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最終更新日:2025/5/23
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部署名多機能型事業所田村
勤務地福島県
仕事内容就労継続支援B型事業所での就労支援
私は大学卒業後、他県の病院で作業療法士として働いていました。後々は地元の福島に戻ると決めており、次に働く場所は医療分野ではなく地域生活に近い障害福祉の分野で働きたいと思っていました。福島県で障害福祉サービスを提供している施設を探す中で当協会のホームページを見つけました。当協会は福島県では珍しく、一法人で入所支援や就労継続支援、児童通所支援、地域生活支援と幅広く事業所を展開しています。他分野の事業所の仕事内容に興味を持った際に転職せずに、他の事業所で働くことが出来る環境はとても魅力的だと思い、当協会に就職を決めました。
現在、私は生活介護と就労継続支援B型の二つの事業を行っている多機能型事業所に配属されています。事業所内で生活介護担当の職員、就労継続支援担当の職員と担当は割り振られていますが、担当の垣根を越えて利用者についての情報共有や相談をしやすい環境です。また事業所のイベントとしてやってみたいことも提案しやすく、イベントを成功させるために職員みんなで計画や準備、運営を進めることができます。職員みんなが『利用者さんのために』という気持ちを持って働いている、楽しく充実している職場だと感じています。
当事業所にはサポートクラブという利用者の自治会があります。サポートクラブの活動で行いたいことを利用者に聞いたときに『旅行に行きたい』という希望が多く聞かれました。聞かれた意見を元にコロナ禍で行えていなかった日帰り旅行を4、5年ぶりに行うことになりました。利用者から聞き取り、提案をしたのが私だったため、計画・運営を中心になって行いました。行く場所や食事する場所、送迎など考えることが多くあり、日帰り旅行の計画を立てることはすごく大変でした。先輩職員が過去の日帰り旅行の様子やアドバイスを多くしてくださり、無事に日帰り旅行を計画して終えることが出来ました。日帰り旅行では、普段は仏頂面で仕事を黙々と行っている利用者がニコニコ笑顔でいたり、普段はあまり話さない利用者が「楽しい!」と何度も話すなど新しい一面を多く見ることが出来ました。日帰り旅行が終わって何カ月か経った後も「日帰り旅行楽しかった!」と言ってくださる方が多く、大変だったけど日帰り旅行を計画して運営できて良かったなと思いました。
大学生時代に先生から言われた『私たちは支援“してあげている”のではなく、支援“させてもらっている”ことを忘れてはいけない』という言葉を大事にして仕事を取り組んでいます。医療・福祉では、相手ができないことや苦手なことを支援することが多く、相手より自分のほうが立場が上だと勘違いしやすい環境だと思います。しかし、利用者さんや家族の方の承諾が無ければ私たちは支援することはできなく、相手が拒否しているにもかかわらず支援を続けるとそれは不適切な支援となってしまいます。“支援させてもらっている”という気持ちで支援を行っていると、利用者から支援を拒否された際に相手のせいにするのではなく、自身の支援方法のどういったところが良くなかったのか振り返りやすくなります。他にも利用者には笑顔で接する、嫌なことがあっても感情にして出さない等、心がけていることはたくさんありますが、利用者を支援させてもらっているため利用者にとって何が一番いいのかを常に考えて行動するということを大事な軸としています。
就職先を決めるにあたって大事にするポイントは人それぞれ違うと思います。仕事内容だったり、給料だったり、福利厚生、通勤距離などなど。その中で大事にしてほしいなと思うポイントは『この人の働き方や話し方、なんか良いな』と思える人がいるかどうかです。現在は一度勤めた場所で定年退職まで働くという人は少なくなっています(私もですが)。ただ社会人一年目で勤めた場所で得た基本的な社会人としての心得や働き方はずっと、自身が働く上での一つの基準となります。一緒に働いていて尊敬できる人がいない環境ではその基準が低くなってしまい、働くのが楽しくないなどの不満を持ちやすくなってしまいます。気になる職場があればぜひ職場見学に行き、職場の人とたくさん話をして自分も一緒に働きたいなと思える人、環境を見つけてみてください。