(株)住友倉庫

私はコンテナ船、在来船（非コンテナ船）のフォアマン業務を担当しています。輸出入貨物の船積み、陸揚げといった貨物船荷役のプランを作成し、現場で指揮・監督を行うのが主な仕事です。
効率よく、かつ安全に荷役を終えることが重要であり、その如何によってはリードタイム（納期）や貨物の品質に大きな影響を及ぼすため、日々責任感を持って仕事に取り組んでいます。
自分の思い通りにいかないことも多々ありますが、それを乗り越え無事、貨物船を送り出した時は、この世界の物流を担う一員として非常に大きなやりがいを感じます。

とある在来船荷役において、吊り上げた際に破損や落下の恐れのある貨物がありました。上司に相談した上で、関係各所にも事情を説明し、一旦は”不積み”ということになりましたが、後日船会社の発案で、積むためにはどうすればよいか、船会社や荷主、作業会社など関係者が一堂に介して話し合いを持つ機会をいただきました。
話し合いの結果、梱包の一部補強や陸上での試し吊りといった措置を行うことになり、次船では無事に船積みを行うことができました。
私は一つの貨物、”荷主や消費者にとっては「商品」”を輸送するのに多くの人間が携わっていることを実感し、物損、人身の両面で安全な荷役を行うために関係者の方々にご協力いただいたことが深く印象に残っています。

私が所属する海上業務課は目まぐるしく貨物が動き回るコンテナヤード内という立地もあってか、活気のある職場です。若手からベテランまで様々な人間が在籍しており、日々船内荷役業務やコンテナターミナル業務など貨物船が関係する仕事に従事しています。
貨物船のスケジュールが狂うことは日常茶飯事であり、それによって仕事の予定が大きく左右される部分もありますが、活発な雰囲気の中、部署間で協力し合ったり、先輩社員にたくさん質問をぶつけて、皆一生懸命仕事に取り組んでいます。