(株)ダイヘン【東証プライム市場上場】

産業機械や船舶、橋梁など、大型構造物の生産を行う業界をターゲットとした、新しい溶接機の開発を行っています。私が担当しているのは溶接波形制御と呼ばれる技術の開発で、溶接を行う際の電流・電圧等を緻密に制御して溶接現象をコントロールすることにより、安定かつ高品質な溶接を実現しています。溶接波形制御開発の主担当を任されており、機器系の設計担当者やソフトウェア開発担当者と協力しながら、より良い溶接機の開発に取り組んでいます。

溶接はものづくりにおいて欠かせない技術であり、世界中のあらゆる工業製品や構造物の生産・製造に用いられています。そのため、溶接機の開発に関わることによって、様々なものづくりに間接的に関わることになり、社会に貢献できる仕事として大きなやりがいを感じています。
また、製品開発だけでなく、例えば国内外での学会発表・講演や論文投稿といった研究分野の仕事もあり、様々な経験を通じて多くのスキルを身に付けることができます。溶接に関わる専門的な内容や語学など、多岐に渡る知識が求められますが、日々自分の成長を感じられる仕事です。

なんといっても、ダイヘンが溶接機のトップメーカーであるというのが大きな理由です。私は大学・大学院で溶接を専攻していましたが、溶接機メーカーとしての歴史が長く、極めて高い技術力を持つダイヘンであれば、学んできた知識を最大限に発揮できると考え、この会社を選びました。
もうひとつの理由は、会社の雰囲気です。会社見学や説明会を通して、社員が皆とにかく真面目であるということ、そして、技術を大切にする会社であることがわかり、自分にぴたりとあった社風であると感じました。実際に入社してみて、やはり技術者として非常に働きやすい会社であると強く感じています。