学生のみなさんは、プラントエンジニアリングの仕事と聞いて、どんな業務を思い浮かべるでしょうか。私もそうでしたが、現場において設備機器にふれる、実作業を想像される方も多いと思います。しかし当社における仕事は、現場作業が中心ではありません。工事の進行全体を管理する仕事なので、身体を使うことより、頭で考えることの方が多い仕事と言えます。もちろん、モノを知らなければならないため現場に足を運ぶことも必要ですが、デスクワークが7割を占めると言ってよいでしょう。なぜなら基本的に、実作業は協力会社が中心となって進めるからです。
したがって、NECプラントエンジニアリングの社員に求められるのは、工事全体を円滑に進めるための企画力です。綿密なメンテナンス計画をたてること、工事に備えて必要な資材・マンパワーを検討し発注を行うこと、工事内容についてお客さまと共有し調整を行うことなど。さらには、現場におけるKYT(危険予知訓練の実践)活動も、重要な仕事のひとつとなっています。
また、いろいろな人と関わりながら仕事をしていかなければならないため、こまめにコミュニケーションをとっていく姿勢が求められます。個人で進められる仕事は1つもなく、全てチームで進めていくからです。お客さま、協力会社の方々と意識を共有し、ワンチームで取り組む姿勢が重要なのです。
■野口 裕香/2022年入社 熊本ファシリティ保全課