最終更新日:2025/7/14

(株)やまびこ【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 機械
  • 重電・産業用電気機器
  • 機械設計
  • 設備工事・設備設計
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

研究~開発~製品化を自ら進め、先端技術をカタチにできる!

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イノベーションセンターの上司・メンバーが語る、切り拓く魅力!

2022年5月にイノベーションセンターを開設し、AIや電動化、再生可能エネルギーの研究・開発を加速させる同社。電子制御や画像・AI、ロボット、電気、機械等の知識を幅広く活かせる同社の魅力に迫ります。

★先行開発部
 部長
 杉野 司さん※写真左

★先行開発部
 先行開発第一課
 金子和弘さん(2017年入社)※写真中

★先行開発部
 先行開発第一課
 今井光洋さん(2014年入社)※写真右

イノベーションセンターの魅力

「各分野の研究・開発メンバーが交流し、将来の柱となる製品づくりに挑んでいます。一人ひとりの裁量が大きく、20代の若手メンバーも中心になって活躍中です」〈杉野さん〉
「それぞれ得意分野を有しているメンバーが揃っており、多くの学びを得られるのが魅力。私自身が講師となり、プログラミングの勉強会なども開催しています」〈金子さん〉
「イノベーションセンターは、先端の技術に触れられる環境。設備も充実しており、快適な環境で研究や開発を進めることができるのも大きな特徴です」〈今井さん〉

分野を越えて新たな技術開発に挑み、カーボンニュートラルや省人化などの社会課題解決に貢献!

先端分野を開発する研究機関として、当社は2022年5月にイノベーションセンターを開設しました。それまで独立していた小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械の技術研究部門を1カ所に集約し、分野間の壁を取り払うことで相乗効果を生み出せる体制を整え、開発力の向上や製品化のスピードアップを目指しています。

さらに最近の組織編制で、電子制御やAIなどの新技術に挑む「先行開発部」、製品の電動化に取り組む「電動モジュール開発室」、再生エネルギーによる発電機等の開発を進める「エネルギーソリューション推進室」を新たに組織し、新体制で次世代の技術開発に乗り出しています。

AIやIoT、自律走行、電動化、再生可能エネルギーなど、取り組むテーマはいずれも社会課題の解決につながる分野。当センターではその研究から開発、製品化まで、自らが裁量をもってトータルに携わることが可能です。新規開発の際には、自社の営業部門やパートナー企業と連携し、時には当社製品のユーザーから直接お話を伺い、新たな課題・ニーズを探究することもあります。そうやって自らのアイデアを具現化し、それが世界中の人々に使われ、社会課題の解決に貢献できるという大きなやりがいを味わうことができます。

先に述べたように3つの部門に分かれていますが、例えば電動製品の開発には電子制御や、バッテリーなどの技術者の連携が不可欠であり、エネルギーの知見も活きてくるでしょう。各部門の技術・知見の融合がますます重要になるため、当センターではフリーアドレス制を採用し、部門の垣根を越えたコミュニケーションを促進しています。雑談の中からアイデアが膨らむこともあり、先輩たちが若手メンバーを気さくにフォローし、技術・経験を惜しみなく伝える場面もたくさん生まれています。外部講師を招いた講演会や自主的な勉強会も随時開催し、制御・プログラミング、コンピュータビジョン、AIなどに関する先端知識をインプットできることも当社の魅力です。

今後は電動化・知能化を積極的に推し進め、各種製品の電子制御技術を高めていきます。さらに、電動化や環境共生をテーマに、新技術・新製品の開発を推進していく方針です。電子制御、AI、ロボット、コンピュータビジョン等に興味をお持ちなら、活躍フィールドは大きく広がっています。ぜひ一緒に未来を切り拓いていきましょう。

〈杉野 司さん〉

AIや画像処理などの先端技術を確立させ、農業の課題解決を実現したい!

大学院時代は、ICTを活用した重度障がい者のコミュニケーション支援について研究を行っていました。例えば手足が動かせなくても、「視線入力」を活用することでアクションが起こせるようになります。こういった重度障がい者のQOL(生活の質)の向上を目指す研究で、私は主にソフトウエア分野を担当していました。就職先として当社を選んだ理由は、研究室の先輩が活躍している会社だったから。チェンソーやエンジンカッター、動力噴霧機など、災害の復興支援に役立つ製品を多数手掛けていた点も、入社を決めた理由のひとつです。

現在は、AIやロボットを活用した研究に携わっています。具体的には、各種機械からデータを吸い上げ、それをビッグデータとして活用するための仕組みづくりを構築中。これが実現すれば、当社の可能性は大きく広がっていくでしょう。社内で前例がない挑戦なので、何もかもが手探りの状態。けれども、敷かれたレールの上を走るのではなく、自分でレールを敷いていく仕事なので、やりがいは十分です。

AIやロボットといった先端技術を活用する際に、重要なのはユーザーの声に耳を傾けること。いくら新しい技術を導入したとしても、使う人にとって価値がなければ“絵に描いた餅”になってしまうからです。新技術の研究や開発を進めるにあたって、私は実際に農家の方からヒアリングを実施。第三者の視点を大切にするために、学生時代のネットワークを活用し、教授たちに意見を求めることも少なくありません。

先行開発部の魅力は、自分が主役となって研究や開発にトータルで携われること。モノづくりをする上で、これほど理想的な環境はないと感じています。また私たちの仕事は、農業の労働力減少など、社会問題の解決にも直結。広く世の中に貢献できる仕事なので、高いモチベーションで働くことができています。

将来の夢は、AIやロボットを活用して労働力不足に悩むユーザーをサポートすることです。先端技術を追い求めるイノベーションセンターでなら、いつか必ず実現できると信じています。

〈金子和弘さん〉

幅広い製品の開発に携われる環境!グローバルに活躍できるチャンスがあるのも魅力

学生時代に携わっていたのは、人間の意思決定をサポートするアプリケーションの開発。もともとプログラミングに興味があり、「好き」を生かせる仕事に絞って企業研究を進めていきました。そんななか、当社に入社していた研究室の先輩からいろいろ話を聞いて入社を決意。まったく知らない会社でしたが、小型屋外作業機械の分野で世界トップクラスのシェアを誇っていると聞き、とても驚きました。

入社後は、1~2カ月の研修を通して電子制御に関する基礎を学んだ後、先輩によるマンツーマン指導がスタート。1年目は右も左もわかりませんでしたが、ディーゼル溶接機の開発を経験しました。2年目で独り立ちし、スピードスプレーヤという薬液散布の農業機械の開発を担当。3年目には、チェンソーの制御の研究に携わるなど、若手のうちから幅広い経験を重ねることができました。現在はハイブリッドシステムを搭載したラジコン草刈機を担当し、既存品の改良や新製品の開発を手掛けています。

この仕事は、まず営業担当からお客さまのニーズを吸い上げ、仕様を決めて設計を行います。その後、試作機を製作して性能評価を実施し、改善を繰り返して製品化を目指す、というのが一連の流れです。制御は、人に例えると頭脳にあたる重要な部分。製品のクオリティを左右するので責任重大ですが、そのぶん大きなやりがいを味わえます。

今でも忘れられないのは、入社5~6年目に担当したアメリカ向けの溶接機の開発。これまで以上により高度な制御技術が求められたプロジェクトでしたが、実際にアメリカに行って評価を実施し、お客さまに認められたときには大きな達成感を味わえました。また、私たちが開発しているのは農業や建設など、さまざまな産業の第一線で活躍するプロユースの製品です。工事現場や農家の軒先で自社製品を見かけると、誇らしい気持ちでいっぱいになります。

近年は、「自動で動いてほしい」「無人で操作したい」といったニーズが増えてきました。そういった声に応えるために、イノベーションセンターでは先端の技術を取り入れています。当社は設備投資にも積極的で、技術者にとって最高の環境が整っていると実感。ロボット制御による自動運転など、今後はより社会のニーズに対応した新製品の開発を進めていきたいと考えています。

〈今井光洋さん〉

学生の方へのメッセージ

当社の開発職の特徴は、1人が1つの製品を担当するところにあります。部分的な仕事や部品だけではなく、製品全体を開発して完成させることは、技術者ならではの醍醐味だと思います。さらに、自分が開発した製品が国内のみならず世界各地で販売されることも大きな魅力です。

事務職についても、自ら主体的に活躍を切り拓くチャンスにあふれています。例えば、グローバルビジネスにおいては法規制・知財の分野も重要です。また、本社管理部門では様々な部署と連携を取りながら新たな成長を描くための基盤や仕組みづくりを行えるというやりがいがあります。

いずれの職種についても充実した教育・研修体制を整え、新入社員研修は2ヶ月かけてじっくり行い本配属後も1年間程度は、OJTによりじっくりと技術や業務で必要な知識を身に付けられるよう丁寧に指導します。また希望があれば、社外の研修に参加する機会も設けるなど、人材育成に力を入れています。「学ぶ組織風土の醸成」を目指し、現在も教育・研修やキャリア支援に繋がる様々な施策に継続的に取り組んでいるところです。

当社がお待ちしているのは、当社の社会貢献や安心・安全に対する姿勢に共感していただける方。そして、何事にも好奇心を持って自ら考え、主体的にチャレンジできる方。そうした皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
(採用担当)

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「ワークライフバランスが整った職場です。女性や上司を対象としたキャリアマインド醸成研修など、キャリアの節目を支援する研修も手厚く整えています」(採用担当)

マイナビ編集部から

一般的に、メーカーと呼ばれるモノづくり企業は、消費者向けの製品を開発する会社と、プロユースの製品を手掛ける会社に分けられる。前者はデザインや斬新さといった見た目が重視され、後者は性能や使い勝手などの実用性が求められると考えていいだろう。「やまびこ」は、後者にあたる。小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械の3つの事業を展開しており、主力の小型屋外作業機械では世界トップクラスのシェアを誇る、知る人ぞ知るモノづくり企業だ。

設立は2008年と新しいが、共立と新ダイワ工業という、共に半世紀以上にわたって国内外で多大な実績を残してきたメーカー同士が合併して誕生した会社だ。『KIORITZ』『shindaiwa』『ECHO』の3つのブランドの製品は、世界中で愛用されている。受け継がれてきた技術に現代に即した戦略が加わり、今まさにグローバルでトップシェアを得ることを目指さんとする存在になりつつあるといえるだろう。

今回取材した若手たちの活躍ぶりからもわかるように、近年は長年培ったエンジンの技術に加えて、電子制御やITの技術開発にも注力。また、イノベーションセンターを立ち上げ、今後はAIや画像処理、ロボット、電動化、再生可能エネルギーといった先端分野の研究や開発をより加速させていくという。同社の魅力は、そんな環境のもと、製品の完成まで一貫して関われること。モノづくりに興味がある方は、ぜひエントリーしてみてほしい。

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『KIORITZ』『shindaiwa』『ECHO』の3つのブランドが世界中で親しまれているやまびこ本社。グローバル企業として、人材育成にも注力している。

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