最終更新日:2025/3/4

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人
  • 不動産

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

賃貸住宅から都市再生、災害復興まで――。URだからできるまちづくりがある。

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先輩社員のキャリアステップ

賃貸住宅・都市再生・災害復興の3事業を柱に、公共性の高いプロジェクトを展開するUR都市機構。2名の職員に業務内容ややりがいを聞くと、機構全体で共有しているまちづくりへの使命感が浮かび上がってきました。

桃林 真希さん
本社 住宅経営部 保全企画課
2014年入社

稲田 一輝さん
東日本賃貸住宅本部 ストック事業推進部 事業第3課
2017年入社

先輩社員を紹介!

音楽好きで、中高時代はハンドベル、大学ではエレクトーンを演奏していた桃林さん。最近の休日は、引っ越したばかりのエリアの散策を楽しんでいるそうです。
最近サウナにはまっているという稲田さん。リラックスや気分転換の時間を大切にしながら、休日には建築に関する基礎知識などを学ぶための読書にも励んでいます。

【桃林さん】BIMなどの技術を活用し、社会の変化に対応するURの未来を追求したい

大学では建築学を専攻し、特に耐震に関する研究に取り組みました。そうした経験を通じて人々が安心して暮らせる住まいをつくる仕事に携わりたいと考え、その思いを実現できる場としてURに興味を持ちました。

私のキャリアのスタートは、西日本支社でのUR賃貸住宅の修繕計画策定業務でした。住宅の維持・管理には、適切なタイミングでの修繕が不可欠です。そこで、現地で住宅を管理する部署に住棟の外壁などの劣化状況についてヒアリングを実施。工事の必要性を検討し、限られた予算の中で最適な修繕計画を立てることが主な業務でした。その後、東日本賃貸住宅本部に異動し、外壁修繕や屋根防水など、建物の寿命を延ばすための大規模修繕工事の設計・発注業務を担当。西日本支社では計画策定が中心でしたが、ここでは工事の発注に加え、実際に現場に足を運び、進捗管理を行うことが求められました。複数のプロジェクトを同時進行させる中でタスク管理の難しさを実感しましたが、工事が完了し、きれいに生まれ変わった建物を目にしたときの達成感はひとしおでしたね。続いて、行政研修として国土交通省でUR向け補助金の予算要求業務を経験。少子高齢化の進行やカーボンニュートラルへの対応など、社会が直面する課題の中で、URが果たすべき役割を政策的な視点から検討しました。現場業務とは異なり、より広い視野でURの存在意義を捉え直す貴重な経験となりました。

現在は、BIM(Building Information Modeling)の活用法を構想する業務に携わっています。BIMとは、建物の設計から施工、メンテナンスまでの一連のプロセスをデジタル上で一元管理できるシステムです。建築業界では専門家の高齢化が進んでおり、技術継承や業務の効率化が大きな課題となっています。こうした社会の変化を見据え、BIMの導入がURの業務改善にどのように貢献できるかを検討しています。

これまでの経験を通じて、賃貸住宅や都市再生、震災復興など、URの仕事が持つ大きな社会的意義を強く感じています。「こんな仕事をしてみたい」という希望を伝えやすく、挑戦したいことにチャレンジできる風通しの良い環境も整っています。私はこれまで賃貸住宅部門を希望して経験を積んできましたが、今後はチャンスがあれば他の部門にも挑戦し、さらに視野を広げたいと考えています。

【稲田さん】老朽化した団地を生まれ変わらせて、地域に新たな価値を創造する

大学では、社会科学部で都市デザインなどのまちづくりについて学ぶゼミに所属していました。そこで学んだことを活かせる仕事がしたいと考えて就職活動を進める中で、公共性と収益性を両立しながら社会に貢献できるURの仕事に魅力を感じました。

入社後は、最初に名古屋の中部支社に配属され、入居促進業務を担当。広告代理店とも連携し、UR賃貸住宅をPRするパンフレットの作成などを行いました。例えば、リノベーションした住戸の特集ページを企画し、団地の魅力をわかりやすく伝える工夫をした際は、パンフレットを設置する店舗のスタッフから好評で手応えを感じましたね。業務を通じて実際にさまざまな団地を訪れる機会もあり、広々とした共用部や緑豊かな敷地など、UR賃貸住宅の魅力をあらためて実感しました。その後は、中部支社や本社で総務・人事業務を担当。各部署の適正な人員配置を検討するなど、さまざまなコーポレート業務を通じてURの組織全体の動きを学びました。こうした経験は、その後の異動先でも業務の背景を理解する上で非常に役立っています。そして2024年度からは、東京・多摩エリアの団地再生に携わっています。UR賃貸住宅の中には、建物の老朽化が進む団地もあります。そうした団地について、より魅力的な住まいへと再生させていくために、団地再生事業をマネジメントしていくことが私の役割です。

現在は、2つの団地の建替え事業を担当しています。単に建物を新しくするのではなく、団地の価値を向上させるとともに、周辺地域の魅力も高め、地域の中心となるような場所にしたいと構想しています。計画に私自身の考えも反映できるのは、大きなやりがいですね。こうしたURとしての考えを踏まえながら、住民や行政関係者と協議し、すべての関係者が納得できる着地点を探っています。こうしたプロジェクトは、関係者の協力があってこそ実現できるものであり、まちづくりには多くの人の意見を調整する力が求められることをあらためて実感しています。どの団地においても、建替え事業は長期的なプロジェクトです。遠い未来を見据えながら、理想の団地の姿を頭の中にイメージし、着実に目の前の仕事をこなしてプロジェクトを前進させていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

普段の生活の中で少し意識を向けると、これまで知らなかった多くの企業があることに気づきます。私がURと出会ったのも、自宅近くの駅前再開発に携わっていると知ったことがきっかけでした。このように、身の回りの出来事にアンテナを張るだけで企業研究は進んでいきます。すでに多くの企業を見ているはずですが、その中にはきっと自分に合うところがあると思います。ぜひ視野を広げ、チャレンジを続けてください。
(桃林さん)

新卒で入社できるのは一度きりだからこそ、業務内容や職場環境、人間関係、成長の可能性などをじっくり考えて選んでほしいと思います。考えるポイントが多くて大変かもしれませんが、実際に働いている先輩社員の話を聞くことで、入社後のミスマッチを防ぐヒントが得られるはずです。納得のいく選択ができるよう、しっかりと企業研究をしてみてください。
(稲田さん)

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プロジェクトを積み重ねるたびに知識やスキルが蓄積され、次の仕事への自信が深まっていく。挑戦を重ねながら成長し、キャリアを磨き続ける姿が印象的だ。

マイナビ編集部から

UR都市機構について、テレビCMなどで知っている人も多いかもしれないが、一般的にはUR賃貸住宅のイメージが強いだろう。たしかにそれも事業の柱の1つだが、都市再生や災害復興など、事業のフィールドは多岐にわたる。独立行政法人という立ち位置だからこそ取り組める、公共性の高い事業も少なくない。日本社会が直面する課題に向き合い、社会的な意義の高いプロジェクトを展開していることを知ると、その魅力の大きさにあらためて気づく人も多いのではないだろうか。

社内で経験できる業務の内容も多種多様だ。今回インタビューをした2名も、ジョブローテーションを通じて社内のさまざまな部署で幅広い経験を積み、ときには行政研修でスキルや視野を養っていた。そうした経験を重ねる中で、より専門的に関わりたい分野が見えてきたら、自ら手を挙げてキャリアを築いていける環境も整っている。魅力的なまちづくりや暮らしづくりに携わるやりがいの大きな仕事を通じて、自分自身を高めることができる。非常にチャレンジングな環境であり、成長意欲のある人にとって大きな可能性を感じられる職場だと感じる取材だった。

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半世紀以上にわたり日本のまちづくりを支え、数々のビッグプロジェクトを手がけてきた。これからも、すべての人が生き生きと輝けるまちづくりを推し進めていく。

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