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最終更新日:2025/4/23
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部署名経営統括本部財務部
勤務地新潟県
入社当初は日々の現金のカウントから始まり、会社の取引(買い物)の記録、その支払いといった業務に携わりました。請求書や帳簿とにらめっこする時間が多く、地味な業務ではありますが、数字を通じて会社のお金とモノのサイクルを学ぶことができました。決算期を迎えると、これまでの取引の結果から会社のお金の使い道や(貸借対照表)、会社にどれだけお金が残ったのか(損益計算書)を集計し、決算書を作成することになります。財務部全体で連携しながら決算業務にあたります。ここまでが財務部に所属した場合、必ず経験するルーチンワークのようなものとなります。その後、決算の結果をどのように社内外に対して表現するか、という仕事に関わっています。当社は上場企業であるため、社外への決算発表が株価や当社の株式を保有する株主に影響を与える場合もあります。また、社内への決算報告は経営層をはじめ、製造・営業部門に会社の業績を共有する大切な機会であり、上司や先輩社員にアドバイスを頂きながら、より分かりやすく・正確に人に伝わる表現方法を考えています。
数字を扱う財務部の仕事は1円の誤差も許されないというシビアな面がありますが、その分だけ部門内で連携して決算書を滞りなく完成させたときに得られる達成感、連帯感は人一倍です。他の部門や会社外部の方々に数字の意味や決算書の説明を行う機会がありますが、経験を重ねるたびに相手の質問の意図に先回りできるようになり、自分の成長を実感できることを嬉しく思います。入社したばかりの私に会社のイロハを教えてくれた人に、今度は自分がこれまで学んできた経験をもとに決算内容の説明をしたときは、しみじみとした気持ちになりました。こういった感傷が次の仕事のモチベーションに繋がっていくと思っています。
私が所属する財務部の雰囲気ですが、普段の仕事中は各々で業務にあたり黙々とパソコンに向き合っているので外からは寡黙な部門だと思われることもしばしばあります。仕事内容も一般的にはお堅い印象ではあるので勤めている人間も同様に見られがちですが、くだらない冗談や馬鹿話で盛り上がる程度に柔らかい雰囲気です。仕事においては財務上の判断や制度の解釈を巡って軽くバトルが勃発することもありますが、先輩・後輩や上司・部下といった垣根を超えて自分の考えをストレートにぶつけることができて、それに対して真っ向からリアクションがもらえる現状の関係性はとても貴重であると感じています。
現在の私の業務は会社実績を報告することに留まっており、その現状の問題点や改善点の指摘、よりよい方法を提案するなどには至っていません。そのためには財務の経験だけではなく、自社製品の生産工程や完成した製品の商流などの内部環境、また、鉄鋼や関連業界の動向、世界経済の状況など外部環境への知見も求められます。常日頃から社内外の情報にはアンテナを張り、自分の頭で理解を深めながら、ゆくゆくは会社が進むべき指針を発信できる財務部門をつくっていきたいと考えています。
財務・経理という言葉から忙しそう、難しそうというイメージを持たれる方は多いと思います。実際、社内でも財務部は大変でしょうという言葉をかけられることもあります。確かに月次の締めや決算期のような忙しい時期はありますが、それが年中続くわけではなく、むしろ繁忙期がいつかはっきりしている分、メリハリがついていると感じています。また、財務の仕事に関わるうえで事前の簿記の知識(資格)は必須ではありません。実際、私も入社するまで簿記の知識は全くありませんでした。知らないことは仕事を通じて知っていけばよく、実務のなかで培った経験が何よりも大切であると感じています。ですので、財務部の仕事に向き不向きや必須の知識はありません。強いていうなら、縁の下の力持ちタイプはやりがいを見つけやすいかもしれません。