最終更新日:2025/5/13

NECプラントエンジニアリング(株)

  • 正社員

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 半導体・電子・電気機器
  • 金属製品
  • 機械
  • 機械設計

基本情報

本社
熊本県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

半導体生産工場で、ひと味ちがった設備管理のノウハウを獲得していく若手社員たち

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技術+人間力で、大規模工場の安定操業を支える充実感!

長年にわたる蓄積ノウハウを活かし、半導体工場の操業を支えるNECプラントエンジニアリング(株)。社員の挑戦心をかきたてているのは、技術の習得に加えチームをまとめあげていく、人間力を磨ける点にあるようだ。

(写真左:野口さん、写真右:前田さん)

■前田 大翔(2023年入社)
 ファシリティマネジメント事業本部 熊本事業所 熊本ファシリティ保全課
■野口 裕香(2022年入社)
 ファシリティマネジメント事業本部 熊本事業所 熊本ファシリティ保全課

先輩たちの1日

【前田さん】午前中は朝礼の後、社内会議やメール確認、資料作成など。午後は仕事の発注、現場を訪れての確認、工事資料をまとめたり上司への報告にあてることが多い。
【野口さん】朝礼が終わると、事務所にもどってミーティング、書類整理など。午後からは現場でのKYT(危険予知訓練の実践)活動、工事の手順書確認にあたっている。
社内のリフレッシュルームは、社員たちにとっての憩いの場。明るく、のびやかな室内でランチを取ったり、お茶を飲みながら同僚とのおしゃべりを楽しむ人も多い。

【前田さん】キーマンをみつけ、周囲を巻き込んでいく姿勢。それが、工事を円滑に進める原動力となる

当社へ入社を決めたきっかけは、自身が取得していた第三種電気主任技術者の資格が活かせる環境があり、半導体業界に興味を持っていたためです。また電気の知識だけではなく、空調や熱源設備に関しての知識を深めることが可能だと感じたためです。

入社後、まずは当社で使用している設備について学びました。多くの設備があるためすべての設備を覚えるまでは時間がかかりましたが能動的に動きながら、知識を吸収していくことを意識して業務に取り組んでいました。

また社内の照明の取り替え、点検業務や故障対応といった小さな工事から着手。経験を積み、次第にプロジェクトに参加する機会が増えました。現在参加している社内プロジェクトはクリーンルームのLED化工事。工場の生産が停止してしまうと何億円という損失にもつながりかねないため半導体の生産を続けながら設備を停止する必要があり、さまざまな関係者と細かな調整や既設の照明設備との互換性についても検討しなければなりませんでした。また、コストのかかる照明装置ということもあり、社内に対する提案方法についても考えを巡らせました。今年5月からスタートしたプロジェクトですが、今期中には全ての更新作業を完了させる予定です。

やりがいを感じるのは、こうした制約の多い中で、なんとか工事を完遂させることができた時です。提案したことが実行され、日々生産活動が滞りなく行われている光景を見ると、自分の存在意義を噛みしめることができます。

仕事を円滑に進める上で意識している大切なことは、いち早くキーマンを見つけて、そこに働きかけていくこと。また、工事全体の動きを考えながら、関係する人たちを巻き込んでいく力も必要となります。

当社の魅力は、休みが多いためプライベートを充実させることができる点です。長期連休もあるほか、3連休と有給をつなげて4連休にして、旅行を楽しむ方も多いですね。また、平日についてもワークライフバランスのとれた働き方ができています。私は身体を動かすことが趣味なのですが、毎日、ランニングや筋トレで汗を流しています。

【野口さん】工事管理者は、いわば現場のムードメーカー。明るい雰囲気をかもし出し、輪の中心に立つ

私はユーティリティ設備全般に興味があり、また、大きな工場で働いてみたいと考え、当社を志望しました。
現在、私が担当してるのは、ガス供給設備の保全業務です。具体的には、メンテナンス計画の立案や工事の発注、工事内容の確認、完了確認など。入社当初は施設の全容やガスの種類、新しく見る部材についてなどをゼロから学び、少しずつ本格的なメンテナンス業務に移行していきました。また、半導体工場でしか使われない特殊なガスもあり、それを取り扱うため特定高圧ガス取扱主任者の資格も取得しました。そして今では、メンテナンスの年間計画、さらに長期におよぶ計画の立案もまかせていただいてます。分からないことは先輩や上司に質問する一方、自分で考え「こういうことを追加した方が良い」と思えるものについては、積極的に提案するようにしています。

仕事のやりがいは、1つの工事の発注から工事内容の確認までの一連の流れにて、大きなトラブル、事故の発生なく完了することで達成感を感じています。また、半導体工場が365日トラブルなく稼働していること自体に、安定操業をあずかるメンテナンス担当として、大きな手ごたえを感じています。とはいえ、突発的なトラブルへの対処については、まだまだ、分からないことも多いですね。ベテラン社員や協力会社のスタッフに意見を仰ぎながら、その都度、ノウハウを吸収するようにしています。

設備の管理、現場における工事・点検は協力会社が行いますが、それに先立っては綿密に打ち合わせが必要となります。立場上、指示を出すことが多い仕事ですが、つねに自分もチームの一員であるという意識をもって仕事に臨んでいます。話し方についても、言葉選び一つで相手のとらえ方が変わってくるので、細心の注意を払い、くい違いのないコミュニケーションを取るようにしています。また、明るい雰囲気作りに努めることも、管理者にとって重要な役割だと考えています。もちろん、時には気分が落ち込むこともありますが、いつも元気よく、快活に接するように心がけています。このほか、業務以外のイベントに参加することも、大切なことだと思います。何か声をかけてくれた集まりなどがあれば、積極的に参加して親交を深めるようにしています。現場での息の合った仕事は、そうやって積み重ねた、信頼関係から生まれてくるのだと思います。

【前田さん】いつかマネジメント業務にも挑戦 【野口さん】施設全体を総合的に見る眼を養いたい

【前田さん】次の目標は、資格試験に合格することです。現在、第三種電気主任技術者の資格を持っているため、できるだけ早く、第二種電気主任技術者を取りたいと考えています。また、役職としては係長昇進をめざしたいと思います。現在の上司が、とても面倒見の良い方で、私にとって目標となっています。困った時には、親身になって相談にのってくださいます。また、忙しい時でも一緒に現場を見にきてくださり、いろいろアドバイスをしてくださいます。これまで、私自身どれだけ助けられたか分かりません。

近い将来、この上司のように部下をしっかり育てられる管理職になり、幅広いマネジメント業務に挑戦していきたいと考えています。そのためには、電気以外の幅広い分野にまたがる知識も、積極的に吸収していく必要があるでしょう。これからも、事業所の方々とこまめにコミュニケーションを取りながら、1人では得られない知識を取り込み、自分のものにしていきたいですね。また、さまざまな人たちとコミュニケーションの輪を広げ、深めることは、自分の日常を充実させることにもつながります。お酒、食事を一緒に楽しむ時間もまた、その人の考え方にふれる良い機会となるからです。

【野口さん】これまで、私はガス設備を担当させていただきましたが、来月からはジョブローテーションにより、水処理設備も併せて担当することになりました。もちろん、その先にも学ばなければならないことは、山積されていることでしょう。まだまだ、知らないことだらけなので、どんどん新しいことを吸収していかなければならないのです。いろんな判断に必要なノウハウの蓄積も浅いため、これから多種多様な経験を積んでいく必要があると思います。その点、今は現場で何が起こっているかを間近で見ることができるばかりでなく、日々、ファシリティのスペシャリストから貴重な意見・アドバイスをいただくことができています。つねに学び続ける姿勢を持ち続け、施設管理スタッフとして、1日も早く一人前になりたいですね。

そして、さらに先の目標は、半導体生産設備の管理・保全について総合的に考えられる人材になることです。現在、設備担当として1つの設備に特化した仕事していますが、今後はいろんな設備について理解を深め、多角的な視点を養っていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

学生のみなさんは、プラントエンジニアリングの仕事と聞いて、どんな業務を思い浮かべるでしょうか。私もそうでしたが、現場において設備機器にふれる、実作業を想像される方も多いと思います。しかし当社における仕事は、現場作業が中心ではありません。工事の進行全体を管理する仕事なので、身体を使うことより、頭で考えることの方が多い仕事と言えます。もちろん、モノを知らなければならないため現場に足を運ぶことも必要ですが、デスクワークが7割を占めると言ってよいでしょう。なぜなら基本的に、実作業は協力会社が中心となって進めるからです。

したがって、NECプラントエンジニアリングの社員に求められるのは、工事全体を円滑に進めるための企画力です。綿密なメンテナンス計画をたてること、工事に備えて必要な資材・マンパワーを検討し発注を行うこと、工事内容についてお客さまと共有し調整を行うことなど。さらには、現場におけるKYT(危険予知訓練の実践)活動も、重要な仕事のひとつとなっています。

また、いろいろな人と関わりながら仕事をしていかなければならないため、こまめにコミュニケーションをとっていく姿勢が求められます。個人で進められる仕事は1つもなく、全てチームで進めていくからです。お客さま、協力会社の方々と意識を共有し、ワンチームで取り組む姿勢が重要なのです。

■野口 裕香/2022年入社 熊本ファシリティ保全課

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チームワークが要求される仕事に取り組んでいるためか、意思疎通を図ることが得意な人が多い。ミーティングの場でも、テンポ良く意見を出し合う社員の姿が見られた。

マイナビ編集部から

今回、2人の気鋭若手エンジニアから、同社のおける働き方をうかがった。対話から強く感じたのは、お二方とも親しみやすい語り口でありながら、内容が明快に伝わってくる話し方をされるということ。また、電話が多くかかってくるばかりでなく、周囲に声がけしながら進める仕事も多いため、オフィスは和やかな雰囲気に包まれていた。取材に応じてくださった、前田さんの言葉をかりるなら「いわば社会人の学校のようで、ワイワイしていて話しやすい」環境なのだ。さらに、上司も細かなところまで指示を出さず、仕事の進め方は極力若手の裁量に任せ、自由にやらせてくれるとのことだった。このほか、業務外での交流も活発に行われており、誘い合っての飲み会のほかキャンプ、ゴルフなどを楽しんでいる人もいるようだ。

そんな同社が求めているのは、言うまでもなく、周囲と意思疎通を図りながら、チームワークで仕事に取り組んでいくことができる人材だ。日々のメンテナンス、工事における協力会社の方々との話し合いはもちろん。お客さまである半導体製造工場の担当者と、膝を突き合わせて話し合うことも多い。また、導入したことのない機器を設置する場合、確認会で装置の詳細について説明をする機会もある。言葉をつくしながら、考え、意向をしっかり伝え、コンセンサスを得ながら仕事を前に進めていく。そんな、周囲を巻き込む力を備えた人物こそ、同社にふさわしいと言えるだろう。

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大手半導体メーカーのプラント規模にも対応する、高度な業務ノウハウを持つ同社。ファシリティマネジメントのプロフェッショナル集団として、大きな存在感を放っている。

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