最終更新日:2025/4/8

社会福祉法人恵庭光風会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
北海道

取材情報

事業について伝えたい

福祉の総合力を身に付けて、児童期から高齢期まで障害を通した支援に携わる。

PHOTO

仕事、職場、自身のキャリアを若手職員3人が本音で語る。

児童から成人、高齢者まで、さまざまな利用者さんと関わる支援員。若手3人の活躍ぶりを通し、仕事のやりがいや職場の魅力、各施設の事業内容について聞きました。

(写真左から)
柿木 翼さん
障がい者支援施設 恵庭光と風の里 生活支援員
2024年入職
札幌学院大学 人文学部人間科学科卒業

安田 朱利さん
放課後等デイサービス たくと 児童支援員
2022年入職
札幌学院大学 心理学部卒業

浮津 嶺さん
生活介護事業所 とらい 生活支援員
2024年キャリア入職
北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科卒業

休日の過ごし方

入職を機に恵庭市での新生活がスタート。雪も少なく、街はきれいで過ごしやすい環境です。道が広く運転しやすいので、ドライブを楽しんでいます。(柿木さん)
趣味のカラオケを極めるため、1年ほど前からボイストレーニングに通っています。上達することが楽しく、レッスンのある日は、とても充実しています。(安田さん)
学生時代からの友人たちと、食事やドライブを楽しんでいます。長期休暇も取れるので、旅行もしたいですね。(浮津さん)

「正解」がないからこそ追求する適切な支援。利用者さんの個性や障がいを理解し、信頼関係を築いていく。

社会福祉士と精神保健福祉士の資格取得を目指すため、大学ではソーシャルワークを専攻。児童・高齢者などさまざまな領域がある中、特に障がい福祉に関心を持つようになりました。就職先として恵庭光風会を選んだのは「あなたらしさを探求する」という理念に共感したから。それだけでなく、新しい事業を展開し続けている点にも惹かれました。恵庭市の中心に地域住民の方と暮らせる施設を作り、障がいがある方もない方も一緒に溶け込んで生活できる場所ができる予定です。その人がその人らしい人生を地域社会の中で送れるように寄り添い共に考えるという姿勢は、私が理想とするものでした。また、就活で軸にしていたのが職場の雰囲気。説明会で感じた法人としての誠実な姿勢、職員を大切にする温かな社風というイメージは、今も変わりません。「仕事もプライベートも充実させてほしい」という上司の言葉通り、休みもしっかり取ることができ、ゆとりを持って働けています。

入職後は、入所施設に配属。先輩のもとで利用者さんの支援に携わりながら、少しずつ仕事を覚えていきました。当初は、利用者さんとの関係性を築くことに苦戦。こちらの思いが伝わらなかったり、利用者さんが言葉や行動で訴えかけてくることを理解できなかったり、コミュニケーションがうまくいかないことも多々ありました。それでも、日常支援に取り組む中で少しずつ信頼関係を築き、意思の疎通も図れるようになっていきました。その中で、利用者さんの素敵な笑顔や意外な一面を見ることができるのは、日々共に時間を過ごしている生活支援員ならではの醍醐味だと感じています。

仕事では、常に利用者さんの立場になって考えることを大切にしています。自分がしてもらえたら嬉しい対応など、利用者さんにとって助かる支援をイメージして実践。それができるようになったら、利用者さん一人ひとりを深く理解し、この人が求めていることや喜んでくれることを想定し、働きかけるようにしています。「今日は良い一日だったな」と利用者さんにも思っていただけるような支援を目指しています。

障がいを持つ方の支援に「正解」はありません。利用者さん一人ひとりの個性や障がい特性をよく理解して、その方、そのときにふさわしい支援ができるようになることが今後の目標です。また、精神保健福祉士の資格を生かせる相談職にも興味があります。(柿木さん)

子どもの小さな成長に立ち会える、児童支援員の仕事。その喜びとやりがいを就活生にも伝えています。

以前から児童福祉や子どもの心理支援に興味があり、福祉業界を志望。自分に合う職場を探す中で、恵庭光風会の放課後等デイサービスを見学する機会がありました。子どもたちがとても元気にのびのびと遊んでいる姿や、職員たちと友だちのような関係性を築いている様子を見て、明るく温かな気持ちになったのを覚えています。職員と利用者さんの関係性だけでなく、一人ひとりの個性を大切にして寄り添う姿勢を感じられたことが、入職の決め手になりました。

最初に配属されたのは、成人の利用者さんが生活する入所施設。高齢の方が多く、特性や課題もそれぞれ異なるため、どう接したらいいか全くわからない状態からのスタートでした。先輩のもとで利用者さんの状態や個性を理解することから始め、関わり方を覚えながら支援のスキルを少しずつ身に付けることができました。ここでの2年間を通して、より良い支援に欠かせない観察力や想像力を養えたと思います。

現在、勤務しているのは放課後等デイサービス。発達の遅れや障がいのある児童・生徒を対象に、放課後や長期休暇中に、集団生活への適応や日常生活での動作の習得などに取り組んでいます。やりがいを感じるのは、子どもの小さな成長に立ち会えたとき。最初に会った頃はあまり言葉を発することのできなかった子が「安田先生」とはっきり呼んでくれたときは、大喜びしました。

恵庭光風会は、子どもから大人まで幅広い世代の方を法人全体で受け入れています。今、放課後等デイサービスに通っている子どもたちがいずれ当法人の日中支援型事業所やグループホームを利用することも踏まえ、長期的な視野で支援を考えられることもやりがいにつながっています。

入職3年目になり、採用に関する仕事にも携わるようになりました。法人見学に来てくださった学生さんを案内したり、母校に出向いて障がい福祉の仕事や当法人の各事業所の特徴などを説明したりしています。自身の体験談をもとに具体的な仕事ややりがいなどを伝え、学生さんから興味を持っていただけると、とてもうれしいです。私の活動が皆さんの選択の幅を広げる手助けになればと思っています。(安田さん)

未経験から障がい福祉のプロフェッショナルを目指せる環境です。

私はもともと救命救急士を目指していましたが、両親が福祉施設で働いていることもあり、福祉業界には関心を持っていました。利用者さんを笑顔にしている父の姿を見て「こんな働きかけができる人になりたい」と思っていました。一度、民間企業に就職をしましたが、やはり福祉に対する思いが捨てきれず、転職を決意。複数の社会福祉法人を見学する中で、職場の雰囲気が一番明るかったのが恵庭光風会でした。職員が利用者さんに接する様子はとても丁寧で温かみがあり、ここで働きたいと思いました。休みも取りやすく、働く環境としても魅力的。また、学生時代を過ごした恵庭市は土地になじみがあり、とても暮らしやすい街だったという印象も、入職のきっかけになりました。

私が勤務しているのは、成人を対象にした通所型の生活介護施設。アート制作を中心に、利用者さんの余暇・創作活動のサポートに取り組んでいます。絵画、レザークラフト、パンチアート、刺繍、縫い物など、思い思いの創作活動に取り組む利用者さんたちを見守りながら、皆さんがスムーズに作業に取り組み創作を思う存分楽しめるよう、準備やお手伝いをしています。利用者さんが創作活動に集中して取り組んだり、ときには楽しくおしゃべりしたりすると、施設全体の空気も穏やかになり、一人ひとりにしっかりと向き合える環境にもなっているなと感じます。

利用者さんは高齢の方が多く、90代の方もいらっしゃいます。福祉を学んだ経験もなく、うまく関われるか最初は心配でしたが、先輩たちが利用者さんとの接し方を一から丁寧に教えてくれ、不安も解消されました。また、利用者さんは個性豊かな方々が多く、接し方もそれぞれに気を配らなければなりません。先輩職員に質問や相談を繰り返しすることもありましたが、いつも丁寧に優しく教えてくださったおかげで、スキルアップにつながったと思います。また、動画コンテンツで基礎知識を身に付け現場で実践するというサイクルも役に立っています。

一緒に働く先輩たちが今の目標です。その姿を追い、利用者さんファーストで一人ひとりが自分らしく居られる場所づくりに貢献していきたいです。(浮津さん)

学生の方へメッセージ

職員の声をしっかり聞き、それを生かすかどうかを皆で話し合って決める。恵庭光風会には、そんな風土が根付いています。キャリアやバックグラウンドに関係なく、誰もが自分の意見や経験を生かせるのが光風会らしさ。実際、個性豊かな職員たちが各現場で活躍しています。福祉系学部以外の方ももちろん活躍できますし、むしろ多様な視点や考え方に期待しています。(柿木さん)

恵庭光風会のキーワードのひとつが「やってみよう!」。より良い支援に向けた新たな取り組みに現場レベルで挑戦しています。私が働く放課後等デイサービスたくとでは、子どもたちの成長度合いによる個別の課題設定に取り組み、当事業所の強みとなりました。新たな挑戦を促し、たとえ失敗しても周りがサポートしてくれる。そんな環境なので、安心していろいろなことに取り組めると思います。(安田さん)

私はキャリア入職ですが、ほかにも別業種から転職した職員はたくさんいます。未経験なので最初は心配していましたが、研修や教育制度がしっかりしているので、すぐに不安を解消できました。必要な知識やスキルは入職後に身に付けられますし、先輩たちが現場で一から丁寧に教えてくれるので、福祉系学部で学んでいない人も、安心して来てください。(浮津さん)

PHOTO
現場からのアイデア発信やチャレンジを積極的に促す風土が根付いています。より良い支援に向けた新たな提案に期待しています。

マイナビ編集部から

1978年代後半、知的障がい者への理解がまだまだ進んでいなかった時代に、彼らのアート作品展「愛護展 ~光と風の中に~」を札幌で開催したことを機に設立されたのが、社会福祉法人恵庭光風会。サービスの入口となる相談支援事業から始まり、児童期を支える放課後等デイサービスや短期入所、成人期の就労支援、入所施設による日常生活支援と、多数のサービス・施設を運営。児童期から高齢期まで生涯に渡る支援に取り組んでいる。

今回は、入所施設、放課後等デイサービス、生活介護事業所と、それぞれの現場で支援員として活躍する若手職員たちを取材。利用者さんと向き合う姿勢、仕事のやりがい、働く環境への安心感など、本音で話してもらった。そこに共通していたのは「あなたらしさ」の探究という同法人の理念。利用者はもちろん、職員にもそれは当てはまり、手厚い教育制度やチャレンジを促す風土、明るく穏やかな職場の雰囲気のもと、それぞれが自分らしく成長しているのを感じた。

今後、新事業として、障がいを持つ方と地域の方々の共生を目指すグループホームも開設予定だという恵庭法人会。ビジョンを形にしていく機動力や将来性も、法人としての実力であり魅力だろう。

PHOTO
児童期から高齢者まで、生涯にわたる支援に取り組む社会福祉法人恵庭光風会。多様な施設での経験を通し、福祉のキャリアを築いていける。

トップへ

  1. トップ
  2. 社会福祉法人恵庭光風会の取材情報