大阪府警察

現在私は、警察署の地域課員として交番で勤務しています。交番の仕事は、パトロールや巡回連絡、職務質問、交通指導取締りをはじめ、事件・事故発生時に一番早く現場に駆けつけ対応するなど幅広い活動を行っています。中には、関係者の方々の人命に関わる事件・事故もあり、決して楽な仕事ではありませんが毎日必死に現場を駆け回っています。

私が交番で勤務中、高齢女性の息子さんから「母の家に詐欺の電話が掛かってきているかもしれない」という申告を受け現場に向かいました。私が女性宅に到着すると、女性はまさに誰かと電話中で、お金の振り込みに関する話をしていました。私は女性の同意を得て電話を切った後、女性が落ち着くまで話を聞きました。その結果、詐欺電話であることが分かり、被害を未然に防ぐことができました。後日、女性から警察署に「あの時のお礼がしたいので手紙を書きます。」と電話がありました。実際に手紙を送っていただき、手紙には「警察官に話を聞いてもらえて不安な気持ちが和らぎました。ありがとう。」と書いてありました。私がとった行動は警察官として当たり前のことですが、このような感謝の言葉をいただくことで、警察官としてのやりがいをとても感じます。

私が警察官を志望した理由は、幼少期に見た、優しく格好いい女性警察官に憧れ「私もなりたい」と強く思ったからです。中学校、高校、大学時代も警察官になりたいという夢は一切変わらず、就職活動を行う時は警察官一択でした。　　　
また、大学生の時に行った採用説明会で現職の女性警察官の「女性にしかできない仕事はたくさんあり、活躍できる場がある」という話を聞き、人に寄り添い、人のために全力を出せる警察官になりたいと思い警察官を志望しました。

大阪府警察は「西日本最大級の組織」と言われているように、人数もさる事ながら職務内容も多種多様であるため、自分自身の得意分野を活かせる仕事がきっと見つかります。警察の仕事は大変だと思われる方も多いと思いますが、警察官にしかできない仕事や、警察官にしか味わえない達成感や喜びがたくさんあるので、少しでも興味がある方はぜひ警察官を目指してみてください。大阪府警察で一緒に働けることを楽しみにしています。