一般社団法人日本鉄鋼連盟

部署の主な業務は、米国、中国、ASEANなど海外の鉄鋼市場の動向を定点観測し、作成した資料を通じて会員会社に情報共有をすることです。私はインド・韓国担当を経て現在は中国のを担当しています。
資料は月次のものが基本ですが、単発のデータ更新や資料作成にも備えて日頃から鉄鋼市場の動向やデータは追うように心掛けています。パソコンに1人で向かう作業が中心ですが、同僚や上司から思わぬ助言を得られることで進むことも多いです。
やりがいに感じるのは、追っている数字や情報同士のつながりが見えた時です。ある統計に変動があって、その背景を考えて他のデータや情報を当たっていると気がついたら時間が過ぎていることもあります。

私自身の話をしますと、学業やアルバイトとの両立に加え、何をすれば結果が出るのかが掴めず、就職活動には苦戦したのが正直なところです。相談や愚痴で息抜きできることもある一方、相手が既に内定を持っていて自分は持っていない状況では辛いかもしれません。
受験と違ってエントリーするのは無料なので、体調と相談しつつ試行回数を増やすのも一案です。例えば製造業と聞くと馴染み深い電機メーカーがありますが、消費者には直接は触れない鉄鋼業、更には今ご覧頂いている鉄鋼業の産業団体もあり、エントリー先は多種多様です。当連盟にご興味を持って頂ければなお嬉しいですが、学生の皆さまに良いご縁があることを願っております。