最終更新日:2025/3/11

MHI NSエンジニアリング(株)(三菱重工グループ)

  • 正社員

業種

  • 機械設計
  • 機械
  • プラント・エンジニアリング
  • 情報処理
  • ソフトウエア

基本情報

本社
兵庫県
PHOTO
  • 機械系
  • 技術・研究系

日本のエネルギーを支える重要な仕事。やりがいも大きい!

  • 井上 勝之
  • 2014年入社
  • 鳥取大学
  • 機械工学科 卒業
  • 原子炉制御安全技術部 安全技術グループ 所属

会社・仕事について

現在の仕事
  • 部署名原子炉制御安全技術部 安全技術グループ 所属

原子力への興味は宇宙から

私は大学時代、超音速の火星探査機の研究をしていました。火星の大気を模した空気を通す風洞を作り、その中に円錐型飛翔体を飛ばして空気力学的な特性を調べる、という研究です。原子力とは全然関係ありません。いずれ火星探査で何らかの貢献ができればと思っていたのですが、それは後輩に託すことにして就職活動を始めました。
もちろん、初めは宇宙にかかわる企業を探していたのですが、そのとき出会ったのが当社(旧西菱エンジニアリング株式会社)です。しかし、よく調べてみると当社は宇宙以外にも原子力を中心にさまざまな分野を手がけていることがわかりました。このとき、これはおもしろそうだ、新たな分野に挑戦してみたいという気持ちが沸いてきたのを覚えています。さらに、当社は2015年に合併し、会社の規模が一気に大きくなって挑戦できるフィールドもさらに広がりました。仲間も増えて毎日いい刺激を受けています。


入社1年目、原子力プラントの安全設計を手がける

入社した直後から1か月間の新入社員研修が始まり、会社の仕組みや技術者として必要な最低限の技術などを教えてもらいました。この1か月間で同期とも打解け、今も楽しく付き合っています。
この研修が終わると、原子力プラントの安全設計を手がける部門に配属されました。ここで担当することになったのが解析業務です。具体的にどんな業務かというと、配管が破損したとき建屋内の圧力や温度などがどこまで上昇し、それは規制基準をクリアしているのか、また外部に放射能は漏れないか、といったことを専用のソフトウェアを使って評価していきます。原子力プラントは安全が絶対条件ですから、一切の妥協は許されません。でも、これが原子力という日本のエネルギーを支える仕事なんだと思うと、その緊張感も強い使命感とやりがいにつながっています。
もちろん最初は不安や戸惑いがありましたが、指導員の先輩が一年間つきっきりで教えてくださり次第に焦りはなくなっていきました。新入社員研修から実際の指導まで、じっくり面倒を見てくれる制度が整っているので、安心して自分の力を発揮して、成長していける環境だと思います。


仕事を通して、技術者として、人間として、これからも成長していく

入社から一年以上が経ったころ、先輩から「次はこれをやってみようか」と私の力量に合わせた仕事を任せられるようになってきて、自分の仕事の幅が少しずつ広がっているんだ、成長しているんだという実感がわいてきました。でも、原子力はとても奥が深く、専門性も極めて高い。まだまだ勉強することはたくさんあります。
例えば、解析業務で使う入力値を決めるとき、その数値に決めた根拠を明示しなければなりません。一番最初にお話しした「なぜそうなのかを考える力」ですね。さらに、そのために使用するソフトウェアそれぞれの特性も深く理解しておく必要があります。

原子力には疎かにしていい数値、根拠のない数値など一つもありません。どんな小さなことでも誠実に対応することが大切です。こうした姿勢は仕事だけでなく、社会人としてとても大切だと感じました。仕事を通して人間的にも成長できていることを実感しています。


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