(株)グローバルBIM【鹿島建設グループ】

大学で設計の課題に取り組むたびに、周りの友人たちが作る作品に「すごい！」と感嘆し、他者が創意工夫を凝らした設計を見るのが大好きになりました。就職活動においても、次第に自分が設計するのではなく、さまざまな建築設計に携われる仕事に就きたいと考えるように。

3D上で建築全体を集約・把握できるBIMの特性や、当社のBIM技術者はまさに多彩な種類・規模の建築に携わることができるという点にも興味が募りました。また、CADを扱うことが好きだったので、自分の好きなことを生かせること、そしてBIMは新しい技術であり、将来性の高いスキルを身に付けられることに惹かれ、BIMを専業とする当社への入社を決めました。

入社後はモデリング業務や、各社が作成した3Dデータを一つの建築データとして取りまとめる総合調整業務を経験。現在は自ら希望してVRに使用するモデルの作成を担当しています。あるときゴーグルを装着してVRの没入感を体験する機会があり、「すごい！私も作ってみたい！」と胸が高まったのがきっかけです。

現在は大手高級ホテルのリノベーションに向けて、バスルームを360度再現したVRの制作を担当。室内の照明の色味や強さ、壁面に敷き詰める石材の反射状況など、細部にわたってこだわりを凝縮しながら作り込んでいます。実物がない中で制作していく難しさを感じる一方で、少しずつ現実に近づけていくことに面白さを感じているところです。

大学時代に使用していた3DCADソフトを使う機会が多く、ソフトの操作に関する面では学生時代に学んだことが生きていると感じています。

ただ、入社後に新しく学ぶことのほうがはるかに多く、楽しみながらスキルアップに励んでいるところです。使ったことのなかった3Dモデリングソフトを操作する機会にも恵まれ、これらに詳しい同期の仲間や先輩に「この機能はどう操作する？」「この処理はどうすれば？」と聞き、助けてもらいながら業務を進めています。

逆に私が同期から3DCADソフトについて質問を受けることもあります。そういう意味で、それぞれが学んだことを生かし、補いあいながら成長できる環境だと思います。

同じ案件に取り組むメンバー同士の席が近く、わからないことをすぐに相談できる環境です。周りを見渡しても、職場全体で会話が活発に飛び交い、どんな些細なことでも気軽に聞ける雰囲気があります。

私は人に質問することが苦手だったのですが、職場の雰囲気につられて「何でも聞いてOKなんだ」と考えられるようになりました。VRの制作で判断に迷ったときには、「どっちの色味がいいと思う？」と同期に聞くことも。マネージャーも気軽に話しかけてくれて、相談しやすい空気を作ってくれています。

先輩や同期とは仕事帰りにごはんを食べたりすることも。仕事以外でも仲がよく、人間関係に恵まれた職場です。

私は就職活動時、当社の会社説明会で先輩社員に質問する機会があったものの、遠慮して業務内容に関することしか聞けませんでした。今思うとどんな質問にも快く答えてくれる先輩ばかりなので、もっといろいろと聞けばよかったと思っています。

皆さんはぜひ、遠慮なく質問してください。出勤時の服装のこと、残業や休みのことなど、何でも確認し、入社前の不安をできるだけ払しょくしましょう。

BIM関連の幅広い業務があり、個々のやりたいことを尊重してくれることも、当社の魅力です。私もVRに興味があると伝え、全く未経験だったVRの案件に入ることができました。今後はもっとVRのスキルを磨き、VR動画の制作にも挑みたいと意気込んでいます。