三島産業(株)

私が建築の仕事に興味を持ったきかっけは、祖父の家のリフォームでした。そこで建物を造る面白さを感じ、将来こんな仕事に携わりたいと思うようになりました。

大学では建築学科に所属し、図面の作成も経験しましたが、自分はデスクワークに向いていないと気付き、建築の中でも自分に合った職種は何かを考えるように。そこでゼミの先生から当社を紹介され、福山市内のさまざまな物件の建築に関わっていることを知りました。
さまざまな物件を造っているということは、自分の経験も積めてスキルアップも可能なはず。やりたいことに挑戦できる環境に惹かれました。また会社に技術力があるという証でもあると思いました。

入社当初は図面の読み方も建設業界の専門用語もわかりませんでしたが、今では工事の施工図の作成、工程の打ち合わせなど、施工現場の管理業務を幅広く任されるまでに成長しました。

2024年には先輩の同行なしで現場を一人で管理するという経験もさせてもらい、施工管理という仕事の全体像が見えてきましたね。現場の状況に合わせた提案や収まりが良くなるように施工図の修正を行うなど、自分の考えを仕事に反映させる力も付きました。
毎回異なる建築物が建ち、それが地域の人々の役に立つのを目の当たりにできるのもこの仕事の面白さ。やりがいを感じながら、日々新しい挑戦を続けています。

今までは上司が現場の全体を管理しているもとで、役割を与えられて仕事をするという流れでしたが、入社4年目にして一人で現場を経験。発電所の建物や事務所、倉庫などを建設しました。未熟な部分は一緒に仕事をする職人さんやほかの業者の方々に助けてもらいながら、綿密にコミュニケーションを取って一緒に現場を乗り越えることができ、大きな手応えを感じています。

自分の作成した図面や工程が本当に正しいのか心配になることもありましたが、無事に目的を果たせたことで大きな自信を得られました。今までは会話の中に入れなかった、ベテラン所長たちの仕事の話題についていける自分に気付き、成長を実感でき嬉しかったです。

現場で活躍している所長たちの多くは、社歴の長いベテランがほとんど。そんな所長たちは施工図や現場の収め方などに自分の色というのを持っています。まだ経験の浅い私は、現場を期日通りに安全に終わらせることが第一優先になっていますが、いずれは自分なりのベストな現場管理の視点を見つけて仕事をしていくことが夢です。

会社にしっかりと利益をもたらすことができるよう、人やモノの交渉力も身に付けてお金に関する知識も磨いていきたいですね。
また、どんな現場でも自分の名前で管理できるポジションになるためには1級建築施工管理技士の資格取得が必須です。そのためにも資格を取得して仕事の幅を広げられたらと思っています。

自分のやりたいことは何か、とことん考えることが一番だと思います。その上で、当社のようなゼネコンで働くことを目指すのなら、この業界の長所も短所もしっかりと理解できるといいですね。学生のうちからいろいろな建物を見に行って、イメージを膨らませてみるのもいいと思います。

仕事は大変な場面もたくさんありますし、工期に追われることもあります。そんな中でも、職人さんたちと一緒に課題を乗り越えていく面白さが感じられるのが、この仕事の醍醐味。一緒に現場を経験した仲間とともに仕事を振り返りながら思い出話ができるのも、建築に関わる魅力です。