静岡県信用保証協会

保証審査業務を担当しています。申込みをいただいた中小企業者の財務内容や事業の将来性、資金計画の妥当性等を中心に審査を行い、保証承諾の可否を判断することが主な仕事です。基本的には書面審査ですが、新規に利用いただくお客様には直接お会いしてお話を伺うこともあります。
また、今年度より創業担当として初めて事業を開始される方の保証審査を行っています。創業される方は、これまで抱いていた夢を叶えたいとの思いから金融機関に借入の相談しており、公的な機関として資金調達をサポートできた時にやりがいを感じます。特に、店舗を構えて開業された場合には、客としてお店を訪問することにしており、こだわりの食事や商品、内装等を見た時にやりがいを強く感じます。

地域社会に大きく貢献している仕事が魅力的だと感じたためです。私は高校までは静岡で暮らしていました。大学は東京に行き、将来的には東京での生活を漠然と考えながら、これといった就活の軸もないまま物流系の会社を中心に就職活動を行っていました。就職活動を行う中で、父親から当協会のことを教えてもらい、なんとなく静岡の企業で唯一エントリーすることにしました。これまでの人生では全く知らない会社でしたが、調べていくうちに公的な保証人という存在意義に惹かれ、生まれた地に貢献したいと強く思うようになったのを今でも覚えています。特に、営利目的ではなく、中小企業者という地域社会になくてはならない存在をサポートできるということが一番のポイントでした。

魅力は周りからのサポートが厚い点だと思います。上司や先輩はどんな些細なことでも質問すれば丁寧に教えてくれる親切な方ばかりなので、とても働きやすいと感じています。また、入協してから、今まで数々の先輩職員に指導をしてもらい、仕事面だけでなく、人間としても成長することができたと感じています。年の近い先輩や後輩とも気さくに話せる関係で、よく食事に行くなど、コミュニケーションをとる機会も多く、働きやすい環境が整っていると思います。

目標は、保証審査業務において一人前だと思われるようになるということです。現在3年目という節目であり、初心を思い出しながら仕事に励んでいます。保証審査は知識はもちろんのこと経験も必要であり、自分自身の評価はまだまだであると思っています。今後、4年目以降は異動の可能性があり、保証審査から当分離れる場合もあります。そのため、3年目が終わるまでに保証審査に関しては一人前程度まで育ったと周りの職員が感じるような存在になれるよう努力したいと思っています。また、異動後は、新しい環境で自分の幅を広げられるように仕事に取り組みたいです。小さい組織ではありますが、業務は多岐にわたるため、様々な部署で知識経験を身に付けながら、会社そして地域社会に貢献したいと思っています。

就職活動は自分自身と真剣に向き合えるいい機会だと思いますが、正直、就職活動中は自分が何をしたいのか、将来的にどのようになりたいのかはぼんやりとしか考えられませんでした。就職活動のことを考えれば考えるほど漠然とした不安に押しつぶされそうになり、メンタルがおかしくなりそうだったのを思い出します。将来的に後悔することがないように諦めずに頑張るのは大事ですが、時には距離を置くのも大切だと思うので、焦らずに一歩ずつ進んでください。そして就職活動が終わったら、自己PRやガクチカなどをすべて忘れて残りの学生生活を思いっきり楽しんでください。