最終更新日:2025/4/30

東京東信用金庫(ひがしん)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 信用金庫・労働金庫・信用組合
  • 銀行(地銀)
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

”総合職育成プログラム”を通じて信用金庫の基礎を学ぶ!

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1年間で幅広い業務を経験し、キャリアの土台を築くプログラム

ひがしんの総合職育成プログラムとは、事務課、融資課、預かり資産研修、営業課同行研修を経験し、お客さまに信頼される職員へ成長するためのプログラム。受講中の新入職員とOJTの先輩職員に話を伺った。

(写真左から)
■熊倉 幸希さん/営業課係長(OJT)/2016年入庫
■池上 月乃さん/お客様サービス担当(新入職員)/2024年入庫
■佐々木 菜緒さん/融資課主事補(OJT)/2019年入庫
■中里 ひかりさん/事務課証印席(OJT)/2017年入庫

ひがしんの魅力って?

「人の優しさです。仲間への思いやりがあって、困りごとがあれば周りが親身に相談に乗ってくれます。和気あいあいとした雰囲気なので相談しやすい職場です」(中里さん)
「年齢や勤続年数にかかわらず、職員の頑張りを認め、意欲に応えてくれるところです。若手のうちからやりがいのある仕事を担い、成長を実感できます」(佐々木さん)
「プライベートを大切にできる環境です。私はまもなく半年間の育休に入り、家族に寄り添う予定です。職場の上司も、育休取得を快く後押ししてくれています」(熊倉さん)

【事務課】信用金庫の基本業務を学び、責任の大きさを実感

池上:音楽大学出身の私は、金融について教わった経験がなく、入庫後の総合職育成プログラムを通してゼロから学んでいるところです。約3週間の新入職員研修を受講後、最初に配属となった事務課では、2か月半かけて支店での事務処理や窓口でのお客さま対応に携わりました。伝票の作成や手続き処理などに加えて「札勘」と呼ばれるお札を数える業務も経験。入庫前には知り得なかった裏側を知ることに面白さを感じつつ、お客さまからお預かりしたお金を取り扱う責任に気が引き締まったことを覚えています。

中里:事務課は信用金庫の基本であり、池上さんが確実に業務を遂行できる職員になれるよう、チェックを徹底することの大切さを強調して教えました。池上さんは、不明点があれば自分から積極的に質問し、知り得たことをこまめにメモへ書き込んで整理していました。学ぶ意欲が高く、成長が早いタイプだという印象を受けました。

池上:中里さんは、わからないことばかりの私に対して、伝票の見方から丁寧にわかりやすく教えてくださいました。また中里さんは、ファイナンシャル・プランナーの資格をお持ちで、幅広い知識を生かしながら活躍されています。そのため、私もその間近で業務を経験しながら知識を広げ、確実にできることを一つずつ増やしていこうという気持ちで臨みました。事務課の後、融資課の業務や預かり資産研修を経験したことで、事務課で学んだ「確実な業務遂行」がすべてのベースになっていることを強く感じています。

中里:事務課へ配属になった当初の池上さんは、お客さまからの電話を取り次ぐ際、自分で内容を咀嚼しきれていない様子も伺えました。でも、10か月経った今では、自分なりにお客さまに確認すべきことを確認したうえで、電話を回してくれます。そうした成長ぶりを見るにつれ、うれしく感じています。池上さんは、これから営業課同行研修がスタートするタイミング。お客さまのご要望やお悩みに対して臨機応変に対応していくにあたり、事務課で学んだ基本を大切にしてほしいと思います。そして、お客さまからはもちろん、金庫内外から信頼される職員へ成長してほしいです。

池上:ありがとうございます。先輩からの温かいお言葉が励みになります。

【融資課】一つずつステップを踏みながら専門的な知識を習得

池上:事務課の次に配属となったのは融資課です。4か月間にわたって佐々木さんに付き、個人・法人のお客さまに対する融資の受付から審査、実行に至る流れや、融資審査に必要な書類の作成、決算書の見方などを教わりました。初めて見聞きする用語や書類ばかりで、覚悟はしていたものの「学ぶことが多くて大変」と痛感したのが配属当初の正直な印象です。

佐々木:融資を通してお客さまの経営や生活を支援するのが、融資課の役割です。その過程では専門性の高い知識が求められ、慣れないうちに苦手意識を持ってしまいかねない面もあります。そうならないように、池上さんには一気に知識を詰め込むのではなく、まずは決算書の読み方をじっくりとひも解き、次に数字の意味や分析するうえでのポイントについて理解を広げてもらうといったように、一つずつステップを踏みながら教えるように心がけました。

池上:例えば、住宅ローンの融資には抵当権の設定が重要になるなど、融資においては土地や建物などの不動産がかかわってくることも多く、必要な知識が広範囲におよびます。しかし、佐々木さんの配慮のおかげで「何から学べば!?」と混乱せず、関連する知識を順序だてて増やすことができました。

佐々木さん:池上さんは私の説明を待つのではなく、不明点があれば自分で率先して調べ、用語の意味まで丹念に掘り下げてくれていました。そのうえで私に質問してくれたので、理解が早く、新しい知識をどんどん吸収して成長する姿に頼もしさを感じました。

池上さん:自分から進んで調べるきっかけは、配属当初に佐々木さんからいただいたアドバイスです。その心がけを大切にしてきたことで、例えば決算書についても、配属後しばらくは何をどう見ればいいのかがわからない状態でしたが、徐々に項目や数字の意味がわかりはじめ、決算書の内容からお客さまの経営状況を読み解けるようになりました。融資課での経験を通して「お客さまをどのように支援できるか」という視点も意識するようになり、これから始まる営業課同行研修に生かしたいと思います。

佐々木さん:池上さんは何事にも真面目で、人当たりもやわらかく、周囲に慕われるタイプ。2年目以降、営業課として活動し始めてからも、今のスタンスを持ち続けてほしいですね。

【営業課】営業課同行研修を通してお客さまとの会話や振る舞いを吸収

池上:10月まで融資課の業務を経験後、11~12月の2か月間は「預かり資産研修」を受講しましました。投資信託や保険などの金融商品について学ぶカリキュラムで、研修と並行して事務課や融資課の業務についても随時担当し、業務スキルの向上に努めました。そして、2025年1月から、営業課同行研修がスタートします。

熊倉:営業課同行研修とは、営業課の先輩職員のお客さま訪問に同行し、お客さまとのやりとりを直に見て学んでもらう研修です。研修期間は1~3月の3か月間。営業課には池上さんと年次の近い先輩職員も多く、お客さまの雰囲気に応じてフランクに雑談したり、きっちりと丁寧な対応を心がけたりと、それぞれが自分なりのスタイルを見出しています。

池上:さまざまな先輩の営業活動を間近で見て、自分なりにお客さまが笑顔になっていただける接し方を身につけたいです。ただ、私に先輩たちのような臨機応変な対応ができるのかと、不安もあります。

熊倉:大丈夫です。いきなり対応力を身につけようと考えるのではなく、まずは先輩職員のお客さま先での振る舞いやマナー、コミュニケーションの取り方などを見て吸収してほしいと思っています。お客さまとの雑談についても、先輩たちの振る舞いが参考になるはずです。

池上:熊倉さんの営業活動に同行できることも楽しみにしています。熊倉さんは普段、どんなことを心がけて営業活動を行っているのですか?

熊倉:信頼関係を築くことですね。お客さまの課題解決をサポートするのが、私たち営業課の大きな役割です。しかし、お客さまが抱える課題にはセンシティブなこともあり、信頼できる相手でないと打ち明けてくださらないこともあります。まずはこまめに訪問し、お客さまにとって有益な情報を提供し、信頼関係をコツコツと築く。その積み重ねによって「実は相続に悩んでいて、力になってほしい」などのご相談につながっていきます。

池上:そうした姿を間近で見て学び、まずは真似することから始めて、自分なりのスタイルをつくっていきたいと思います。そして、事務課、融資課でお世話になった先輩方のように、自分から課題を見つけ、行動することを意識し、お客さまに信頼される金庫職員を目指します。

学生の方へメッセージ

私は幼い頃からピアノに励み、音楽大学でピアノを専攻しました。しかし、就職先として考えたのは金融業界。祖父が金融業界で働き、いつも勤勉で聡明な祖父の姿に憧れを抱いていたからです。なかでもひがしんに決めたのは、人に惹かれたから。選考過程でお会いする職員のみなさんとリラックスして話ができ、就職活動の相談にも親身に応じてくれました。

私のように金融に関する知識がなくても、業務を広く経験しながら知識を広げることができます。信用金庫の業務やしくみを知れば知るほど「もっと知りたい」という意欲が掻き立てられ、金融の知識は自分の人生にも役立つので興味を持って学べますよ。

就職活動では、周りが内定を獲得したという話を聞くと、つい焦ってしまうこともあると思います。私がそうでした。ですが「人は人、自分は自分」と気持ちを切り替え、納得のいくまで活動した結果、ひがしんと出会うことができました。「ひがしんから内定をもらったよ!」と祖父に伝えると、泣いて喜んでくれたことを鮮明に覚えています。

みなさんも自分の軸を大切にして臨めば「ここで働きたい」と思える企業と出会えるはずです。それがひがしんだったならうれしいですし、入庫していただけたなら、私も先輩の一人として惜しみなくフォローしたいと思っています。(池上さん)

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2024年入庫の池上さん。「就職活動中、時には気分転換もしながら、自分の軸を信じて進めてください。学生のみなさんの頑張りを応援しています」とエールを送ってくれた。

マイナビ編集部から

今回は入庫1年目の池上さんを中心に、総合職育成プログラムを通した成長の歩みにフォーカスした。池上さんは慣れない業務に直面しながらも、先輩たちの親身なフォローのおかげで成長を重ねる様子が取材を通して伝わってきた。先輩たちも池上さんの成長ぶりに目を細め「お客さまに信頼される職員になってほしい」と期待を込める。こうした関係性に、ひがしんの人にやさしい社風が伺える。

ひがしんの経営理念は「縁 あたたかく-人へ・街へ」。人と人をつなぎ、街に活気をつくるという思いが込められている。その理念をまさに体現するように、職員のみなさんは地域のお客さまに寄り添い、資金調達や事業承継、住宅ローン、ライフプランなど、さまざまな相談に応じている。信用金庫は株式会社の銀行とは異なり、地域の人たちが会員となって相互扶助を目的とした組織であり、地域の利益が優先される。そのなかでも、ひがしんはより深く地域に根差した信用金庫といえよう。

営業課・熊倉さんが「お客さまが内に秘めた悩みにも手を差し伸べ、解決の力になる」と言うように、職員一人ひとりがお客さまのために尽力し、その積み重ねが地域からの厚い信頼につながっているのだろう。池上さんもそうした職員になれるよう、総合職育成プログラムにチャレンジする。じっくりと成長をめざす池上さんの姿に、学生のみなさんも自分を重ね合わせ、入庫後のイメージを広げてほしい。

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池上さんが所属する西小岩支店の職員のみなさん。溶け込みやすい雰囲気で、子育て支援などの福利厚生も整い、安心してじっくりとキャリアを育むことができる。

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