最終更新日:2024/6/1

(株)サタケ

業種

  • 機械
  • プラント・エンジニアリング
  • 食品
  • 機械設計

基本情報

本社
東京都、広島県

取材情報

先輩100人100の就活

世界の食文化を支える意義深い事業内容や、オンとオフのバランスがとれる制度が魅力

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先輩社員3名が就職活動を振り返り、サタケを志望した理由を語る

日本で最初の動力式精米機メーカーとして創業し、間もなく創業130周年を迎える株式会社サタケ。食品加工機総合メーカーとして世界での地位を確立した同社で活躍中の若手社員に就職活動を振り返ってもらいました。

■西 亮太(写真中央)
営業統括本部 プラント事業本部 プラント営業部
2021年入社(広島修道大学法学部卒業)

■立神 翔太(写真右)
技術本部 ポストハーベストグループ 調製チーム
2022年入社(福山大学生命工学部卒業)

■檜垣 ひなた(写真左)
経営本部 人事部 人事統括課
2021年入社(安田女子大学現代ビジネス学部卒業)

サタケの魅力とは

「休日が多く自分の時間を楽しめているせいか、社内に張り詰めた空気がなく、心にゆとりをもって仕事をしている人が多いです。雰囲気の良さは魅力ですね」(西さん)
「先輩方の技術力や経験の豊富さに驚かされてばかりですが、後輩の意見も尊重してくれます。自分の案が採用されることが、やる気にもつながっていますね」(立神さん)
「各部署に配属された後のOJT研修の手厚さは魅力です。早い段階で仕事を任せてもらいながら、先輩、上司がしっかりとサポートしてくれるので心強いです」(檜垣さん)

コロナ禍をきっかけに必要とされる仕事、業界を考えて「米」に着目

学生時代は野球中心の生活を送っていました。大学2年生になっても将来したいことが見つからないまま、友達が就職の話をしているのを聞く機会が徐々に増えてきて、自分も何か行動を起こさねばと2年生の冬に留学。アメリカの大学の姉妹校で1カ月間学びました。日本から出て世界を体感できたことで視野が広がり、グローバルな仕事も面白そうだなと考えるようになりました。

3年生になり自己分析や適職診断をした結果、営業職が向いていると分かり、自分でも人とコミュニケーションを図るのは得意だと思っていたので、営業職に絞って就職活動を開始しました。大学までずっと広島で過ごしていたので地元への愛着はありつつ、一度は東京などに出てみたいという興味もあったため、勤務地は問わずに企業を探しました。

私の就職活動中は、コロナ禍でさまざまな活動が制限されていた時期です。仕事のあり方、企業や業界の将来性といった価値観や概念が大きく変化するなかで、「米」という日本人にとって欠かすことのできない主食に関わる機械メーカーだったというのがサタケに興味をもったきっかけでした。加えて、海外でも広く事業を展開していると知り、さらに魅力を感じました。

就職活動中は友人や先輩、大学の就職センターの方たちにエントリーシートを見ていただいたり、面接の練習をしていただいたりと、自分だけでは気付かない客観的な指摘をもらうことを意識しました。面接対策のアプリも活用して練習を繰り返し、おかげで本番の面接では緊張せずに臨むことができました。もう大丈夫と自信がつくまで繰り返し練習することが大切だと実感しました。サタケが第一志望の企業だったため、内定をいただいた段階で就職活動を終えました。

入社後は広島を拠点に東北地方に長期間の出張や、新潟営業所での勤務を経験した後、現在は広島本社で働いています。仕事でなければ行けないような地域を知ることができ、学生時代の留学と同じように仕事を通しての視野の広がりを感じています。

収穫された米が精米され、店頭に並ぶまでに必要なさまざまな機械を当社では扱っており、まだまだ知らないことばかりです。まずは自社製品についての知識を深めつつ、いずれは海外向けの製品を提案するような仕事にもチャレンジしてみたいと考えています。
(西さん)

インターンシップ中に肌で感じた社内の雰囲気や先輩の人柄が入社の決め手

私の実家が広島で米農家を営んでおり、毎年繁忙期に農作業を手伝っていることもあり、地元の広島で就職したいという希望がありました。勤務地を広島に絞ると決めていたので、1年生の頃から就職活動イベントに参加するなど、早いうちから企業を知るための行動を起こしていました。

大学の講義の一環で会社見学に行ったことがサタケとの最初の接点です。家業が農家であり、同時に大学で生命工学を学んでいた私にとって、米や麦などの加工機器、プラントを製造している事業内容には惹かれるものがあり、「広島にこんな会社があったんだ」と驚いたことを覚えています。

会社見学をきっかけにサタケについてより深く知りたいと考えて、インターンシップに参加。穀物分析センターで、機械を通った米の水分量がどう変化するのかを研究する作業を体験しました。仕事内容が面白かったのはもちろんですが、加えて参加して良かった点は、社内の雰囲気や先輩方の人柄を知ることができたことです。社内ですれ違う先輩同士が、例え別部署で面識のない人であったとしても、笑顔で気持ちよく挨拶する光景に何度も出くわしました。学生に対しても親身に接してくださり、先輩社員への質問会で「若手の意見を上司が尊重してくれる」と聞いたことも、入社したい気持ちを後押ししました。

私は人前で話すことが苦手だったため、面接の経験を積むと同時に、サタケ以外にも興味のある企業が見つかるかもしれないと考え、広島で農業や化学に関係するような企業にエントリーしました。しかし、サタケ以上に入社したいと感じる企業はないまま、希望が叶いサタケに内定をいただきました。就職活動を振り返ると、大学の就職課にある資料には、過去の面接でどんなことを聞かれたかなどを先輩方が残していてくれたため、とても参考になりました。就職課をあまり利用しない友人もいましたが、個人的には使わないのはもったいないと思いました。また、説明会や面接で聞き足りなかったことや、疑問に感じたことは遠慮せずに、後から企業に連絡して確認するようにしていました。

入社後は、機械の性能を高めるためのテストチームに加わっています。数カ月単位での試行錯誤を経て、性能アップの調整がうまくいった時の達成感は格別です。先輩のサポートを受けずに自分でテストを任していただけるようにスキルを磨いていくことが当面の目標です。
(立神さん)

自分の気持ちに照らし合わせた企業研究の深掘りによって軸を定める

広告業界への興味から地元企業を紹介する冊子制作の学外プロジェクトに参加したり、海外への興味から外国人観光客のツアーガイドを行うサークルで活動したりと、学生時代はアクティブに動いていました。

就職活動中にしか経験できないチャンスを逃す手はないと考え、積極的にインターンシップに参加しました。製造業、食品関係、人材ビジネスなど、業界を問わずいろいろな仕事を体験しました。元から興味のあった広告代理店のインターンシップにも参加しましたが、何となく「私がやりたい仕事はこれじゃない」という違和感が強くなり、広告業界から視野を広げて考えることにしました。

就職活動中に私が力を入れていたのは、企業研究を自己分析と結びつけて深掘りするということです。興味のある企業のことを研究する際に、ただその企業の情報を集めるだけではなく、なぜ自分はこの企業に惹かれているのかについて、集めた情報をもとに分析することを意識しました。その過程で疑問が生じれば、説明会などで質問して解消するようにしていました。その結果、就職活動における軸が明確となり、エントリーシートや面接の段階で迷うことは少なかったです。

自己分析と企業研究を同時に行うなかで見えてきたのは、何かを発信する仕事がしたいということでした。地元の広島で働きたいという希望もあったため、広島から独自の技術や製品を世界に向けて発信しているサタケの事業内容に興味をもちました。自分の軸と合致していたことに加えて、福利厚生が充実していたこともサタケに入社した理由です。就職活動中は努力し、いろいろな試行錯誤もしたので、入社した企業には長く勤めたいと考えて、職場環境や制度面には注目していました。夏場の週休3日制度や広島本社の社内保育室、男女を問わず積極的に取得している育児休暇など、社員思いの会社であることが感じられる設備や制度が整っていたことに惹かれました。

企業研究に時間を割いたとはいえ、働いてみないと分からないことや、思っていたイメージと異なることは何かしらあると覚悟して入社。しかし、ネガティブなギャップは本当になかったです。当初は自社製品を「発信」する営業職を希望していましたが、縁があり今の人事部に配属。自社の魅力を学生に紹介する仕事も、自分がやりたかった「発信」という軸からはぶれておらず、やりがいを感じています。(檜垣さん)

企業研究のポイント

インターンシップや会社訪問、職場見学などへの参加は企業を知るための有効な手段ですが、参加する前にその企業についての情報を集めておくことをおすすめします。ホームページなどから収集した情報を踏まえてインターンシップや会社訪問を行うことで、事前に知っていた情報と、企業から直接聞いたり、肌で感じたりした情報とのすり合わせができ、疑問点をその場で質問できます。

私は企業研究の期間中、専用のノートを作って、会社訪問などで聞いた内容をその場で書きとめたり、自分のなかでの気付きを書き加えたりしていました。1冊にまとめることで企業ごとの見比べがしやすく、便利でした。

企業研究と自己分析を分けて考える人が多いと思いますが、私はこの2つを同時進行で組み合わせていました。なぜこの企業に興味があるのか、その企業のどんな部分に惹かれているのかを自分の気持ちと照らし合わせて理解することが本当の企業研究だと思います。事業内容や仕事内容など、企業の表面的な情報を得る段階から一歩踏み込んで、自分の気持ちと向き合いながら各企業の研究を深めることで、やりたい仕事、譲れない条件などが定まってくると思います。

経営本部 人事部 人事統括課/檜垣 ひなた

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温かな社内の雰囲気や人間関係はサタケの魅力の一つ。インターンシップに参加経験のある先輩社員は、インターンシップで感じた雰囲気と入社後の印象が変わらないと語る。

マイナビ編集部から

3名の先輩社員に三者三様の就職活動について語っていただきながら、入社後の率直な感想や、イメージとの違いについても話を聞いた。そのなかで、3名が働きながら実感しているサタケの魅力として共通して語られたのが、しっかりと休みがとれてオンとオフのバランスがとれる働き方についてだった。

完全週休2日、年3回の長期休暇に加えて、サタケならではの制度といえるのが週休3日制度の導入だ。今年は7、8月の2カ月間、土日に加えて、水曜、または金曜に休みを取得できるこの制度によってリフレッシュを図り、仕事に全力で臨むことができ、パフォーマンスの向上につながっていると、部署の異なる3名がそれぞれ実体験を交えながら語ってくれた。

「営業先でサタケの社名を出して、話を聞いてもらえなかったことはないですね」と営業職の社員が語るように、100年を超える歴史のなかで培ってきた技術や知名度、取引先との信頼関係はサタケならではの大きな強み。米を中心に食にまつわる製品を約150カ国に流通させているグローバルな事業内容や、部署の垣根をこえた良好な人間関係に加えて、プライベートな時間が確保できる休日制度もサタケの大きな魅力だと、先輩社員の生の声から感じることができた。

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広島の本社を拠点に全国各地に営業所を設置。さらに、アジア、北米、欧州、南米、アフリカ、オセアニアと世界中に営業拠点を開設し、グローバルなビジネスを展開している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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