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最終更新日:2025/5/9
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部署名分析評価部STG
勤務地東京都
仕事内容TEM
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TEM(透過電子顕微鏡)を用いた分析業務を担当しています。TEMはその名の通り電子を使った顕微鏡で、ナノメートルオーダーのものを拡大観察できる分析装置です。MSTでは、主に半導体関連メーカーのお客様からTEM分析の依頼を頂いています。具体的には、半導体デバイスの断面構造のTEM写真を撮影してデバイスの出来栄え評価を行ったり、製品の不良箇所を拡大観察することで不具合が発生した原因の調査を行ったりします。半導体関連メーカのお客様以外にも、大学や各種研究機関からも依頼を頂いており、幅広い分野のお客様から様々なサンプルをお預かりし、ナノスケールの分析を行っています。通常の分析業務のほかに、入団後2年目からはTEMを使用した新規分析手法の立ち上げも担当しました。また、使用しているTEM装置の保守管理も行っています。最近では電子顕微鏡で得られる画像のデータ解析を推進するチームにも所属しています。
TEMは観察だけではなく、サンプルの結晶構造を解析したり、組成分析や電子結合状態を評価したりと様々な分析を行うことができます。できることの多さに比例して、勉強しなければならないこともたくさんあります。例えば、分析原理はもちろんのこと、分析する対象、つまりお客様のサンプルについても理解がなければ、目的とは全く関係ない的外れな分析をしてしまう可能性がありますし、また、MSTが保有する複数のTEM装置について、装置ごとの性能差や個体差なども把握しておく必要もあります。不足している知識は書籍や論文を調べて補ったり、先輩職員から測定のノウハウを教わったりして、日々自分のスキルを高めるよう心がけています。そうして蓄えた知識やノウハウを駆使して、お客様が必要とする情報を得るにはどうすればいいか考えながら行う分析は、まるでゲームのようでとてもエキサイティングです。
私は学部4年生から大学院まで、電子顕微鏡に関連する研究テーマに携わっていました。実験で様々な電子顕微鏡写真を撮っていくうちに、ナノスケールの世界を実際に”観る”ことができる電子顕微鏡がとても魅力的に感じるようになり、大学卒業後も電子顕微鏡に関連した仕事に携わりたいと考えるようになりました。電子顕微鏡に関連した仕事は、電子顕微鏡を作る仕事と、使う仕事の二つに分けられると思います。前者は装置メーカーのエンジニアで、後者は電子顕微鏡関連の研究者や受託分析会社の分析技術者です。私は電子顕微鏡を使ってどんなことがしたいかを考えた際、作るよりも使う側、なおかつ、いろんな分析対象を幅広く取り扱うことができる仕事がしたいと思い、第三者機関として様々なお客様とのやりとりのあるMSTを志望しました。
MSTでは30歳まで入居できる独身寮が会社から徒歩圏内にあり、ほとんどの職員が利用しています。家賃は寮によって異なりますが、東京都内とは思えないほどの金額で提供してくれています。また、近隣に住む職員を対象とした近距離通勤手当の支給など、手厚いサポートもあり助かっています。電車一本で都心に出ることができる立地も魅力的だと感じています。
MSTではお客様の要望に応えるため、毎年様々な分析装置を導入しています。最新鋭の分析装置と経験豊富な分析技術者が揃ったMSTは、分析技術を極めるうえではうってつけの場所です。分析が好きな人、分析を極めたい人はもちろん、機械いじりが好きな人にもおすすめの環境です。ぜひ一緒に働きましょう!