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最終更新日:2025/5/1
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部署名製造技術部電気課
弊社は、注入機という専門装置を作るメーカーです。この専門装置はあらゆる自動車、電気機器、航空船舶、半導体、医療機器、食品などの工場機械で使われている必要不可欠な装置です。しかしそれほどに多岐にわたるため、使われる産業、目的、機能によって実に数十、数百にも及ぶ材料や複雑な工法となることも少なくありません。そのため装置は一品一様で、作る装置の電気仕様(設計思想や使用機材、レイアウト、ソフト、ユーザー要求仕様など)も大きく変わります。電気課では、その多様なニーズに応え、装置にかかわる電気的な業務を(電気CAD設計、部品選定、シーケンス制御、盤組み、外配線、デバック調整など、装置の打ち合わせから完成までを)一貫して行います。
具体的なエピソードとなると少ないですが、装置を一貫して担当するので「モノづくり」というものを肌で感じます。たいてい、一品一様な装置であると、最初から完璧な完成図を有していることの方が稀です。そうなると様々な場面で大なり小なり問題が起こります。どこかで壁にぶつかり、どんな想定外なことが起きたのか。・・そのたびにどんな方法で、どんな挑戦をして乗り越えて来たのかなど枚挙に暇がありません。そうして完成し、一緒に製作に携わったメンバーやお客様と苦労話なんかを語らえるのは強い達成感と嬉しさがあるのだと思います。こうして得られた経験というのは、とても貴重な体験なのだと思います。
なんとなくです。とにかくモノづくりがしたかったのもあったので、大企業よりは小さくても色々と体験できそうな会社を選びました。その中で今の会社に決めた理由となると、会社説明会で一番何をやっているのか分からない会社だったからです。いまだに僕自身、何も知らない知人に自身の仕事で作る装置の具体的な目的や社会での貢献度を説明するのはとても苦労します。新卒であった僕では工場見学をさせていただいてもさらに謎は深まりましたが、工場設備の現場ではあらゆる工程や製品に活用されているにもかかわらず、決して単独では人目につくことのないいわゆる「縁の下の力持ち」的な活躍をしているのはなんとなく分かりました。ニッチな産業、多種多様性、独立メーカであったことが自分のやりたい色々な体験につながるのではと思ったのかもしれません。
アドバイスできるほど、成長したのかと言われると、困ってしまいます。やりたいことをやりたいようにやっているだけですので。僕自身が大学で専攻した分野を100%活かせているのかと問われれば、全然そんなことはありません。学校で机に向かって勉強したことなんて歯に衣着せずに言えば、ほとんど役に立っていないと思います。それでも、研究室での最先端の科学は未知の領域です。教授や院生の先輩らも、ある意味対等な立場でした。そこではどんな疑問も的外れな質問も歓迎されていましたし、そのような自発的な疑問にみんな喜々として見解や参考となる学術書を教えてくれました。それはつまり、多様なニーズやまだ世の中にないものを作ろうとすることと、目的こそ違っても要領は同じです。学ぶ姿勢や常に目新しいことに挑戦していく姿勢というものは、たとえどんな役割や職種になっても大事なことだと思います。頭がいいとか、センスがいいというのは、持って生まれたものであることがほとんだと思います。もちろんあるに越したことはないですが、常により良いものにしようとする考え方があれば一緒に働きたいと思います。