(株)奥村組

学生のときは、施工管理を志望していました。
大現場の所長や一担当者よりも、小さくても１つの工事現場すべてを把握できるような現場監督になりたかったので、大手ではなく中堅ゼネコンを選びました。
堅実経営・誠実施工という企業理念に共鳴したことも一因です。

建築現場での施工管理業務を10年経た後、現在は建築工事の見積業務に携わっています。
見積の仕事は、工事受注のために、設計図書をもとに工事原価を算出する仕事です。
図面を見て、工事内容を想像して内訳書を作成することが楽しいです。

自分が見積りをして受注した案件が、契約して工事現場で形になって、会社の売上げや利益につながります。
受注しないと当社の仕事は始まりません。ゼネコンの仕事のスタートを切ることになる、見積業務に責任とやりがいを感じています。
現場で仕事をしていたときは、図面を実際に形にしていくことを面白いと思っていましたが、見積の仕事では、図面に書かれた工事の内容を箇条書きにして内訳書に変換していく仕事に面白さを感じています。

見積の仕事には、積算の知識だけでなく施工の知識も設計の知識も幅広く必要になります。
どんな見積案件にも対応できる知識と応用力を習得すべく日々精進しています。

みなさんは今は何にでもなれる可能性を持っています。あせらずに、多少遠回りをしてでも、ゆっくり考えて自分の道を決めてもいいと思います。学生の時にしかできない勉強、遊びをたくさん経験して自分の糧としてください。