今の時点で、明確な進路や軸が決まっていなくても焦る必要はありません。私自身も文系出身でこの業界に入り、将来IT企業を経営することになるとは夢にも思っていませんでした。「文系はこの仕事で、理系はこれ」といった垣根はありませんし、学生時代に学んでいない分野への挑戦であっても心配いりません。業界や会社のことが本当にわかってくるのは、働いて数年経ってからだと思います。
企業研究の段階では、インターンシップあるいはOBOG訪問などを通じ、自分に合う会社かどうかの肌感覚を感じ取ることをお勧めします。中には社員数や売上高などを見て「ここならやりがいのある仕事ができそうだ」と判断する方もいるかもしれません。でもIT業界で言えば、私たちのような少数精鋭でも大手と呼ばれるお客様のシステムに携わるチャンスは豊富です。
私としては、あれこれと悩み考えるよりも、今は学生時代にしかできない勉強や活動を充実させ、その中で自身の目標を見つけ、就業後にその仕事に対して探求していくという事も一つの考え方かと思います。
(代表取締役社長 三宅 望)