西村あさひ法律事務所・外国法共同事業

私はコーポレート分野のパートナー弁護士1名、アソシエイト弁護士2名の計3名の弁護士を担当しています。
スケジュール調整や出張手配等、弁護士の事務的なサポートを行う基本的な秘書業務に加え、様々な案件で発生する会議準備、契約書等のプルーフ、郵送、リスト作成、ファイリング、請求作業等の案件業務を対応しています。常に複数の案件が並行して進んでいるため、各案件の進み具合によっては業務が重なっていくことが多々あります。必要な作業、作業にかかる時間を考えながら優先順位を付け、求められる期限までに迅速かつ適切に対応するマルチタスク能力が非常に大切だと実感しています。また、弁護士の仕事がスムーズに進むよう、弁護士の立場になって物事を考え提案したり、フォローをするなど、日々自主的に働きかけていくことを意識しています。

入所2年目に大型のM&A案件に携わったことです。自分自身が所属しているコーポレートチームだけではなく、他分野の複数のチームの弁護士、パラリーガル、各弁護士の担当秘書、そして国をまたいだ多様なクライアントと、案件の関与者が多かったため、業務を進めるうえで、これまで以上に正確さ、迅速さ、柔軟性が求められました。この経験を通じ、自分自身のひとつひとつの細かな取り組みも、案件に重要な影響を与えること、広い視野を持ちつつ緊張感を持って仕事をする大切さを学びました。案件が一段落し、様々な媒体でニュースとして取り上げられているのを見た時は、案件の一端を担えたという大きな達成感を味わうことができました。

元々大学の先輩が法律事務所で秘書をしていて、お話ししたことがきっかけで、法律事務所の秘書職を知りました。また、経済の一端を担う企業を支えることができる縁の下の力持ちのような法律事務所業界に魅力を感じ、その中でも西村あさひはOG訪問、座談会等を通じて先輩秘書たちが一学生の私に、温かく親身になって話を聞いてくれたことが印象的で、西村あさひの一員として働く姿が一番具体的にイメージできたことが決め手となりました。
実際入所して業務を行ってみると、話で聞いていた以上に、チームメンバーと協力し合いながら業務を行う機会が非常に多いです。また、周囲の優秀な先輩たちから学びを得ることも多く、「プロを支えるプロ」として働くことができる成長環境も十分に整っていると感じます。

就職活動の期間は、学生時代に知り得なかった新たな環境や人と出会うことができる転機であり、改めて自分自身を0から見つめ直すことができる「自分を問い直す」時間だと考えています。このような機会は、就職活動の期間以外でこの先少ないかと存じますので、周囲の就職活動の状況に惑わされず、焦らず自分自身をじっくり見つめ直してみてください。きっと皆様が1番に輝ける場所が見つかると思います。現在就職活動をしている皆様に、素敵な出会いがありますよう願っています。