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最終更新日:2025/4/21
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仕事内容データサイエンス
私が所属するICT推進部には、ドローン、レーザースキャナーといったICT技術の導入を推進するチームと、データサイエンスのチームがあり、後者が私の所属するチームです。立ち上がったばかりのチームのため、すでに走っているプロジェクトのメンバーとして働くのではなく、課題に対して主体的に「こういう方針でできないか」「次はこう考えてはどうだろう」と、日々試行錯誤を繰り返しています。今取り組んでいるテーマの一つに、施工物件の瑕疵(かし:構造物に何らかの欠陥があること)傾向分析があります。当社の過去の施工物件に係る瑕疵報告が紙データとして保存されており、それらから傾向や頻度など何か系統だった情報を引き出せないか、またその結果から改善策を導き出せないか、ということを分析しています。しかしこれには現場の知識が必要です。私は現場での経験がないので、勉強会を開いていただいたり、実際に現場に行かせてもらったりして、土木や建築について学んでいます。「意味のある分析」「現場に役立つ価値」を生み出せるよう、今は努力の日々です。
建設業におけるデータサイエンスの活用は今後の発展分野で、ゼネコン各社が力を入れています。佐藤工業では私ともう1名がデータサイエンティストの1期生として採用されました。私たちに求められる役割は、今まで蓄積してきた膨大なデータを活用した課題解決の提案や、データの解析などを通して会社に貢献することなので、その期待に添えるよう日々努力をしています。仕事の進め方は任せていただいているため、プレッシャーもありますがその分やりがいも大きいです。
大学では統計学や情報工学の知識を使ってデータから新たな価値を見出していく手法を学び、それがとてもおもしろくて「データサイエンスを生かして活躍できる仕事に就きたい」と思うようになりました。教授に相談し、薦めていただいたのが佐藤工業です。建設業界では、現場で働く職人さんの高齢化が進んでいて、彼らが感覚的にやっている匠の技をどうやって若い人たちに引き継いでいくのか、技術の継承が課題になっています。例えばそこに機械学習やAI の技術を持ち込んで課題を解決していく。そんな仕事をイメージできたこともあって入社を決めました。
当社の歴史の中で未だ活用されずに積み上がっているデータはたくさんあります。私の仕事は会社の利益に直接つながるものではありませんが、だからこそデータを見る目を磨き、導入部署の業務への理解を深め、多くの経験を積むことで困ったときにはまずは相談を持ち掛けてみよう、そう思われるような社内のデータサイエンティストの第一人者となることが目標です。また、将来的には組織のマネジメントができる人材になり、自分と同じ社内で活躍するIT人材を育て、会社の発展に貢献したいと思っています。