最終更新日:2025/4/7

(株)アップ【ベネッセグループ】

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基本情報

本社
兵庫県
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  • 文学部

教えるではなく「伝える」、覚えるではなく「印象に残る」授業を

  • 上野 柊
  • 文学部
  • 研伸館
  • 高校生・高卒生に地理、中学生に社会の指導をしています

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 地域社会・地域密着型の仕事
  • 人を育てる仕事
現在の仕事
  • 部署名研伸館

  • 仕事内容高校生・高卒生に地理、中学生に社会の指導をしています

現在の仕事内容

とにかく授業、授業の毎日です。1週間のうちに大学受験指導の研伸館、医系受験専門指導のMedi-UP、高校入試指導の開進館の3部門、1府2県にまたがる計5教室を移動しながら高3生、高卒生、中3生の社会科の指導をしています。中3生に向けては地歴公民すべてを講義していますが、高3生、高卒生に対しては主に地理を講義しています。社会は暗記教科というイメージが先行しがちですが、地理は「どうしてこの地域でこの作物が作れるのか」「どうしてこの国でこの宗教の信徒が多いのか」といったような内容を思考・判断する力が問われる科目であり、暗記量はさほど重視されません。よって、一つひとつの知識をただ事実として「教える」のではなく、自分で活用できるように「伝える」、知識を「覚える」ための授業でなく、「印象に残る(残す)」ための授業を心掛けています。授業以外の時間は、授業用教材・校内模試の作成、生徒の質問応対、面談などを行っています。


今の仕事のやりがい

「中3生はこの場面でよく頷いてくれる」「高卒生はこの説明でよく笑ってくれるけど、高3生は反応が薄い」などといった具合に、授業を受ける生徒の学年が違えば、授業に対する反応も違ってきます。当然、高校入試と大学入試では問われる内容も変わってきますので、担当するクラスの数だけ授業の台本を組み上げなければなりません。生徒が何に反応するのか。実際の入試では何が問われていて、それらをどう伝えれば印象に残るのか。これらを勘案しながら授業の台本を練っている「過程」の部分にもやりがいを感じますが、実際の授業で生徒の反応がよくなったり、「先生が授業で言っていたところが出ました!」と、生徒が模試やセンター試験本番の問題を持って報告に来てくれたりという「結果」の部分にこそ、最も大きなやりがいを感じます。


アップに入社を決めた理由

高2から高3までの2年間、生徒として研伸館に通っていました。研伸館で出会った多くの先生方の授業中の立ち居振る舞いの格好良さ、授業外での面倒見の良さに感銘を受け、「将来自分もこんな先生になりたい」と思ったのが教育業界を志したきっかけです。特に、当時から得意科目だった社会科の指導ができる会社に絞って就職活動をしていましたが、やはり「憧れの先生方と同じ教壇に立てる」という魅力は大きく、最終的にはアップに入社を決めました。


最も心に残るエピソード

研伸館のある教室で担当していた高3生クラスの生徒から、最後の授業終わりに寄せ書きをプレゼントしてもらったことです。大学入試を直前に控えた生徒たちが忙しい受験勉強の合間を縫って書いてくれた、心のこもったメッセージ。あまりの感動に泣いてしまいそうになりました。私たち講師は、普段は授業、そして面談では生徒を励まし、ときには叱咤する存在であるべきです。ただこの時ばかりは、講師である私が逆に生徒に励まされてしまいました。忙しくむしろ自分が励ましてほしい時に、私を励ましてくれた生徒の思いに応えるためにも、入試本番までの残された期間、全力で彼らの成績向上に向けて取り組んでいかねば、と気持ちを新たにした次第です。


就職活動中の学生へのメッセージ

皆さんは、これから様々な企業の説明会へ参加し、多くの面接を受けることになると思います。特に第1志望の企業の面接の場では、誰しも激しい緊張感に襲われるでしょう。それは皆さんの「絶対にこの企業に就職したい」という思いが強すぎるせいだと思います。しかし、緊張は面接の場での円滑な受け答えを阻害するものなので、できれば緊張をほぐして面接に臨みたい、と思われる方が大半でしょう。私は、満足いく社会人生活を送れるかどうかを左右するのは、志望順位の高さや企業のネームバリューではなく、 「自分が入社することになった企業でどれだけ自分が努力するか」だと思っています。今でこそ地理をメインに指導している私ですが、実はもともと、日本史を教えたくてアップに入社しています。ですが、目の前の生徒を志望校に合格させたくて私なりに努力しているので、毎日充実した地理講師生活を送れています。自分の頑張り方次第で、どんな場所で働くことになっても幸せな人生を送れるはずです。ですからどうか、「第1志望の会社の面接だから」と、変に力み過ぎないでください。敢えて「力」を抜く方が、自分の「チカラ」が発揮できると思います。応援しています。


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