古河電気工業(株)

　インターネット通信で放送をリアルタイム・効率的に送信する「IP放送」を、総務省令や規格に乗っ取り自社製品及び周辺機器の仕様を開発・提案する仕事をしています。従来のRF方式（放送用の周波数多重信号のまま各家庭に送信）ではなく、例えば皆さんがこのページを閲覧するために使っているIPで送信（≒インターネット通信）する仕組みです。
　普段の仕事として、放送局の設備や、家庭に置かれる再生するための端末（IP-STB）を製造しているパートナー会社のまとめ役となり、最新仕様に則った開発のコントロールや、デモ等の客先への提案活動を行っています。上記のパートナー会社の機器や、自社製品であるPON（CATV事業者に置かれる装置から光回線契約時に各家庭に置かれる端末までのネットワーク）を組み合わせ、実際の放送を流して検証し、開発部隊に仕様をインプットしています。
　少し変わった自分だけの仕事として、趣味のプログラミングの経験を活かしIP放送の検証に役立つアプリ開発を行っています。インターネット上に公開されているソフトでは実現できないことが非常に多く、一からソフトを作り上げるといったこともしています。

１）意見の採用
　仕事に対する意見や提案が反映され、実現した際にやりがいを感じます。
　年次に関係なく意見をはっきりと主張できる文化があり、その意見が妥当ならば採用されます。例として、仕事内容に書きましたソフト開発に関しても、グループ内でプレゼンして評価され採用となりました。

２）プロジェクトリーダー
　様々な案件が存在するため、プロジェクトリーダー等の大きな仕事を任されることも多く、当然ながら多くのことに悩み、判断に苦しむこともありますが、自身の同じグループメンバーだけではなく、同じ課、隣の課、上司に相談・フォローを貰い解決し、作り上げたときの喜び、自身の成長を感じます。

３）出張、顧客との交流
　私の課では、開発だけではなく客先への提案活動やデモンストレーションといった技術営業を行うことが多いです。これらを通してお客さんと仲良くなり、中には完全に意気投合して休日に一緒に焼肉を食べに行くなど友人としての付き合いも増えました。
　また、ケーブルテレビ関係の仕事であることから全国各地にお客さんが存在し、仕事ついでに観光もできるため、旅行や温泉好きの私にとって良い息抜きとなります。

初めは、大学での研究内容と関連性が高い分野をイメージして選考を受けました。内なる思いとしては高校生から続けてきた趣味である情報系・プログラミングでの仕事をしたいと考えていましたが、すべて独学であることや、自身の遊んでいるゲームの補助目的で開発したプライベートなウェブサイトであることから、評価されることは難しいと考え自身で道を閉ざしていました。しかしながら当社面接を通じ、決して私の努力に対して否定することなく、むしろ肯定で迎えていただき、「自身で学ぶことができる力を持っている」「作り上げたものがある」と考えが変わり、自身の可能性を見出していただいたことが決め手となりました。また、他社の面接では吐きそうになるほど緊張していましたが、当社面接では純粋に楽しく、盛り上がり、自身に合った会社だと考えました。「本当はこの仕事をしたいけど、専門性が異なるからやめよう」「面接が緊張してうまく話せるか不安」といった方がいましたら、一度面接を受けてみるとご縁があるかもしれません。当社の事業範囲の多さ、話しやすい環境は保証できます。ぜひチャレンジしてみてください。