西村あさひ法律事務所・外国法共同事業

主に1案件関連業務、2総務・人事・広報・図書・IT関連等の事務所運営に関する業務があります。
1は担当弁護士が関与する案件の受任から請求までの一連の管理対応や、対外的な資料の形式面の校閲、訴訟案件の書面準備・提出やファイリング、来客・Web会議対応、弁護士のスケジュール管理、出張手配等です。分野の異なる複数の案件が常に同時進行しているため、事務職員自身でもタイムリーなキャッチアップやスケジュール管理が必要とされます。全てを一人で行うのではなく、複数の事務職員で協力して進めることもあり、とても相談しやすい環境です。またニュースで取り上げられるような話題の案件に関わることもでき、とても勉強になります。
2は備品管理や採用関連事務、所属弁護士会に関する対応、セミナー開催手配や法律関連書籍の購入・管理、PC周辺機器の管理や保全等です。それぞれ担当を決めて事務職員で分担しており、秘書業務以外の業務にも関わることができるのは大阪事務所ならではの特長の1つだと思います。
いずれも各拠点のスタッフや弁護士との助け合いで成り立っているため、常に感謝の心を忘れずに、相手の役に立てるよう心がけて業務に臨んでいます。

スケールの大きなやりがいとしては、マスコミからも注目度の高い案件に携われることです。以前訴訟案件で裁判所に提出した書面に、マスコミ等へ公開するために閲覧制限箇所の黒塗り処理をして提出したのですが、その日の夜のニュースで正に自分が黒塗りをした書面がパネルになって取り上げられており、身の引き締まる思いでした。大きな案件に微力ながらも関わらせていただくことは、やりがいを感じると同時に適度な緊張感や集中力を保つことにも繋がっています。
また、小さいながらも日常的に感じることができ、個人的にモチベーションになりやすいやりがいは、弁護士やスタッフからこまめにお礼を言ってもらえることです。私は中途入所なのですが、純粋に相手のためを思って行動したことが評価され、お礼を言われる仕事は意外と貴重なのではないかと感じています。
上記2つのやりがいは、どちらかだけに偏っていると、長く働きたいという気持ちを持っていても、想像以上に消耗してしまったり、逆に飽きてしまったりするかもしれないと思いますが、どちらのやりがいも感じることができる環境で働けていることに感謝しています。

私は新卒で総合職として別の企業に入社しましたが、日々働きながら様々なストレスやリスクを感じるようになり、人生をどのように生きていきたいのかを考え直し、転職活動を始めました。
当事務所に入所を決めた理由は主に次の3点です。1.企業にプロフェッショナルとして必要とされるビジネスモデルは、クライアントの役に立てていることが明確かつ社会貢献度も高いと思い、魅力に感じました。2.職種としては、人と競争するのではなく、助け合いながら平和な気持ちで働くことができる点が、性格上長く続けやすいのではないかと思い惹かれました。3.所内の方々に会う機会は面接のみでしたが、他の事務所と比べて面接の時間が長く、正直な思いを親身に聞いてくださったことが印象的でした。
条件面でも特段気になる点がなく、機会を頂けるならば精一杯頑張りたいと思いました。上記の理由から、当時の志望度は最も高かったです。
今は入所して5年目になりますが、業界トップ層の弁護士と並走して案件に関わらせていただけること、また弁護士やスタッフ等の気遣いがとても細やかで、リスペクトの気持ちを持ちながら業務に臨めることも、入所してから分かった嬉しい驚きでした。

就職活動はたくさんの企業情報を集め、自己分析や様々な対策をし、実際に企業へ足を運びと、とてもお疲れなのではないかと思います。
私の新卒就職活動は全力で頑張った結果、第一志望だった企業に総合職として入社することができましたが、業務内容や環境による消耗が激しく、入社前から覚悟していた配属リスクや転勤リスクを背負ってまで長く働くイメージが持てなくなりました。私が今安心して長く働きたいと思えているのは、当事務所での業務内容が自分に合っていることや環境に恵まれていることに加え、配属や転勤のリスクがほぼないこともとても大きな理由だと思います。
実際に働いてみないと分からないことがあるのは避けられないですが、まずは何よりも後悔がないよう、皆様が全力を出しきれることを心より願っています。