最終更新日:2025/3/1

住友精化(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 化学
  • 紙・パルプ
  • 日用品・生活関連機器
  • 化粧品
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都、大阪府
PHOTO
  • 5年目以内
  • 技術・研究系

メカニズムを解明するための評価技術や新製品の研究開発を推進

  • H.Y
  • 2018年入社
  • 28歳
  • 東京工業大学生命理工学院
  • 生命理工学院生命理工学系
  • 開発研究所 コーポレートグループ
  • 増粘剤の評価技術の開発と新製品開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 研究をメインにする仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • 資格・専門能力が身につく仕事
現在の仕事
  • 部署名開発研究所 コーポレートグループ

  • 仕事内容増粘剤の評価技術の開発と新製品開発

入社を決めた理由は何ですか?

大学時代は、医薬品や化粧品などの材料開発において重要な役割を果たす、有機合成反応の開発を主に研究していました。就職活動では、専攻を活かせる化学メーカーを志望するなか、住友精化は規模が大きすぎない一方で、グローバルに事業展開しているため、若手にも仕事を任せて活躍できる環境があると感じました。最終的には研究所を見学した際に、開放的な雰囲気の中で楽しそうに働く先輩方の姿や人柄の良さに魅力を感じて入社を決意。優しくて親切な上司や先輩が多く、仕事が行き詰まったときにも何でも相談できる働きやすい職場です。


現在の仕事内容について教えてください

コーポレートグループでは、経験だけに基づくのではなく、素材の機能のメカニズムを解明するための評価技術の研究開発を進め、それを生かした新製品開発を行っています。私は主に、化粧品の使い心地を良くし、肌になじませる役割を果たす増粘剤を手がけ、現在は新たな機能を持った架橋ポリアクリル酸の開発を担当しています。例えば、粒子の分散安定性など、お客様から求められる機能や物性を達成できるよう製造方法を検討したり、用途の探索のために製品の機能評価に取り組んでいます。


仕事のやりがいと印象的なエピソードは?

新しい評価技術を確立し、新製品開発に貢献できたときにやりがいを感じます。特に印象に残っているのは、「架橋ポリアクリル酸の構造と機能との相関の解明」のテーマに取り組んだことです。ポリアクリル酸は、同じアクリル酸ユニットからできていても、架橋の構造や分子量などによって機能や触感などが大きく変わります。確立した評価方法がないなか、様々な論文を読み、思いつく限りのことを試し、上司や先輩に相談しながら新しい評価技術の方法を見出しました。このときに得た経験や知識をベースに、他部署の業務や知見も参考にしながら視野を広げ、様々な重合方法を試して製品開発に活かすことができました。


仕事やプライベートの目標について

住友精化の次の柱となるような製品を生み出すことが目標です。日常業務の中で自分の専門性を高めることはもちろん、視野を広げるために世の中の動向や技術などにもアンテナを張ることが大切と考え、会計や財務、市場マーケットに関しても独学で学んでいます。このような努力を重ね、どのような製品が市場に受け入れられるのかを考えられる研究者になりたいと考えています。
ちなみにプライベートでは子どもが生まれ、家族との時間を大切にしています。有給休暇を利用して旅行に出かけるなど、これからも充実した生活を送っていきたいですね。


学生の皆さんへメッセージ

就職活動では悩むことも多いと思いますが、いろいろな会社を見ていくプロセスで、自分の軸が見えてくることがあります。私自身、化学メーカーの中でも「働きやすさ」「会社の雰囲気」「ちょうどいい組織規模」をポイントに会社を絞っていきました。さらに、自己分析をして面接時には「深く物事を考えられる特技を活かして研究に取り組みたい」としっかり自分の強みをアピール。たくさん考えて行動することで、何事にも自信を持って挑戦できるようになります。ぜひ、学生のみなさんも後悔のないよう頑張ってください。


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