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最終更新日:2025/4/28
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部署名【コンサルタント 地質・防災・砂防】コンサルタント国内事業本部 流域・都市事業部 地盤環境部
私が所属する課では、ダム設計の基礎データとなる地質調査および解析を行っています。具体的には、現地での踏査やボーリングコアの情報から崩れやすい弱い岩盤の分布を把握します。この地質解析データをもとに設計部署と一緒になって安全なダムの設計・検討を行っています。私の取った地質データや解析次第では、ダムの設計が変わり工事費用が何千万単位で変動します。また、誤った解析をしてしまうとダムの決壊に繋がるので、常に気を引き締めて業務を進めています。自分の技術力を活かしてダムの安全性を担う。責任の重い仕事ですが、これが私の仕事に対する自負でありやりがいでもあります。
大学時代は学問探究の色が強い地質学を学んでいました。研究地域がどのような過程で形成されたのかを知ることはとても面白く、よくフィールドに出て地質調査を行っていました。大雨後のある調査で土砂崩れを起こした大露頭を発見し、騒然としたことがあります。この時から、地質の知識を防災や構造物の安全に役立てたいと思うようになりました。日本工営では、地質情報から構造物がのる斜面の安定性を解析して設計まで行っています。大学で学んだ知識が直結して社会への貢献に繋がると感じました。また、地質調査から設計まで一気通貫で業務を行えることも魅力に感じました。他分野の技術者と密に連携を取り、良いものを作り上げていく。自分の知見が広がると共に、皆で協力して一つの大きな業務を成し遂げることに憧れて日本工営に入社しました。
長期的な目標として、国内で培ったダム地質の技術力を海外でも発揮したいと考えています。日本の地質は構造上複雑なため、ダム建設における技術力は相当なものが必要とされています。最先端の技術を取り入れたり、サイト特有の地質状況に合わせた施工プランを考えたりすることは、難しい分楽しいと感じています。加えて、近年の傾向では新規ダムの建設が少なくなり、技術的に難しいサイトでの建設や再開発事業が多い傾向にあります。弊社の国内ダム事業におけるシェアが高いことから、国内で技術力を向上させれば、そのノウハウをそのまま海外のダム建設にも役立てることができると考えています。言葉の壁は依然として残ると思いますが、トップレベルの技術者集団の中で働いているという自信と責任を持って、自身の能力を世界でも活かしたい考えています。