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最終更新日:2025/3/1
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部署名リスク評価グループ
勤務地大阪府
仕事内容原子力発電所のリスク評価のためのシミュレーションモデルの作成
化学系の専攻でしたが、就活初期から違う分野の企業も視野に入れていました。理由は2つです。1.2つ目の専門分野を持つことで、多様な視点を得られるから。化学や物理、データの扱い等、理系としての基礎は大学で学んだので、新たな分野の知識でも比較的短期間で身につけられるのではないかと考えていました。入社してからしばらくは大変かもしれませんが、将来的には異なる分野出身であることが自分の武器になるかもしれないと考えていました。2.地元大阪で働きたかったから。化学メーカーや大企業だと、やはり転勤等の勤務地に関する不安がありました。そんな視点で就職先を探していたところ、原子力と関係ない他専攻からの学生でも、厳しいどころが大歓迎という会社を見つけました。さらに大阪の中心地で働き続けることが可能ということで、この会社を選びました。
現在はPRA(確率論的リスク評価)という手法を用いて、原子力発電所の事故リスクを定量的に評価、可視化するためのシミュレーションモデルを作成しています。モデル作成には原子力発電所全体に関する膨大な知識を要するため、チームで協力して議論しながら作業を進めていきます。これまでの勉強や研究で培ってきた論理的に考える力を活かして、少しずつ自分の知識が増えてきました。そのおかげで、今までさっぱり分からなかった先輩方の議論の輪にも参加できるようになり、成長を感じています。今後も成長を続けてチームに貢献したいというのが今の私の仕事のやりがいです。
原子力発電所に関わる仕事といっても、大学レベルの原子力の専門知識が必要なのは炉心と呼ばれる発電所の核となる部分くらいです。そしてその他の大分部は大量の水を用いて炉心を安全に制御し、タービンを回して電気を生み出すための設備です。そのため、実は原子力だけでなく物理、化学、数学、機械、AI等々、様々な出身の人材が活躍できる分野だったりします。私自身も、大学の研究で学んだ流体シミュレーションの知識が業務の中で役立った経験があります。原子力発電所の事故リスクを考えるということは、炉心を冷却する水の物理挙動を追いかけることになります。水に関する温度や圧力、伝熱や移動現象については、むしろ原子力専攻の方々より慣れていたため、思いがけず自分の得意分野を活かすことができました。学生の皆さんには是非、自分の可能性を狭めずに色々な業種を検討してみてほしいです。