりつけ薬剤師になり、地域に根ざして貢献できるのもコスモス薬品ならではの薬剤師のやりがいです。
(調剤部:Y・Y)

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「コスモス薬品を取材したいというメディアの依頼もありますが、当社は情報を外に出していません。会社説明会で詳しい情報などをお伝えしています」とY・Yさん。

マイナビ編集部から

全国各地に店舗展開するコスモス薬品がコンセプトに掲げるのは、いつでもどこでも必要なものがすぐに買える店舗展開や価格を重視する「小商圏型メガドラッグストア」。関東・北陸・東海・関西・中国・四国・九州で約1,600店舗を展開、売上高9,649億円と国内最大級の規模を誇る同社の強みは、独自の出店基準を設け、徹底した標準化や効率化を意識した店づくりを行なうことだ。本部と店舗間で連携し、棚割りやマーチャンダイジングを徹底するほか、会員カードやポイント導入をせず、医療品や化粧品、食品を低価格で揃えることで集客を実現。自社PBブランドを積極的に開発し、価格競争において優位性を持つなど、独自のビジネスモデルを持つ。その結果、顧客満足度調査のドラッグストア部門で14年連続No.1(※財団法人日本生産性本部調査より)を獲得。ハード面だけでなく、接客の良さも顧客満足に大きく貢献しているという。本格スタートした調剤薬局事業について話を聞いた今回のインタビューでは、後発だからこそ業界を研究し、事業の未来を見据えた店舗づくりを進めている様子を知ることができた。既に各地域にどっしりと根ざす店舗の強みを生かし、今後ニーズが拡大する面分業で存在感を発揮できる可能性は非常に大きい。その創設期に携われる面白みも若手薬剤師に魅力だとY・Yさん。「企業研究では、後発だからこその取り組みに注目してください」と話す。

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合言葉は、「電気、水道、ガス、コスモス」。地域に根づいたインフラをめざす同社では、地域の人たちにとってなくてはならない存在になれるよう店舗づくりを進めている。

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