最終更新日:2025/4/21

マツモト産業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(鉄鋼・金属)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

人間力を磨きながら、しっかり向き合う営業。その醍醐味を実感する、3人の社員たち

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目標達成の喜びが、自分を突き動かす原動力となっている

溶接機をメインに、製造現場で必要とされるあらゆるアイテムの提案に取り組む、マツモト産業の社員たち。そのモチベーションの源は、どこにあるのか? 3人の若手社員に、リアルな仕事との向き合い方を聞いてみた。

■Sさん(2019年入社/文学部卒)
 横浜営業所 主任

■Nさん(2023年入社/体育学部卒)
 名古屋システム営業所

■Mさん(2019年入社/英語国際学部卒)
 福山営業所

先輩社員のオフタイム

【Sさん】オフタイムは、会社の先輩が作った草野球チームでプレー。そのほか、サップで沖合に出て釣りを楽しんだり、ゴルフ、キャンプなど野外で遊ぶことが多い。
【Nさん】休日はゆっくり起き出して、サブスクチャンネルで海外ドラマなどを楽しむ。また、夜になると馴染みの店に出かけ、カウンターで軽く飲んで帰ることも。
【Mさん】学生時代、バンド活動でボーカルをしていたため、今も時々、ライブバーなどで演奏しているとのこと。また、カラオケに出かけて、歌いまくることもある。

【Sさん】若いうちから、ビッグビジネスをものにする!その経験が、自分をさらに大きくしてくれる

今年入社6年目をむかえ、晴れて主任に昇格させてもらうことができました。私が担当している横浜エリアは、大手クライアントが集まっている地域です。メインで訪問しているのは、造船や建設機械、プラント関連のメーカー。日々、取引先の工場に足を運んで、製造設備や製造現場で必要とされる多種多様な製品の提案に取り組んでいます。
先日、受注することができたのは、規模の大きな溶接機のレンタル契約でした。101台にも上る溶接機を3年間にわたりレンタルさせていただくという案件で、1億5,000万円規模の受注となりました。仕事で手ごたえを感じるのは、大手ユーザーを相手取りビッグビジネスに取り組むことができる点です。大きな構造物や、将来へ向けて計画が進められている次世代型プラントなどについて、いち早く情報キャッチし、クライアントと一緒になって設備を考えていく。そして、数億円規模の案件に取り組むことができる。大きな仕事をやってみたいという人には、まさに、お薦めの仕事だと思います。

最近では、中堅社員と呼ばれるポジションになってきたこともあり、直接の部下である女性の営業スタッフをはじめ、何人かの後輩指導にもあたっています。主任に昇格してからは、若手を中心としたミーティングでリーダー的役割を果たしたり、社内コンクール(営業コンペ)の取りまとめを任されるようにもなりました。

この仕事で重要なのは、臨機応変な対応姿勢だと思っています。急な呼び出しにもスピーディーに対応し、いち早くお客さまのお困りごとを聞き出す。解決策が分かれば、いちもくさんに連絡を取り、次のアクションにつなげていく。そういう姿勢から、信頼関係が生まれてくるのだと信じています。

社内制度については、30歳まで独身寮に入れる点が嬉しいですね。かなり格安の家賃で、良質な部屋に住むことができます。また、研修制度も手厚く、メインのメーカー製品については、3年間かけてじっくり学べるようになっています。

まだ、主任になったばかりですが、もう次の係長をめざすつもりで仕事に取り組んでいます。昇格を果たすには、さらに多くの製品知識を身につけることもちろん、お客様やメーカーへの対応力を高めていかなければならないでしょう。かつて私が憧れていた、とても仕事ができる先輩が叩き出した成果を、さらに上回るパフォーマンスを上げることが目標ですね。

【Nさん】相手の懐に飛び込んで、商機を拓いていく。成果を追う仕事に、大きな手応えを実感

当社を選んだのは、大きなお金が動く取り引きに携わることができると知ったからです。また、商材である産業機器は、労働人口が減少していくなか、ロボット導入や自動化の波にのって、ますます、脚光を浴びるだろうと考えました。

現在、自動車や建設機械、工事に使われる機械の製造会社を対象とした営業に取り組んでいます。なかでも、自動車製造会社向けの仕事が、大きなウェイトを占めていますね。今、力を入れて取り組んでいるのも、自動車関連メーカーに向けた提案活動です。取引先と商談を進めることはもちろん、協力会社との調整も営業スタッフが1人で担当しているため、1つの案件を完結させるまでには、それなりの時間がかかります。

まだ、2年目に入ったところですが、入社時にはギャップを感じたこともありました。その第1は、服装です。商社ということで、てっきりスーツを着て働くと思っていたのですが、工場に入っていく仕事でもあるため、予想に反して作業服に安全靴、ヘルメットというスタイルでしたね。
これまでに学んだことは、スピード感をもって動くことの大切さ。お客さまのご要望、問いかけに対しては迅速に動くこと。また、足繁くお客さまのもとに通いつめ、何度も顔を合わせて話すこと。そうすることで、顔と名前をしっかり覚えてもらえるようになるわけです。さらに、商談相手となるのは、それなりの権限を持った年配の方々です。言ってみれば、私の両親と同じぐらいの年齢。距離を縮め、可愛がってもらえるようになることが、なにより大事だと思います。

目標としている、憧れの先輩は特に定めていません。ただ、自分の頭の中では、お客さまからの連絡が途絶えない営業パーソンになりたいと考えています。同時に、既存顧客のみならず、新しいお客様の開拓にも力を注いでいきたいと思います。マツモトに受け継がれたものを育てることも大事ですが、私個人としては、自分で何かを創り出すことにワクワクするのです。
よく集中すると周りが見えなくなると言いますが、私の場合、逆に視野が広くなるタイプです。これは、スポーツをやっていた頃から感じていたことでした。そして、協力会社をまとめる上でも大いに役立っています。これからさらに力をつけて、いつも、売り上げ上位に名を連ねる営業パーソンになりたいですね。

【Mさん】柔軟にとけ込み、受け入れてもらうこと。人と人との関係づくりが、営業のベースだと知る

現在、造船業を対象とした、産業機器の提案活動に取り組んでいます。福山営業所に勤務しているのですが、近辺の瀬戸内海沿岸には、造船工場が数多く点在しています。そうした工場に向けて、溶接機器やパイプ加工などに用いられる機器を販売するのが、メインの仕事です。

福山営業所にも新人が1名入ってきたため、現在、私がその指導を担当しています。営業活動に同行して、具体的な進め方を教えたり。事務処理の仕方についても、そばについて細かくレクチャーするようにしています。指導にあたって心がけていることは、まず、自分自身がどのようにふるまうのかを、ありのまま見せることです。営業の仕事は、臨機応変に対応しなければならない部分も多いので、まず、やって見せることが大切だと考えています。時には、自分がお客さまからお叱りを受けるシーンも、ありのまま見てもらうようにしています。また、仕事以外の部分でも、一緒にランチを食べに行ったり、プライベートについて話し合ったりしながら、何でも言ってもらえる関係の構築に努めています。

営業において、常に心がけていることは、柔軟性を忘れないということですね。これまで、大阪から広島、そして福山。いろんな所で、仕事をしてきました。その中で学んだのは、やはり馴染んでいこうとする姿勢の大切さでした。まずは、お客さま自体に興味を持って、柔軟に溶け込んでいくこと。また、仕事の話ばかりしても面白く思ってもらえないので、いろんな話題を仕入れておくことも、ルート営業ではとても大切なことだと思います。ニュースについて語ったり、野球のこと、音楽のことを話すことも少なくありません。

社内制度という面では、ここ数年、余裕を持った働き方をしようという動きが浸透してきています。現在、世の中全体が残業を減らそうという方向で動いていますが、当社も例外ではありません。たとえば、夜7時になると全社のPCが強制的にシャットダウンされます。それ以上は働かず、帰宅してオフタイムをしっかり楽しんでもらおうという意図なのです。

これからは、さらに営業スキルに磨きをかけて、まずは主任昇格を目指したいですね。それから係長、課長代理、課長というステップを踏んでいきたいと思います。先輩社員を見わたすと、入社4~5年で主任になった人もいるわけですから。

学生の方へメッセージ

【Sさん】企業について調べる前に、まず、自分は何を重視したいのか? という軸を考えるべきだと思います。休みが多い会社がよいのか? テレワークが多い会社がよいのか? など。私の場合は人間関係を構築しつつ、いろんな商材を提案することができる点に魅力を感じ、当社を志望しました。そして今、野球で培ったコミュニケーション能力が、仕事の場で存分に活かすことができていると思います。

【Nさん】まず、自分がやりたいことは。何なのかを考えることですね。いまや終身雇用が崩壊した時代ですから、ステップアップを考えるのであれば、何年目までにはこれくらい成長していきたいという、目的意識を持つことも大事だと思います。また、その会社の平均年齢もチェックしてみてくだい。そして、その原因はどこにあるのか? 若手がすぐ辞めるのか? ベテランが辞めないのか? そこから、想像できることもあると思います。

【Mさん】とりあえずは、業種や職種を限定することなく、いろんな企業を見るべきだと思います。そういう自分も、商社に的を絞って企業研究していたのですが。少しでも良いかな? と思えるところがあれば、とりあえず行ってみるべきだと思います。なぜなら、学生の皆さんが知っている企業は、一握りにすぎないからです。詳しく調べると、隠れた優良企業がたくさん見つかると思います。

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同社が提供する製造機器、工場で使用される商品群は、日本の産業を足元で支えている。仕事を通じて、モノづくりのダイナミックな最前線をかいま見えることができるだろう。

マイナビ編集部から

今回、エネルギッシュに営業に取り組む、同社の若手・中堅社員3名にお会いすることができた。それぞれ、学生時代はスポーツやバンド活動に力を入れていただけあって、さすが、コミュニケーションには長けているという印象。マイナビサイドから投げかける質問にも、快活に答えてくれる姿が印象的だった。一方、営業活動の詳細について尋ねたところでは、エネルギッシュに動き回るだけでなく、お客さまの本位の姿勢で動く大切さを強調していた点が印象に残った。たとえば、1人の営業パーソンが語ったのは「先手先手で動くこと」の大切さである。商談に臨む前、あらかじめお客さまに問われる内容を想定しておき、その答えを準備しておくのだと言う。それも、1つ聞かれたことに対して、10個答えられるように調べ上げていくとのことだった。こうして営業現場での会話がスムーズに進められると、お客さまは「この人に聞けば、すぐに回答が返ってくる」と思うようになる。その積み重ねが、やがて大きな信頼感を育んでいくとのことだった。
さらにもう1つ、強く感じたのが一体感ある雰囲気だ。営業と聞くと、一人ひとりが売り上げ拡大に向けて動いている印象がある。しかし、同社では高い成果を上げた個人に、インセンティブ給が支給される仕組みはない。営業所全体で成果を追い求めたいので、社員同士、助け合いながら仕事に取り組む社風が根づいているとのことだった。

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全国勤務の総合職は、平均7~8年で転勤があるとのこと。大小さまざまな営業所で働くことになるが、その土地毎の名所、美味しいものにふれられる楽しみがあるという。
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