最終更新日:2025/7/2

(株)銀座コージーコーナー

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 食品
  • 外食・レストラン
  • 専門店(食品・日用品)
  • 機械設計
  • 百貨店

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

企画から製造、販売まで。スイーツの可能性を開拓するフロントランナーを目指して

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若手社員たちが描いてきた入社後の軌跡

企画、開発、製造、販売までを一貫して手掛ける同社では実に多様な職種の人材が活躍している。ここではさまざまな経験をしてきた3人の先輩のキャリアから仕事内容や同社で働く醍醐味を浮き彫りにする。

I .R.さん
製造本部 製造管理担当 製造管理課
スポーツ健康科学部 健康科学科卒/2010 年入社

H.A.さん
商品開発本部 研究開発担当 神奈川清川研究開発グループ
応用生物科学部 生物応用化学科卒/2015年入社

T.T.さん
営業本部 営業推進部 企画マーケティング課
生物資源科学部 海洋生物資源科学科卒/2012年入社

先輩の横顔

I .R.さんの趣味は食べ歩きを兼ねたドライブ。ワインの産地に出かけて気に入った銘柄を箱買いなどすることも。
研究開発担当となってから試食が増え、運動不足がH.A.さんの悩みの種。ストレッチやヨガなどで体を動かすように心掛けている。
T.T.さんは大学時代からスキューバダイビングを始めた。最近は自宅での料理に凝っていて、スパイスから調合してカレーを作ることも。

【製造部門】製造ラインの管理から生産計画の立案にステップアップ(I .R.さん)

大学では食品関係の科目を履修したこともあり、就職活動では食に関わる業界を志望しました。当社に関しては採用担当の皆さんのざっくばらんな雰囲気に魅かれたのが入社を決めた理由の一つ。製造部門は、技術職ながら文系理系を問わず誰にでもチャンスが広がると聞いて、興味をぐっと深めました。

最初の3年間は川口工場でケーキのスポンジを作る工程に携わりました。初期段階では自分も製造ラインに入りましたが、慣れてきてからはパートやアルバイトの方をマネジメントする役割も担当しました。
ケーキをはじめとする菓子類を作るとき、季節によって変化する気温も把握しなければ、適切な食感や形に仕上げることはできません。実際、スポンジを焼くための「焼成」では外気から窯に空気を取り込むので、温度が低くなる冬場は思ったように焼き上がらないことも。自分よりもはるかにキャリアのあるパートの方にコツを聞きながら、一つひとつ乗り越えていきました。

4年目には生産管理部門に異動。川口工場で作るケーキやエクレア、プリンといった製品の月ごとの製造計画を作り、その日の製造量や入荷すべき原料の調整などに取り組みました。このときに心掛けたのは無駄な作業の簡素化。
当時、製造現場に指示を出すとき、手間のかかるやり方をしていたので、システムに入力して確認するスタイルに変更したのです。これが大きな効果を発揮して、業務が効率化できました。高額な予算を使ったわけではなく、ちょっとした工夫だけで実現できたことでもあったので、達成感はとても大きかったですね。

現在は、本部で3工場全てに関わる製造管理を担当しており、今まで以上に長期的な視点から計画を検討するようになりました。解決すべき課題は多いですが、当社の製造ライン全体をコントロールする醍醐味を味わいながら仕事に臨んでいます。現在の部署に異動してからも作業の簡素化は常に心掛けており、営業や工場との情報共有にタイムラグがあるのが課題だと感じた際には、情報共有ツールを使用してスムーズな連絡ができる仕組みを作りました。

まだまだシンプルにできる部分があると感じており、今度はシステムそのものを変えないと私の目指す効率化を図れないというレベルに達しています。かなり大掛かりな話になるでしょうが、他の部署も巻き込みながらチャレンジを重ねていきたいですね。

【研究開発部門】地道な作業の連続で新しい味を生み出していく過程を楽しむ(H.A.さん)

私は大学時代、科学的な視点で食品の研究に携わっていました。そんななか、「食を通して多くの人を笑顔にしたい」という思いが沸き上がってきたのです。大切な日を笑顔で彩ることができるという理由から第一志望としたのがスイーツ業界。中でも銀座コージーコーナーは、私も家族も日ごろからよく利用していたことや、全国に約400もの店舗を展開しているので多くの人を笑顔にできることが決め手となり、当社で頑張っていくことに決めました。

最初の4年間は製造部門に所属。川口工場のケーキの土台を作るラインへ配属となり、主に製造ラインの管理を手掛けてきました。当時はどうしたらスムーズに作業ができるのか、日々、創意工夫をしながら作業にあたる毎日。自分のアイデアが採用され、具体的に業務改善につながったケースもあり、徐々に自信を深めていくことができました。

5年目には商品開発部門に異動。まずは基礎研究チームに所属し、スポンジや生クリームを作る新技術の研究に携わりました。一口にスポンジといっても、小麦粉の品種を変えるだけでその品質は大きく変化します。どうすれば一番おいしい配合になるのか、手探りの中で試行錯誤する日々を過ごしました。

現在は神奈川清川工場内の生ケーキの新商品開発に取り組んでいます。企画担当が発案したテーマをもとに、ケーキの素材などを具体化した資料を作成することが開発の仕事の初めの一歩。試作に入っていくと材料の選定からスタートします。例えば、チョコレートを使うにしても、開発するケーキによって必要な味や香り、ブレンドの配合などは千差万別ですから、安易に選べるというわけではありません。ジャンボシュークリームの新味を作ったときなどは、数パーセントずつ材料の配合を変えながら求める味に近づけていきました。華やかに見える商品開発ですが、実は地道な作業の繰り返しでイメージするおいしさを追求しているのです。私は、そうした開発過程がとても面白いと感じています。

開発にきてから数年経ちましたが、まだまだ足りないことが多いと感じています。わからないことをわからないままにせず、知識を増やしていきながら「この人ならば大丈夫」と言われる存在を目指したいですね。いずれは、ジャンボシュークリームやチーズスフレに次ぐ当社の看板となるヒット商品を誕生させたいと思っています。

【営業部門】一人ひとりの声を大切にするのが、銀座コージーコーナーの流儀(T.T.さん)

私の場合、入社してから1年だけ別部署に勤務した後、2年目から地域の店舗での接客を担う営業部門に配属されました。異動当初は初めての接客に戸惑った部分もありましたが、記念すべき日にケーキを購入してくださったお客さまが笑顔で帰っていく姿を直で見られるのがモチベーションとなりました。
3年目の冬には小田原の店舗で店長に昇格。以降、人、モノ、金の全てを管理しながら店の円滑な運営を支えていくことになったのです。

店長として、さまざまな物事を改革していきたいとの思いはあったものの、一方で、どうすれば目指す店が作れるのか、よくわかっていなかったことが壁となりました。その中で心掛けたのは、スタッフ一人ひとりの意見に耳を傾けること。私が店長ですが、店舗はみんなのものです。だからこそ、全員が思いを形にできる店づくりが大切なのだとの想いを胸に改善に乗り出していきました。

店長としては5店舗ほど経験しましたが、店舗発信での改善を自由に行えるのが当社の良さ。例えば、ある店に異動した直後、スタッフが動きにくいように思えて調べていくとレジの位置が入口に近いのが障壁になっているのに気付きました。すぐさま、場所を移す提案をしたのですが、マネージャーもスタッフも私の提案を受け入れてくれて、スムーズに業務を改善することができました。アイデアを否定せず、「まずはやってみよう」という会社なので、いろいろなことにチャレンジできるのだと思います。

2020年7月からは企画マーケティング課に異動。ここでは、全店舗で使うポスターやPOP、プライスカードなどの企画制作に取り組んでいます。毎月の新商品に関して、それをPRするためにどのような販促物が相応しいのか、デザイナーらと連携しながらアイデアを形にしていくのです。自分が関わった販促物が全店に影響を及ぼすのですから責任重大ですが、やりがいが大きいと感じています。

店舗で長く務めてきただけに、新商品がケース内でどのように並ぶのか、ポスターはどのように貼れば目立つのかが具体的にイメージできるのがアドバンテージとなっていると感じています。今後は、販促物の制作以外にも広報などの仕事にもチャレンジしてみたいと思っています。どんな業務に関わるにしても、現場で感じていた感覚を忘れないで仕事に活かしたいと思っています。

学生の方へメッセージ

■これから社会に出る皆さんは、チャレンジする気持ちを忘れないでください。ときに失敗をすることもあるでしょうが、その失敗が知識やノウハウとなり次につながっていくはず。恐れずにいろいろなことにトライしたいという意欲を持ってきてほしいですね。
当社の場合、学部学科は一切不問。入社後に学ぶチャンスがいくらでもあるので、少しでも興味を持ったら、ぜひ扉を叩いてみてください。
<I.R.さん>


■学生の皆さんは今、これから長く社会人として働いていくための第一歩を踏み出そうとしています。だからこそ、可能性を狭く絞ってしまうのではなく、たくさんの会社を見て自分の視野を広げてください。その上で銀座コージーコーナーを目指してくれたらうれしいですね。研究開発を志望するなら、興味のあることは積極的にとことん追求する姿勢を持っていてほしいです。
<H.A.さん>

■就職活動開始後、周囲の友人から「何十社にエントリーした」という話を聞いたとき、私の中にも焦ってしまう気持ちが芽生えました。しかし、この友人のようにハイペースだと私は持たないと考えを改め、自分のペースを守って活動するように心掛けました。その結果、今の自分があるのです。
学生の皆さんは焦ることなく自分のペースを乱さずに就職活動を乗り切ってください。
<T.T.さん>

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若手社員の感性を生かして、率先して新しい試みにチャレンジ。「まずはやってみよう」と背中を押してくれる先輩方がそろっている。

マイナビ編集部から

1948年に東京・銀座で創業した銀座コージーコーナーは、現在全国400店以上を展開するスイーツブランドとして、多くのファンを獲得するに至っている。老舗ながら変化に対して極めて柔軟。若い人材の意見を積極果敢に取り入れながら、スイーツの新しい可能性を模索してきたことが、ここまでの知名度を誇る原動力となった。

今回、取材に応じていただいた3名の先輩たちも、全社的に大きな影響力を及ぼす仕事に挑んでいる。
店舗で活躍中の皆さんも同様で、若いうちから店長、そして複数店を統括する立場に昇格することで同社の最前線を盛り上げている。
また、工場の製造現場で活躍する皆さんは、多くのパート・アルバイトをマネジメントすることで円滑な商品製造環境の実現を担う。
企画から開発、製造、販売まで一貫して手掛ける同社には実に多くのキャリアがあり、だからこそ、自分らしい個性を生かして成長を遂げられるフィールドが広がっているのだ。

近年は他社商品の受託製造(OEM)や、アレルギー対応商品の開発といった試みも展開。スイーツの未来を広い目で見て開拓しつづけている同社は、まさに業界のリーディングカンパニーらしい責任と自信に満ち溢れていると感じた。

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採用担当の皆さん。一人ひとりの学生に対して親身に向き合うことを信条としていると言う。同社の企業研究のなかでわからないことがあれば、気軽に相談してみよう。

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