JFEプラントテクノロジー(株)【旧：住友ケミカルエンジニアリング(株)】

プラントグループ設備設計チームのメンバーとして、国内外のモノマー精製プラント、モノマー合成プラント、合成樹脂プラント、合成ゴムプラント、添加剤製造プラント、無機酸プラントと多様なプラントのプロセス設計、機器設計、機器試運転に携わってきました。
プロセス設計はプラントの工程を理解し、顧客の要求事項を織り込み、EFD（エンジニアリングフローダイアグラム）と呼ばれるプラントの設計図を作成する重要な仕事であり、やりがいのある仕事です。現在はグループマネージャーとして、設計の取り纏めを行ないつつ、若手の育成に注力しています。

今までで最も印象に残っているのは、2004年～2008年まで従事した、サウジアラビアの合成樹脂プラントのプロジェクトです。
幕張の事務所ではプロセスリードエンジニアとして、建設現場ではコミッショニングマネージャーとして任務を遂行しました。中東という異世界での日々の業務は決して楽なものではありませんでしたが、何もない砂漠の中に、自分が設計に携わったプラントが形を成していく様を目の当たりにすることが、数少ない楽しみの一つでした。他社が建設したプラントが思うように立ち上がらない中、当社が建設したプラントが順調に立ち上がったことに誇りを感じました。

いい意味での劣等感を持っており、それを克服すべく努力する人。言われるがままに業務をこなすのではなく、物事に疑問を持って自ら思考し、間違いを恐れずに自分の意見を言える人。自分が困っている時は素直に助けを求め、他人が困っているときは積極的に助勢できる人。そんな方を求めています。

皆さんがどのような印象を持たれているかは分かりませんが、プラント設計のエンジニアとは、思っている以上に泥臭い仕事だと思います。計算通りの結果が出なかったり、設計通りに物が作られなかったりすることはままあることです。また、学問の世界のように正答が限定されている訳ではなく、常に複数の答を持っています。ベストの答を見つけ、よりよい物を作り上げていくことが、エンジニアリングの楽しさだと思います。