千葉県教育委員会

大学３年生の頃、たまごプロジェクト研修で特別支援学校へ行きました。初めは、障害のある子ども達とどのように関わってよいか戸惑うことがたくさんありましたが、回数を重ねるごとに、子ども達とも打ち解け、積極的に関わっていくことができるようになりました。その中で、子ども達の「できた」「わかった」の瞬間に何度も立ち会うことができたり、それを先生方が自分のことのように喜んでいる姿を見たりして、特別支援学校の教員という仕事にやりがいと憧れを抱くようになりました。同時に、達成感を味わっているときの子供たちの笑顔を自分も引き出せるようになりたいと強く思いました。

宿泊行事（学校では見られない子どもの姿が見られるから。１日を共にすると、より子ども達と打ち解けることができる気がするから。）
運動会、文化祭（いつもより張り切って、やる気に満ち溢れた子ども達の姿をみることができるから。お家の人に「すごいでしょ。褒めて」と少し甘えた子ども達を見ることができるから）

一般の小学校に通っている子ども達がサクッと乗り越えてしまう課題を、少しずつ時間をかけてゆっくりと乗り越えていく子ども達が通う特別支援学校。小さな成長を見逃すことなく子ども達と一緒に喜び合うことができます。言葉にして発信することが少ない児童もいますが、表情や視線、息遣い、身体の動きなどのいろいろな表現方法で、教員である私たちに一生懸命思いを伝えてくれます。大変なことや悩むこともたくさんありますが、それを打ち消すくらいのやりがいや達成感、喜びを感じられる職業であると感じています。