最終更新日:2025/4/25

(株)日立産機システム

  • 正社員

業種

  • 重電・産業用電気機器
  • 機械
  • その他電子・電気関連
  • 精密機器
  • 機械設計

基本情報

本社
東京都
PHOTO
  • 10年目以内
  • 数学・物理系
  • 技術・研究系

CAEを用いた試作前評価による高効率化の推進

  • T.T
  • 2018
  • 大阪大学大学院
  • 基礎工学研究科 システム創成専攻 修了
  • グローバルエアパワー統括本部 グローバル開発統括部 相模開発設計部
  • 【設計開発】オイルフリースクロール圧縮機の改良・開発・特許

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • 形の残る仕事
  • 環境・エコロジーに携わる仕事
現在の仕事
  • 部署名グローバルエアパワー統括本部 グローバル開発統括部 相模開発設計部

  • 勤務地神奈川県

  • 仕事内容【設計開発】オイルフリースクロール圧縮機の改良・開発・特許

現在の仕事内容

スクロール圧縮機の性能向上案に効果があるのか、原価低減のための構造変更によって不具合は生じないか等を、試験・解析で検討しています。検討結果をグループ内でレビュー・議論し、以降の方針を決定します。
また、CADを使用して図面作成も行っています。従来品改良・新製品開発の双方に携わっていますが、いずれも図面は必須です。


担当製品/技術的な特徴

オイルフリースクロール圧縮機を担当しています。
工業機械・食品包装機械・窒素ガス生成、研究所や歯科医院などの低振動・低騒音・オイルフリーが必要な場所など、様々な場面で活用されています。

同じ圧力の圧縮室が、吐出し口に対して対称に作られるため、他の圧縮原理(往復動型 etc.)と比較して振動・騒音が抑えられるという特徴があります。
また、圧縮室のシール、冷却などに油を用いておらず、完全オイルフリーであること、他社と比較して高効率であることも特徴です。


この会社に決めた理由

「流体力学の知識を活かせる仕事」を軸にして就職活動を行っていました。
研究に時間を割きたかったため、日立産機含め3社(他2社は空調)に絞って選考へ参加し、面接時に「CAE推進に力を入れている」という話を聞き、興味とマッチしたことから、当社を選択しました!


私のベストジョブ

CAEを用いた試作前評価による高効率化です。
スクロール圧縮機では、圧縮室を構成する2つの渦巻き状の部品が、圧縮熱により複雑に変形しています。この複雑な熱変形を加味した上で、これら2部品のギャップが数十μm程度となるよう設計する必要がありました。
かつては試作機を製作して調整していたのですが、近年はCAEを活用するようになり、試作レスで設計することが可能となっております。実際に私が熱変形をシミュレーションした試作機は、従来より高効率な性能を発揮いたしました!


今後成し遂げたいこと

CAEの浸透です。
CAEの活用自体は私の入社以前から始まっていたものの、活用しているのは主に解析専任者のみでした。
現在では、少しずつではありますが、シミュレーションを活用する設計者が増加しつつあります。この流れを加速して、将来的には、解析担当ではない設計者が、試作前の検討用ツールとして気軽にCAEを使えるようにしていきたいと考えています。


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