最終更新日:2025/5/9

国立研究開発法人理化学研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人

基本情報

本社
埼玉県
PHOTO
  • 5年目以内
  • 法学部

わからないからこそ興味深い。それが私の入所動機。

  • 大河原 涼
  • 2008年入所(新卒)
  • 法学部 法律学科 卒業
  • 契約業務部 契約第1課
  • 契約に関する業務全般

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 研究をメインにする仕事
現在の仕事
  • 部署名契約業務部 契約第1課

  • 仕事内容契約に関する業務全般

就職活動時、「理研に入所しよう」と思った決め手はどのようなところでしたか?

 就活では、「社会に貢献できる」「社会を支える」といった仕事ができる業界や会社を志望し、その点に絞った就職先選びをしていました。就活中に理研を知り、その歴史や科学技術を通して社会に大きく貢献している点に魅力を感じていました。神戸の研究所を訪問させてもらったときに、例えば、体脂肪を燃やす「ヴァーム」のように、私たちの生活の中に入り込んでいる製品の中にも理研の基礎研究が役立っていると知り、身近に感じたことも強く入所を志望するきっかけでした。また、入所後に自分がどのような仕事をするのかがまったくイメージできなかったことも、興味を深める大きな理由の一つになりました。


入所から現在まで、どのような部署で、どのような業務を経験してきました?

 入所から3年間は、人事部職員課で給与、社会保険、退職金などに携わり、支払業務や個別の相談業務を行っていました。例えば、研究者の方は海外から来られたり、海外へ出て行かれたりするケースが多いので、その場合の社会保険や税金はどうするのかといった相談の対応などです。法律や規定に則って解釈される結果を、個々人にどう当てはめれば問題解決に結び付くのかなど、柔軟に考えることの重要さと日々の勉強の大切を学びました。
 現在、担当しているのは、個別の契約案件や総括的な契約の問題について。契約にはルールがたくさんあるので、研究者に負担をかけないためにはどうしたらいいのかといったお手伝いをしています。


今までで一番印象に残っている業務上のエピソードを教えてください。

 契約業務部に配属されて間もない頃のこと。「こういうケースは法律的にどうなの?」と、民法の所有権に関する見解を求められたことがありました。私が法学部出身だということと、人事部時代にも法律解釈に関わってきた経歴があったからでしょうが、まだ3年目である私を頼ってくれたことがとてもうれしかったことを覚えています。理研は短いサイクルで部署間をローテーションしていくことが多いのですが、それぞれの部門で仕事が完結するのではなく、一本、筋を通した仕事もできるのではないかとも思った事例でした。
 自分が積み重ねてきたものが、どの部門にいても必ず生きてくるケースがある。それが仕事の面白さだと思います。


同僚・上司・研究者との関係など、職場の雰囲気を教えてください。また、理研の魅力はどこだと思いますか?

 大所帯の部署があまりないこともあって、組織はとてもコンパクト。課長・部長にまで話を持っていくためには何人もの稟議を回さないといけない、といったことがまったくなく、上司までの距離がとても近いのが特色です。事務部門自体も多くないので、横の連携が強く、何かあった時にはスムーズなコミュニケーションが図れるのも素晴らしさだと思います。逆に、理研が大きくなるスピードに組織体制がついていけず、各個人の能力と対応力により大きな期待が求められている点には大変さを感じます。
 環境に関しては、とても恵まれていると思います。緑の多い構内は、四季折々の季節感に溢れ、とても清々しいです。コンクリートジャングルの中に建つビルで仕事をするのとは、気分的に大きく違いますね。


文系出身から見た理研の事務系職員とは? また、就活中の学生のみなさんにメッセージをお願いします!

 理化学研究所という名前から、文系出身者にとっては遠い存在というか、まず「理系のことなんかわからない」という思いが先に立ってしまうと思いますが、決してそうではないということを申し上げたいです。確かに、理系の人が大学や大学院で積み上げてきた知識と対等に渡り合うことはできないかもしれませんが、文系には文系の強みがあります。だからこそ、実際に多くの文系出身者が理研で活躍できているんです。
 私は「わからないからこそ興味を持った」という理由で理研に入所しましたが、それから3年。担当してきた仕事に関して頑張ってきましたが、まだまだ理研が行っていることは奥が深いし、多彩な仕事があって全体を理解するところまでには至っていません。でも、さまざまなチャンスをもらえる環境にありますから、これからもっと自分からアクションを起こすことで、好奇心と行動力を発揮して、勉強を続けながら理研と関わっていきたいと思っています。


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